織座ジロウ


ジロウの魅力について、かなりがんばって妄想膨らまして考えました。



クラッシュギアについて

クラッシュギアターボとは、ギアと呼ばれるマシンをリング内に投げ込み、相手のマシンをリング外に弾き飛ばす未来の(?)ゲーム(スポーツ?)である。俺はここ数年見たアニメの中で、クラッシュギアターボは最もよく出来たアニメだと思っている。そもそも、初めはジロウのキャラ目当てで見始めたのだが、ストーリー進行やキャラクターが非常によく出来ていて、はまってしまった。製作者が「巨人の星」を目指して作ったと言っているだけあって、スポ根の要素が多分に含まれている。
主人公は真理野コウヤという、偉大なクラッシュギアファイターを兄に持つ出来の悪い少年。そのコウヤが、トビタクラブというギアクラブで、ジロウ、クロウド、キョウスケ(あとマネージャのカオルと、オーナー代理のリリカさん)といった、一癖も二癖もある仲間たちとともに成長していく物語だ。

さてジロウであるが、彼はデブキャラに入るのか、ちょっと微妙な体型だ。体は大きいのだが、太っているというよりも、ガッチリしているという方が合っていると思う(ガッチリ萌えですかね)。そういう意味では、俺としては萌え要素はちょっと控えめなのだが、シリーズ全体を通してみると、非常に魅力あるキャラクターだった。主人公のコウヤや、ヒッキーのキョウスケとの絡みも非常にうまく出来ていて、回を増すごとにどんどんになったキャラといえる(前半の噛ませ犬的立場がウソのようだ)。
ということで、今回はそれほど萌えは意識しないで、ジロウというキャラクターを考察していこうかと思う。


アンパン大好き

ジロウの設定でおもしろいのは、アンパンがめちゃ好きというところ(アンパンといってもシンナーではないので注意)。この手のキャラクターは、伝統的に大食漢だったりするわけだが、何でもむしゃくしゃと食うというわけではなく、アンパンだけ好きという設定が、妙な親近感を持たせているんだと思う。

それにしても、アンパンというのが不思議な設定だ。70年代のアニメだったらアンパンが好きでも分かるのだが、どうして、いまの時代にわざわざ"アンパン"にしたかねー。製作スタッフにぜひ聞いてみたいところだ(普通だとハンバーガーなどのファーストフードになりそうなの感じなんですけどね・・・)。アンパンを出すことによって、ちょっと3枚目的なものを出したかったのか? しかもアンパンが好きといってもめちゃ好きで(30個をペロリってスタッフもやりすぎ)、将来は糖尿病になるのではないかと心配だ。

ところで、当の本人はアンパンが好きだということを隠している。さすがに今の時代に、小学生でアンパンが好きというのは本人にも抵抗があるということなのだろうか?(そもそもいまどきアンパンが大好きで、よく食べている人なんて、大人でもいないぞ)。
ところが、情報は筒抜けのようで、みんなジロウがアンパンを好きなのをなぜか知っている。第2話でアホなコウヤが全校生徒の前で、ジロウがアンパンが好きなことを思いっきり全校生徒の前で暴露してしまった。

そのあとは、なし崩し的に「隠している」という設定などはどこかに行ってしまって、トビタクラブのメンバーは、堂々とジロウにアンパンのお土産を買おうという風になっている。さらにシンガポールにいったときは、ジロウは寝言で「アンパンの具がカレーってのはどういうことですか!!」などと叫んでいたり、アンパンに対する照れは、いつのまにか無くなったようだ(そもそも第3話でリリカさんにバレた時点で吹っ切れたのかもしれない)。

このアンパンネタは意外にも最後まで続き、カルロスとの決戦でジロウが負けたときに、コウヤの手作り(これが重要)アンパンを食べながら男泣きするというシーンが非常に印象的だった(コウヤの愛を感じる場面です!)。ジロウ以外で、アンパンをこれほど感動的なものにしたキャラクターというのは、アニメ史上にも見当たらないと思うが(ある意味、ここまでアンパンにこだわったスタッフもすごい)。
(「それ行け!アンパマン」の方が、もしかして感動的なのかな?)


リリカさんとの微妙な関係

ジロウがトビタクラブに入った理由は、実に単純。リリカさん(トビタクラブのオーナー代理)に一目惚れして入会したのだ。もちろんそれ以前にコウヤの犯罪的勧誘があったわけだが、ブチキレ寸前までいったジロウは、リリカさんをみた瞬間、何事も無かったかのように「俺、最初からこのクラブ入りたかったんですよ〜」と入部してしまう(ものすごい一目惚れです)。コウヤがジロウを勧誘する場面で全体の9割を裂いていた第2話は一体なんだったのかというすごいオチである。ところが、リリカさんはどうみても高校生というよりは、熟女の魅力(どうみても高校生にはみえん。さらによくみると頭の形もヤバイ)。ジロウは意外と年上の女性が好みだったということだろうか。

最終的にリリカさんとジロウはどうなるのか?と興味深く見守っていたのだが、どうやらリリカさんは死んだユウヤにまだ未練があるみたいだった(もしくは万願寺)。ジロウはリリカさんに、満足なアピールもせずに終わってしまったのは残念。たぶんリリカさんは、ジロウが自分のことを好きなのは分かっていたのだろうが、高校生が小学生を相手にするわけもなく(リリカさんがデブショタだったら話は別だが(ぉぃ))、ジロウにとっては幼い日の憧れのお姉さん(おばさん←ぉぃ)ということで終了になってしまったようだ。


ジロウの古傷

本編では、コウヤとキョウスケの成長ぶりが非常に目立つため、ジロウは地味で、あまり成長もなかったように見える。元々、ジロウはリトルリーグで、チームの輪の大切さや、他人との接し方を自然に学んでいたので、トビタクラブの中でも他の3人のメンバーをまとめるような役割だった。ある程度精神的には成熟していたように思える(他の3人がすごすぎたというのもあるが)。

しかし、ジロウには他人には触れて欲しくない傷があった。ジロウの部屋にあるトロフィーやカップをみると、彼はリトルリーグ時代には大活躍していたようだ。しかし、ある試合で肩を痛めてしまう。日常生活には支障はないものの、もう2度と野球ができない体に・・・(小学生でこの設定もすごいなぁ)。ちょうどその頃に、両親の仕事の都合でカナダへと引っ越したようだ。

あまりケガの話は克明には描かれていないが、野球ができなくなったジロウのショックはどうだったのか? おそらく相当に落ち込み、悩んだのだとは思う。しかしこのケガ、手術をきちんとすれば、完治するケガだった。「もう一度、滝と野球ができたならば、俺は野球を選ぶ!!」みたいなこと言っていたくらい、ジロウは野球が好きだったのに、どうして手術をしないで放っておいていたのだろうか?

その理由は本編から推測するに、2つ見つけることができる。まず、手術が大変な上にリハビリも必要なこと。そしてカナダでクラッシュギアに出会ったこと。この2つの理由でジロウは肩のケガをごまかしながら生活していたと思われる。悪くいうと、手術から逃げていたということにもなる。

肩のケガやリトルリーグのことを忘れかけたある日、ジロウはかつての親友に出会う。同じリトルリーグでバッテリーを組んでいた滝ヒロオミが、マイティギアズの一員として目の前に現れたのだ。


しかし、滝ヒロオミとの対戦で肩の痛みが再発してしまう。これがきっかけとなり、滝との約束で肩を手術をすることに決めたジロウ。だが、ジロウの古傷はそう簡単には直らなかった。リハビリを経て直ったはずの肩だったが、恐怖心はジロウからは消えない。以前のように全力でギアをリリースできなくなてしまう(つーか、ギアって肩に負担がかかるほど、重いのか?)。ジロウの苦悩はあまり深くは描かれてはいないが、滝との再戦するまでずっとジロウは一人で悩み続ける(このあたりの心の葛藤は、もっと深く描いてほしかったところですね・・)。
そんなジロウを立ち直らせたのは、あのコウヤだった。いつもコウヤの世話ばかり焼いているジロウが、逆にコウヤの一言で恐怖心を振り切ったのだ。コウヤはジロウの「怒ると見境いがつかなくなる」性格を実にうまく突いたのだ。この2人はお互いの性格をよく知っていたのである。いつもジロウがリードしているような関係なのだが、意外にも2人でお互いに成長しあっていたということなんだろう。


ギアファイターとしての腕

ジロウが当初使用していたギアは、レイジングブル。闘牛というよりはクワガタをイメージしたギアで、カナダのギアマスター、アレックスボーグによって作られた。アレックスは元はコウヤの兄であるユウヤのチームメイトで、ガルダイーグルの製作者。おそらく物語中でシェーン(ギアゴッド)に次いでギアマスターとしての腕は確かなのだと思う。ところが、鳴物入りでトビタクラブに入部したジロウではあったが、実力のほうはさっぱりダメで、序盤は哀れにも噛ませ犬状態だった。必殺技のハリケーンクラッシャーが通用したのは最初のコウヤくらいで、あとはなんだかんたでハリケーンクラッシャーがつぶされる場面が続出(キョウスケ、滝、中部のチビにまで潰される始末)。アレックスのギアの性能は悪くないと思うので、ジロウのギアファイターとしての腕がついていっていない状態だったと考えるのが妥当だろう。 万願寺の記念パーティでブラッド・フィンチャー(こいつもハリウッドの忍者スターなどといって、かなり怪しかったが・・)に完膚なきまでに叩きのめされた後、ジロウに確変が起こったのか、突然勝負強くなる。
新しいギアであるレイジングブリッドはそれまでのギアに比べて強度が大幅にアップされ、VTシャーシの特性をいかしたスタイリッシュなマシンに変貌した。いまひとつレイジングブルが格好よくなかったので、ジロウファンとしてはレイジングブリッドの洗練されたスタイルはうれしかった。ジロウはレイジングブリッドの相性は抜群だったようで、レイジングブリッドはカルロスと対戦するまで一度も負けることはなかった(特に、ブラッドとの第2戦目は、スタッフの悪ふざけが過ぎたのか、とんでもない攻防が連発し、ジロウのベストファイトと言ってもいい)。レイジングブリッドの驚異的な強さは、ジロウとアレックスが一緒になって開発した結果なのだろう(ちなみに前のレイジングブルは、アレックスが勝手にジロウのために作ったギア)。やはりギアは、ギアマスターと、ギアファイターの視点を取り入れてこそ、最強のマシンが完成するということなのか。


ジロウとコウヤ

ジロウを語る上で、主人公のコウヤの存在は絶対に欠かすことは出来ない。ジロウはトビタクラブでは、コウヤのチームメイトでもあり、兄貴的存在でもあった(体格差&兄弟シチュ萌えですな)。DVDの解説によると、当初は万願寺がトビタクラブでコウヤを育てるというストーリーだったらしいのだが、万願寺は自分のクラブ(万願寺クラブ)を作ってしまったために、どうしてもコウヤを育てるような存在が必要になり、ジロウというキャラクターが後から作られたらしい。

主人公のコウヤは登場時からそのヘタレっぷりで大人気のキャラだった(2ちゃんねる方面だけ?)。偉大な兄をもつコウヤは、クラブの他のメンバーからは、万願寺から優遇されているとヤッカミが絶えない。コウヤにクラッシュギアの実力は全くないのでならさらだ。
第1話で万願寺から「腑抜け男」だの「君とは住む世界が違う」だの散々ひどいことを言われたのに(こんなことを言う万願寺もおかしいですけどね・・)、へいこらと土下座するヘタレっぷり。その後も、コウヤはとんでもないことを次々とやらかすトラブルメーカー。一歩間違えれば犯罪という方法で仲間を勧誘していたし、優勝賞品を中身なしの箱だけで大会を開いたり、クラッシュギアで猿に負けたり、こんなやつが最後に世界チャンピオンになっていいのかというほど、伝説的なバカっぷりを次々に披露していた。

こんなコウヤがジロウを勧誘したときのエピソード、第2話は爆笑だった。ちょっと振り返ってみよう。


第2話 あんぱんファイターを探せ!より

海浜小学校の校庭にて、ジロウをメンバーにしようと手紙を送ったコウヤだが、誤字を修正されて「出直して来い」というジロウの返信に対して、校庭のど真ん中で一人叫ぶ(←この時点でおかしい)。

コウヤ「織座ジロウ、出て来い!」(←いきなり大声で叫ぶな)
コウヤ「あんぱん30個の織座ジロウ、出てこ〜い!!」(←アンパン言うな!)
コウヤ「無駄な抵抗はやめて出て来い!あんぱんジロウ!!」(←無駄な抵抗?)
ジロウが走って突進し、コウヤの襟首をつかむ。
コウヤ「うわっ」
ジロウ「お、お前・・お前が俺に手紙をよこしたのか?」
コウヤ「誰だ、お前は・・?」(←ジロウを忘れるなっつーの)
ジロウ「このおおバカヤロウ!お前を助けた命の恩人を忘れて、なんてことぬかすんだ!」(←第1話でビルから落ちそうになったコウヤを助けてます)

コウヤはジロウを真剣に仲間にする気があったのか甚だ疑問である。


つづいて、コウヤがジロウの家に勧誘に行ったときに、万願寺クラブの勧誘が偶然やってきた場面。勝手にインターフォンにでるコウヤ。

勧誘員「万願寺タケシの遣いで参りました。ジロウ君にお会いしたのですが?」
コウヤ「あ、僕がジロウだけどね。万願寺クラブに入る気はないからね。帰りなさい。ご苦労さん」(←鼻をつまみながら声をかえて)
勧誘員「コラッ、ちょっと待てよ!お前パーティの時に万願寺さんと話し合いに応じると言っただろうが」
コウヤ「気が変わったんだよねー。ホント言うと、ボクあんぱんにしか興味ないんだよねー。変なヤツでしょ、変だよね〜」(←本当にこいつアホです)
ジロウ「誰だ!そこで俺の名前を語っているのは!」(←ジロウがちょうど帰ってくる)
コウヤ「ひえ〜」(←そのあと逃走。逃走だけは速い)

こんなバカ丸出しのコウヤを、ジロウは弟のように世話を焼くようになった。おもしろく感じるのは、第2話でジロウはコウヤのことを嫌がっていたのに、第3話からは突然、常に行動を共にするようになったところ。「入部したからには、お前の世話は俺が全部みてやる!」と心に誓ったのか分からないのだが、ヘタレたコウヤの一番のよき理解者として影ながらずっと物語を支えていた。シャイニングソードブレイカーを開発するときも、自分の肩の問題はさておき、コウヤのために一緒に悩んでいた(自分勝手なキョウスケやクロウドとはえらい違いだ)。ジロウがコウヤを肩車したり、頭をグリグリしたり、駅弁抱っこするのは、なかなか萌えのシチュエーションです。

ちなみにジロウがいなかったらコウヤは確実に破滅していただろうと思うのだが。


ジロウとキョウスケ

クラッシュギアで最大の問題児だったのは、なんといってもキョウスケ。小学生にして人間不信、引き篭もりと最悪の状態である。キョウスケはそもそも一匹狼的なところがあったが、クロウドとの事件のあと、ますます人間を信じなくなり、序盤では「人間なんて誰も信じちゃいけないんだー!!」なんてセリフを堂々と吐いたり、子供向きアニメでこんなに病んでいるガキを出して倫理上問題がないのかと、かなりヤバイ感じだった。
このキョウスケがどう変わっていくか、これがクラッシュギアの1つの見所であった。実はキョウスケを変えていったのは、けっこうジロウの力が大きかったと思っている。序盤では全く会話のなかった2人。イリュージョンカップでは、キョウスケのあまりの身勝手さに、パンチを一発お見舞いしているが、キョウスケはジロウとまともに喋ろうとはしなかった。むしろ面倒なヤツと思っていたようだ。同じチームメイトなのに、前半30話くらいまで全く接点がないというのも物凄い

キョウスケは前半の最後で、ガルダフェニックスをコウヤのために作り、少しずつだが人間を信じるようになってきていた。そして、アジアカップが始まり、海外に移動したときに、ジロウとキョウスケの間に、小さな友情の芽が生まれる。キョウスケがビートルダッシュホイールを取りに行ったときの話だ。


第30話 唸れ!ビートルダッシュ!!より

テメナンガンクラブに勝手に潜入し、相手に見つかったところを、ジロウにかばってもらたキョウスケ。帰りの電車の中で。
キョウスケ「むかつくぜ、あいつら。頭っからスパイだって決め付けやがって」(←お前が悪いだろ)
ジロウ  「お前の態度もよくないぞ。自分のことだけしか考えていない」(←その通り!)
ジロウ  「つくづくお前はキャッチボールが下手なんだな」
キョウスケ「え?」
ジロウ  「心のキャッチボールだよ」(←心のキャッチボールキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!)
キョウスケ「心のキャッチボール?」
ジロウ  「お前は自分以外の人間を石ころやロボットとでも思っているんじゃないのか?」
ジロウ  「みんな心をもった人間だぜ。自分の思いをちゃんと投げれば、しっかり受け止めてくれる」(←滝と実証済み?)
キョウスケ「・・・・・」


いかにも野球をやっていたジロウらしいセリフである。
このときから、キョウスケは少しずつではあるが、ジロウと心が通い始める。ビートルダッシュの話でキョウスケはなにか変わり始めたのだ。アジアカップの決勝では、自分のためではなくチームのための勝利を考えるようになったし、ブラッドに破壊されたジロウのレイジングブルを修理するとまで言い出した(それまでキョウスケは、コウヤのギア以外は全くみようとしなかった)。

そしてジロウのことを単なるおせっかいで邪魔者だと思っていたキョウスケは、だんだんとジロウの包容力に信頼を寄せるようになる(徐々に体格差萌えもでてきました)。世界大会ではジロウの試合には常に一緒にいたし、キョウスケがクロウドと戦ったときにも、ジロウはキョウスケに暖かい言葉をかけている。

そして、ジロウとキョウスケが本当に1つに結ばれた(いや、トビタのメンバ全員の心が1つに結ばれたと言ってもいい)のが、最後の最後、あのクロウド不戦敗の話である。キョウスケとジロウの友情は最終的にここに集約していただろう。

第62話 黒い森のギアマスターより

クロウドのシューティングファントムが故障し、ある工房で修理を終えたキョウスケとジロウ。しかし、帰りのバスが渋滞となり、なぜか崖道を2人で通って会場までたどり着くシーン。ジロウは、ケガをしながらもキョウスケを元気付け、最後にはおぶって(!)会場へ向かう(手と手をつなぎながら・・まるで兄弟か恋人のよう)。

ジロウ 「ハァハァ、会場が見えたぞ!キョウスケ!」
キョウスケ「え・・・あぁ」(←ジロウの肩でずーっと眠っていたキョウスケ)
ジロウ 「よーし・・・・・・うぅ足が・・・・」(←足のケガ限界)
キョウスケ「ジロウ!! お前ケガしてたのか!」(←今頃気づくな!)
ジロウ 「すまん・・これ以上は無理みたいだ・・ここからは1人で行け!」(←カッコイイです。1度は言ってみたいセリフ)
キョウスケ「お前を置いて行けるかよぉぉ」(←前半のキョウスケからは信じられないセリフです!)
ジロウ 「バカヤロウ!何のためにここまで苦労したんだ! 早くいけ!」(←キョウスケを背負い投げでぶん投げました)
キョウスケ「ジ、ジロウ・・うぅぅ」(←涙を拭きながら走るキョウスケ)


昼ドラ真っ青なベタなシチュエーションではあるが、もしここまでクラッシュギアを見てきた人ならば、このシーンは絶対にジンとくるはずである。あそこまで人間を信じなかったキョウスケが、ジロウを信じ、そして涙を見せる(ここでキョウスケはジロウに対する愛が芽生えました←妄想です)。この話は今見ても泣けてきます。ジロウが真の漢に思えた感動の話です!!

ちなみにジロウがいなかったら、やはりキョウスケもヒッキーから立ち直れなかったかもしれない。



天田さんの声がすばらしかった。デジモンフロンティアの純平と同じ人だが、新世代のデブキャラ声という境地を開拓したんじゃないだろうか。


萌え

ということで、ジロウの萌えは他のキャラクターとくっついて初めて成立という気がする。ジロウ+コウヤの擬似兄弟萌え、ジロウ+キョウスケの友情萌えというところか。物語随一の美少年、滝ヒロオミもアリかとは思うが、完全に801になるので、これはちょっとパス。あと、オレンジ色のダラッとしたTシャツも個人的には好きだったりするのだが・・。(^^;


おまけ:ジロウの技特集

クラッシュギアターボでは、派手なCGを使った技が登場する。各人必殺技をもっており、最初は竜巻がでたり、ちょっと分身する程度だったが(←これでもおかしい)、ドラゴンやフェニックスが召還されたり、化け物がでてきたり、もうめちゃくちゃな状態だった。

ジロウには数々の技があったのでそれをみてみよう。(ちなみに全部乾電池で動いているおもちゃです)

ハリケーンクラッシャー

スピンブロックの衝撃を利用して回転数を増し、その勢いで竜巻を発生させる技。相手を竜巻の中に封じ込め、そのままリングアウトさせる。ジロウの基本技。実はあまりこの技で相手を倒したことはない。


ストームクラッシャー

ハリケーンクラッシャー発動後、逆回転してもう1つの竜巻を作り出し、さらにそれらを合体させて倍のパワーを持った竜巻にする技。対滝ヒロオミ戦でのみ使用された。逆回転の竜巻だと打ち消されそうな気もするのだが。他の試合で見られなかったのが残念。


グランドスラムハンマー

VTダッシュから、スピンブロックを使ってVTスピンに高速に切り替え、そのまま回転。半分浮いた状態で相手に突撃して弾き飛ばす技。回転の空気のCGが美しい技。離れている敵にも有効。コウヤとのダブルの連携技もあった。


グラビトンバスター

対リーチュン戦で使用。ダイガフォースのロープ縛り攻撃(ちょっとエッチ)から脱出するために使った技で、上空から落ちるところを、一定時間で突起するスパイクに相手をぶつける技。


グレートハリケーンクラッシャー

レイジングブリッドにグランデュオというホイールを装着させ、一時的にパワーを増幅させることによって、最強の竜巻を作り出す技。会場全体に風が巻き起こるほどの威力で、ギアをリングアウトさせる。ただし、エネルギーの消耗が激しく、長時間は使えない。ブラッド戦で使用され、忍法ステルスハイドで消えたギアを実体化させた。


スピントリックスクリュー

親友の滝ヒロオミの必殺技をジロウが真似た技。ブラッドに追い詰められたジロウが、グレートハリケーンクラッシャーの後に、高速に相手にギアを叩きつけるために、使用した。スケボージロウは爆笑だった。


ハイパーローリングアタック

ジロウ最強の技。グランデュオを使って横方向に高密度な竜巻を発生させる。その威力はシャイニングソードブレイカーを打ち破ったほど(ちなみにシャイニングソードブレイカーを破ったのは、他には万願寺とハインリッヒのみ)。



使用している画像、台詞等は「クラッシュギアターボ DVD Vol.1,2,4,6,7,16」より引用させていただきました。著作権はバンダイビジュアル、株式会社サンライズに帰属します。

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