性格
純平の性格はムック本によると、「お金持ちの1人息子で、わがままなところがあるがやさしい」とある。「わがまま」で「やさしい」!? 一見すると相反するように思えるこの性格だが、純平の性格を一行に無理矢理まとめるとこうなるのだろう。
純平の性格はけっこう複雑に思える。「お金持ちで1人っ子でわがまま」。デジタルワールドに来た頃の純平は、まさにこの性格を地で行く少年だった。第1話から第4話では、デジモンに進化して活躍する拓也や友樹に、露骨に嫉妬! 第2話では自分がヒーローになれなかったことのヒガミからか、さっさとデジタルワールドから帰ろうとする。
さらに1人で帰るのが嫌なので、友樹を説得して一緒に帰るという姑息さ。自分がデジモンに進化できないので、「人間がデジモンになるのはゴメン」とか「ヒーローなんてかっこいいもんじゃない」とか、ともかくスピリットを得られなかった理由を必死に正当化しようとしていた。帰り道を教えるためにバグモンをチョコレートで釣ったり、トレイルモンにまでチョコレートで釣る始末。挙句の果てには、第8話のデジモン小学校でツノモンを生徒の仲間にしてあげるために、チョコレートで生徒を平然と買収!。わがまま爆発で、完全にヘタレまくっていた。
純平の「お調子者的性格」は、いきなり出会った泉に一目惚れする場面からも伺える。感受性が多感な時期なのかわからんが、泉のためだけに冒険についていくと言い出す始末。たしか、「泉ちゃんのためなら死ねる!」みたいなセリフまで飛び出していたような?しかし、第2話ではその泉を置いて帰ろうとする純平。一体、純平の性格ってどうなっているのか。「泉が好き」というのは、「純平=楽天的でお調子者」という性格をまず視聴者に植えつけるための初期設定だったとしか考えられない(最後まで泉に固執していたわけでもないし、おそらく純平は女の子には誰にでも優しいと予想)。
ということで、表面上は「わがままでヘタレている」純平。
では純平の「やさしい」部分はどこにあるのか?
デブキャラというのは、その微笑ましい体型からか、チームのギャグメーカーだったり、物事を深く考えないマイペースのキャラクターが多い。純平も他聞にもれずに、3枚目っぷりを披露していたわけだが、第24話で純平が実は友達で悩んでいたことが発覚する。陽気でおちゃらけたキャラなのかと思えば、意外と深刻な悩みを抱えていたのだ。
純平はわがままで他人のことをあまり顧みないのかと思えば、実は主役5人の中で、一番人懐っこくて寂しがり屋な性格だった。友達が出来ない故に、心の中では友達を大切にしたいという願望に溢れていた。時折見せる、純平のちょっと照れた笑顔、たとえば第5話でコクワモンにみせた優しい笑顔がそれを象徴している。
純平は本当はみんなに対して素直な気持ちで接したかった。しかし、年上の自分からアプローチをかけていくことに抵抗がある。プライドもある。そして照れくさい。「友達なんて・・・」と大人ぶってみるものの、やはり心の中では人に優しくしたい。このあたりの純平の葛藤や心変わりはあまり表現されていないのだが、物語前半と後半で純平は変わっていった。
それは純平と拓也の関係を追っていくと一番分かりやすい。序盤は対立ムードだった拓也と純平。しかし、第24話で仲間を信頼することが自分に一番欠けていたことだと気がついた純平は、拓也を「信頼できる友達」であるとはっきり認めるのだ。そのあとは拓也や輝二にスピリットを託すようになったことからも、仲間意識が変わり、本当の純平の姿が少しずつ見えるようになったと思える。そして、「泉が好きだから」というデジタルワールドに来た動機も変わっていき、自分がデジタルワールドで本当にやらなくてはいけないことを見つけていったように見える。
しかし、各話で脚本家のコンタクトや意思疎通で取れていないのか、純平の優しさが明確に表現されなかったことが残念だ。突然友樹に根性論を言い出したり、拓也と輝二の関係を泉に冷静沈着に諭したり、突然「みんなを守る!」とか主役級にカッコよく目立ったり、このアンバランスさだけはどうもいただけない。一般層からみると、「純平って、最後までなんだかよくわからない性格」と思われても仕方がない。
きちんと物語全体を通して、純平の成長を表現していれば、もっとわかりやすかったと思う。つかそれくらいやれよな!
純平の成長と活躍は第24話の「対決、ボルケーモン」の話でほとんど終了し、その後は比較的落ち着いたポジションに収まった。はっりいってしまうと、居ても居なくてもあまり変わらない存在になってしまったのだ。純平ファンとしては本当に残念。これは許されない(大和屋さん以外)。純平ファンは、第24話で終了という人も多かったんじゃないのかな(その第24話も俺にしてみれば、内容はいまひとつどころじゃないんだが)。
純平と拓也
純平にとって拓也は年下。しかし、純平を差し置いて拓也の方が5人のリーダー格である。どうして年下の人間が自分に命令するのか。そしてリーダーとして活躍してしまうのか。純平はそんなに拓也に嫉妬する。
序盤の純平は泉にアピールするために、なんとか自分が活躍しようと必死だった。そのために1人で空回りしていたり、自分の思い通りにいかないことは拒絶したり、反抗したり、非協力的なところが多々見られた。
純平にとって、拓也は自分にないものをたくさんもっていた。自分のようにデブではない。スマートでサッカーもうまくて、キラキラと輝いている。おまけに自分はうまく作れない友達を簡単に作ってしまう。まさに純平が理想とする人間がそこにいたのである。だから純平は余計に拓也に対して対抗心を燃やしてしまう。だが、純平は純平であり、決して拓也になることはできない。
拓也は拓也で熱血漢な主人公だったが、純平よりも大人だった。主役の割には、暴走せずに踏みとどまっていたし、どちらかというと純平の方が毎回なにかやらかすのでは、というトラブルメーカーになっていた。実際にこの役割って拓也の方になるべきだったと思うんだよね。脚本家の手腕がうまくなかったということだろうか。
拓也が純平に対して好意的だったのかと問われると、これまた明確にYesと答えられない。
ただ、この2人は信頼できる仲間になったことは確かである。友情の大切さに気がついた純平は少しずつ拓也に打ち解け始める。そして、デジタルワールドが危機に陥るという急展開も相まって、親密度はさらに増していくことになる。皮肉なことに、デジタルワールドが危機に瀕するほど、純平と拓也を固い友情で結ばせる結果となったのだ。よくあることだが、最初はそれほど仲良くない人間関係でも、仕事や部活など1つの目的に向かっていると、いつの間にかその人のことが分かり、仲良くなることがある。「デジタルワールドを救う」という目的に向かって邁進した2人は、いつのまにか仲良くなっていたというのが本当のところなのではないだろうか。
人間界に戻った2人は連絡はたまに取り合っているだろうが、毎日電話で話すほどの仲のよさがあるかと言われれば微妙なところである。拓也は拓也の、純平は純平の生活をそれぞれ営んでいるように思える。
雑学&手品
純平は雑学好きで、手品がうまいという設定がある。第2話では風の吹く方向から出口を探したり、デジモン小学校での授業や友樹をリラックスさせるために手品を披露したりする。外見とは裏腹に意外と手先は器用なようだ(最後のほうでは、ロケットの設計までしたりして、もはや雑学というより天才科学者並になっていたような?NASAで働けるよ!)。せっかくおもしろい設定があるのに、使った場面はわずかだった思う。もっと雑学を活かして拓也たちをリードしたりする場面が欲しかったと思う(手品で敵を混乱させたりとか、無理があるか・・)。
しかし雑学や手品は、純平の真の趣味ではないように思える。純平は相手を自分に惹き付けるための手段として、手品や雑学を学んでいた可能性が高い。友達がいなくて寂しくて、なんとか相手の目を自分に向けさせるために、家で健気に手品の練習をしたりしていた・・・なんて意外と寂しい学校生活を送っていたのかも。純平の本当の趣味ってなんだろうか(食べることとか、昼寝だったら萎えます・・)。
裏設定
2ちゃんねるで見たのだが(俺はカキコミしてない)、純平の設定には「両親が不仲と思っている」というのがあったらしい。この話が本当かどうかはわからないのだが、もしそうならばもっと純平を活かしたドラマ展開ができたはずだ。ただ、両親が不仲というのはけっこう深刻な問題な気もする。そもそも両親話は輝二、輝一の話と思いっきりかぶっちゃっているし。もうひとつの友達の問題も泉と思いっきりかぶっているんだよね〜。この2つを同時に純平に設定してしまったら、純平が主人公になってしまうではないか!!いや、純平妄想派としては、そのほうがいいんだけど。
せっかくこのような設定があるのだったら、それを活かしたドラマ作りをしてほしかった。本当に残念だ。やはりデブ少年が主役級に活躍することは、今の世の中では無理なことなのだろうか?第24話も、ブリッツモンに進化したのまま話が進んだのも、デブの純平が1人でずっと画面にいるのを避けたかったという、美男美女信望者のスタッフのせいかもしれない。本当にそうなら「ふざけんな」ですね・・。
ブリッツモン&ボルグモン
純平の進化は、人型では雷のブリッツモン。ブリッツモンの登場は第5話で、仲間の中では最も遅かった。ブリッツモンは5人の人型デジモンの中でも最も万能型。パワー、飛行能力、防御において、アグニモンやヴォルフモンを圧倒していた。最後まで進化できなかった分、得をしたようだ。その能力の高さは第6話ではっきりと証明され、グロットモンに全員ボコボコにされる中、唯一空を飛び回りながら大活躍をみせていた。最後まで進化できなかったのは、純平の業(ゴウ)のせいなのか試練だったのかわからないのだが、逆にいえば、第4話まで純平の心の動揺が表現できていてよかったと思う。
さて、俺がちょつと気に食わないのが獣型のボルグモン。外見はガンタンクようで、キャタピラで移動するために、ブリッツモンのような俊敏な移動能力がない。防御力とパワーはありそうだが、同じパワー系の友樹のブリザーモンと被ってしまい、いまひとつパワーがすごいという印象はない。防御能力もいまひとつ?である。後半も純平がブリッツモンに進化することはあっても、ボルグモンにわざわざ進化することはあまりなかったように思える。要するに、ボルグモンがあまり使える要素がなかったのである。
せっかく純平はパワー型なのだから、そのままパワー型は純平1人に任せて欲しかった。友樹の獣型はもっと非パワーのものにして、ボルグモンに圧倒的にパワー+飛行能力を与えて欲しかったと思う(後半はダブルスピリットや、ハイパースピリットエボリューションで出番が極端に減ったのだから・・)。
そもそも、純平や泉にハイパースピリットエボリューションは無理としても、ダブルスピリットエボリューションはやってほしかった。別にできないネタではないと思うし、つーか、やれよな。あまりに拓也と輝二と純平たちの能力に差がつきすぎて、25話以降は純平ファンとしてはいても立っても居られなくなってしまった。
服装
純平といえばツナギ。ツナギといえば純平というほど純平のイメージを固定してしまった青いエロいツナギ。神的アイテムだった。
最近思うのだが、ツナギを着ていない純平を想像できない。普通にポロシャツやセーターを着ていたら、相当萎えるという極論に達するほど、純平のツナギ姿は脳を直撃するエロさと可愛さを兼ね備えていた(本当に物事の道理を極めたデブショタ専スタッフが紛れていたとしか考えられませんね・・・)。
実際、このツナギ考えた人まじで誰よ?「キャラクターデザイン:中鶴勝洋」とあるからこの人か?いや、純平のデザインをするときだけ、中鶴勝洋にデブショタ専の何者かが乗り移っていたに違いない!
んで、このツナギ。チャック1つで股間まで一気に脱がせることが可能。さらにツナギの下にあるオレンジ色のTシャツ。これが見えそうで見えない。下半身はたぶん純白のブリーフなのだと思う(本編には出てこないのでわからないが、絶対にグンゼのブリーフと信じてます!)。青いツナギにオレンジのTシャツのマッチングは実にすばらしい。これでもかっ!というほど服装に関してはほぼ完璧に決まっている。あ、でもオーバーオールの純平もちょっと見てみたいな(←どっちだ俺・・・)
デブショタキャラもいろいろと見せ方があると思うのだが、ツナギを着せたキャラは、自分の中では「ダッシュ四駆郎」にでてきたタンクロー以来である。タンクローの場合は、メカニック的な要素が入っていたので分かるのだが、純平は何のためにツナギを着ているのかね?純平の趣味なのかなぁ。デブを少しでも隠すためだろうか。
ツナギのほかには海水浴のときに、海パン姿が披露されたが、あの海パンはないだろう? デブは乳房がでかいから18禁指定で胸の露出は抑えられたのか?ちゃんと上半身裸でピチピチのスクール水着か競パン履けよ!←ォィ。
おしり?
純平の魅力の一つが、でかいお尻である。普段はあまり気づかないのだが、転んだり、後ろ向きになったりすると、お尻がアップになって、これがまたでかい! 素敵なお尻です。触りたくなるね。スタッフはここまで尻を強調する必要があることを認識してやっていたんだろうか?これはかなりキケン(目の保養)ですわ。毎回お尻が出るのが楽しみでした。
チョコレート
純平はいつもツナギの中にチョコレートを隠し持っている。チョコレートは自分が食べるのはもちろん、他人やデジモンをチョコで釣って仲良くなったりと、さまざまな利用法をしているようである。さらに「純平=甘えん坊=チョコレート」というイメージを定着させるのにも、一役買った見事なアイテムだった。
拷問シーン
第23話でメルキューレモンに囚われの身となった純平と泉と友樹。ここぞとばかりにラーナモンに拷問に遭うのだが、純平だけは拷問(くすぐり攻撃)を受けていない!泉や友樹は服をめくられてお腹をくすぐられたり、やられたい放題だったのに、どうしてそこで純平を脱がさないんだ〜!? デブが喘ぐ姿は見せたくないというのか!一番重要なのに!
視聴者妄想としては、純平のチャックをひっぺがして、Tシャツ脱がしてコチョコチョとくすぐって欲しかったのに・・(いや、パンツまで脱がして・・・ォィ)。そのあとラーナモンからジェラシーレインを受けて、服が破れるのかと思いきや、ただ「うわーっ」とうめくだけ。うめかないよりはいいが、ジェラシーレインなんだから服溶けろ! せっかくの拷問シーンなのに残念でした。純平はこんなところでも冷遇されているなぁ。
怖いもの
純平が世の中で一番怖いものの1つが「雷」。しかし、純平が進化するブリッツモンは雷の闘士だった。泉には「雷が怖いのに雷の技を使うなんて・・」とバカにされていた。自分の怖いもの、嫌いなものに進化して戦うというおもしろい設定。これは何を意味するのか?
純平はブリッツモンに進化することによって、まるで別人のように勇敢に戦うことができる。ヘタレていて、戦う勇気がありそうもない純平が、ブリッツモンに進化したときは勇ましく、頼りがいのある男になる。平然と雷を武器として使うことが出来るのだ。つまり、自分の最も苦手なものを克服することによって成長するという、「雷」は純平にとって1つのキーワードだったのかもしれない。
進化シーン
純平の進化シーン。5人の中で一番最後ということもあって、どういうポーズになるのか興味深かったのだが、1回転しながらのバンクとなった。まず、手を交差するようにデジバイスを持ち、そのまま左手を前に突き出す。デジコードが浮かび上がったところで、1回転。純平の広い背中がバッチリ見られるというおまけつき。さらに進化中は服が破けて、見えそうで見えない裸。みんなコマ送りしてみていたんだろうなぁ・・。w
純平の悩み
純平は一見悩みもなく能天気にみえるが、「友達」のことでずっと寂しい思いをしていた。デジフロは友達で悩んでいる子供が半分以上いる。それは泉と友樹。ちなみに輝一、輝二は兄弟と両親で悩んでいた。主人公の拓也は、なぜかなにもない気がする。
純平の友達関係というのは泉のそれや、友樹のそれともちょっと違っていた。泉は他人に合わせるのが嫌だった。友樹はいじめられっ子で、その原因は自分のわがままだった。純平はというと、モノでしか友達を作ることしかできない悲しい性格だった。実際にはモノでしか友達を作れないというか、友達の作り方が分からなかったのだろう。だから、チョコレートや怪獣カードで人を惹き付ける。しかし、いつまで経ってもそのあとが続かない。
「モノで友達を釣っても友達なんかできない」なんて当たり前のような錯覚があるが、実際の世の中ではそうでもない。友達の定義にもよるが、何も持っていない人間には、人は集まらない。集まるとしたら、よほど人徳がある人間だろう。人はなにかの恩恵に預かりたいと心の中で常に思っている。人が集まるというのは、その人間が他人には持っていない魅力やモノを持っているという場合が実際には多い。だからモノで人と接近するというのは別に悪いことではないし、みんな普通にやっていることだと思う。
ただし、それだけは友達にはなれない。要はモノを通していろいろと話をしていくうちに、友達になれるかが大事なのである。それはその人の性格や、お互い合う合わないといった複雑な要素が絡み合うのだろう。
純平の場合はモノで人を釣っても、そのあとに会話が続かないタイプだったと推測できる。わがままな部分がそれを阻害していたのかもしれないし、自分の本心を話す勇気がなかったのかもしれない。"本当の友達"というのは難しい。モノでは本当の友達はできないかもしれないが、モノをキッカケにして本当の友達を作り出すことは可能だと思うのだ。純平の場合は第24話「対決!ボルケーモン」のところで勝手に問題提起して、あっという間に自己解決してしまったのだが、そんなに簡単に解決するものなのだろうか?。難しいテーマだからこそ、もっと突っ込みようもあったと思うのだが、残念だ。
どうしてデジタルワールドへ行ったのか?
これも明確に語られていない。ムックでは「泉がすきだから」と書いているが、それはトレイルモンに乗ったあとの話で(つまり後付け)、乗る前にはなにかの理由があったはずである(やたらと「泉が好き」とムックとかパンフレットに書いているのがけっこうムカツク。なんか他に書くことないのかよ!と突っ込みたくなる)。拓也は理由を「行かなければならないような気がした」と説明している。友樹は「無理矢理乗せられた」のである。輝二は「運命」だ(かっこいい)。泉は「おもしろそうだから」。では、純平は? オファニモンに導かれことはあるだろうが・・。やはりそれまでの純平のさまざまな家庭環境、友達関係を考えないと分からない。しかし、これは本編では語られていない部分なので妄想するしかない。
純平の両親が不仲であるという設定が生きているとすれば、純平の家庭でなにかしらのトラブルがあったと考えられる。純平はその現実から逃避するためにデジタルワールドへ向かったと妄想できる。
家庭は問題ないとすれば、友達とうまく接することが出来ず、これまた寂しい思いをしているところにオファニモンからゲームを進められて、たまたま来てしまったとか・・。やはり謎な部分の1つとしか言いようがない。
声
純平の声は天田真人さん。一人で純平、ブリッツモン、ボルグモンとこなしていた。ブリッツモン&ボルグモンのときの声は低音で、同じ人とは思えない迫力を出していた。アグニモンの竹内順子なんて全然変わってなかったから(爆)、やっぱ天田さんはナイスだったと思う。ただ、序盤はまだ純平のイメージが掴めていなかったのか、ちょっと「激闘!クラッシュギアターボ」のジロウの声に近かったように気がする。ブリッツモン&ボルグモンが登場してから、差別化を図ろうとしてのか、純平の声がどんどん幼く可愛くなっていたのがよかったと思う。
最後に
純平は、近年全くみかけなくなったデブショタキャラの代表格のようである。「純平が一番好き」というので、だいたい年齢が分かるというか。おっさんだと「ゲッターのムサシ」とか「グランのガス」、「レッツゴーのホァン」。ちょっと若い兄ちゃんだとゴウザウラーの「金太」。そして10代になると「純平」、「海野千太」のようだ。俺はみんな好きだ。それは、純平が昔のキャラクターにはない、また別の魅力を十分秘めていたからである。ただ物語的には少し冷遇されていたように思うので、活躍できなかったのが残念なところ。青いツナギは永遠に語り継がれるでしょう。
使用している画像、台詞等は「デジモンフロンティア DVD Vol1,2,6 東映 2003年」より引用させていただきました。著作権は株式会社 東映に帰属します。