ネオ剴小説(1)


この話は原作に沿っていません。パラレルになります。基本的な登場人物は、アニメに沿ってますが、作者の妄想がいろいろと入ってますので。アホエロ陵辱小説になる予定です。苦情は受け付けません(←ぉぃ)


登場人物

大道剴。ネオゲッターロボ(ネオベアー号)のパイロットで、巨漢で力なら誰にも負けない。

ガリレイ長官。技術・科学部門でメカザウルスの開発などを主に担当するデブ専。


森の木々が、無残になぎ倒されている。
その中に、何百メートルも続いている、地面がむき出しになった直線。
どうやら、戦闘機が不時着したときに、削られた跡らしい。
その先頭には、煙を吹いた戦闘機が横たわっている。


コックピットの中に暖かく降り注ぐ日差し。
「う・・ううっ・・」
その中で、1人の巨漢の青年が頭を抱えている。
コックピットに座るには、あまりに窮屈な体躯。
相撲取りのように大きい。
「痛ってて・・・」
体に似合わない小さなヘルメットをとると、そこには中学生のような童顔があった。
その瞳に、まだあどけなさを感じる。
「おい、こちら剴だ。ごう! 聴こえるか!」
「〜〜〜〜〜」
森中に響き渡るような大声で、無線機に叫ぶ。
「號、聴こえたら返事してくれ! どうやら不時着しちまったらしい」
しかし、スピーカーからは異音が聴こえるだけで、人間の声が返ってくることはなかった。
(全然通じないや。無線が壊れたのかなぁ。あー腹減った・・)
ぎゅるるっと音を立てる大きなお腹。



「よっこらせっと・・」
無線が通じないと分かった剴は、しかたなくコックピットから降りる。
その巨体は、ズシンと森に地響きが起こるような音を立て、大地に降り立つ。
「さてと、ここからどこに向かえばいいんだ・・?」
剴はあてもなく、森を歩き出した。
(あ〜あ、困ったな・・。メカザウルスと戦っているうちに、敵の変な光線浴びちまって、
 操縦不能に陥ったことまでは覚えているんだけどなぁ・・・)
後ろを振り返ると、煙をモクモクと出しているネオベアー号。
(號と翔も無事だといいんだけと・・・。アイツらに限って、死ぬわけないか)
剴は、早いところ森を出て、連絡が取れる家か電話を探そうと彷徨い歩いた。


←それらしい場面があったので入れてみましたw

森の中は日差しが降り注いでいるが、まだ冬で肌寒い。
しかし、剴の緑色のパイロットスーツは、どんな環境でも耐えられるような特殊素材でできている。
寒さなどほとんど感じない。
剴は、肩を落としながら、森の中をズシンズシンと歩いていく。
(あ〜、本当に腹減ってきた・・・)
そのとき、なにか銃声のような音が、森の中を響き渡った。
(な、なんだ!?)
剴はその音の方向へ、太った体を揺らして走り始めた。


しばらく森の中を走ると、なにやら奇妙な格好をしたバケモノがマシンガンを持って立っている。
「な、なんだぁ、コイツ!?」
爬虫類と人間を掛け合わせたような奇妙な生物。
直立歩行するトカゲとでも、言えばよいのだろうか?
その姿を見た瞬間、剴の優しい目が、鋭く険しいものに変化する。


←またまたそれらしい場面をつなげてみましたw

「てめぇ、恐竜帝国の生き残りだな!」
恐竜兵士は、剴に気がついたのか、驚いて振り向いた。
そして、銃口を剴に向ける。
「グググ、こんなところに隠れていたか、ゲッターのパイロット!」
「別に隠れてねぇ。道に迷ってただけだ」
剴は少しおとぼけ気味に話すと、拳をギュッと握りしめる。


恐竜兵士は、身長が2m近くはあるだろうか?
さらに爬虫類らしいガッチリとした皮膚に覆われている。
とても強そうだ。
しかし、剴だって見た目では負けていない。
身長こそ、恐竜兵士にわずかに劣るものの、そのガタイの良さは恐竜兵士をはるかに凌ぐ。
特質すべきは、その胸から腰にかけての、横幅の広さだろうか。
関取のような肉付きの良さは、威圧感さえある。
腕っ節、太もも、胸、どこを取っても、弾力がありそうな肉体。
それはピッチリした緑色のパイロットスーツの上からでも十分に確認できる。
もし、恐竜兵士と相撲をさせたら、剴があっという間に張り手でフッ飛ばしてしまいそうだ。


そのとき別の声が恐竜兵士の後ろからした。
「フフフ、ゲッターのパイロット、おとなしく降参しろ」
「だ、誰だ! お前は!?」
恐竜兵士の影に隠れるように立っていたのは、背の低い老人のような兵士。
いや、兵士ではなく、もう少し地位が高い幹部のようにみえる。
「私はガリレイという。
  君がネオベアー号のパイロットか? こうして実際にみると、あどけなくて子供のように可愛いではないか」
「恐竜帝国のヤロウのくせに、ふざけたことを言うな!」
「実はね、ずっと君が1人になるのを待っていたのだよ」
「!?」
「君の体の秘密に興味があってね。解剖したくてウズウズしているんだ」
「な、何言ってやがる!」
「まぁ、よかろう。まずはこの恐竜兵士に、君の相手になってもらおうか」
そういうと、ガリレイは今度は木の影にスッと隠れる。


恐竜兵士は、銃を剴に向かって構える。
「キーキキッ。お手並み拝見といこうか」
そういうと、恐竜兵士は剴の太ももにめがけて銃を発射した。
ドズズズズ・・・。
銃口から発射された弾丸は、空気を軋ませる音を立てて、剴の体に一直線に飛んでいく。
しかし、その発射するタイミングを読んでいたのか、剴はすばやく移動していた。
巨体からは考えられないスヒードだ。
剴は平然とした表情で、風のようにダッシュすると、そのまま恐竜兵士の横に回り込む。
そして、顔面を殴りつける。
「グアーーーーッ! バカな!」
まるで顔がゆがむように、吹っ飛ばされる恐竜兵士。
あっという間に、地面に叩きつけられた。
「俺はそう簡単にはやられないよ。こう見えてもフットワークは軽いんだぜ!」
剴は言葉が終わらぬうちに、倒れた恐竜兵士に馬乗りになる。
そして、その顔面を豪腕で殴りつけた。
「ウゲッ!」
恐ろしい顔をした恐竜兵士だったが、いまは泡を吹きながら間抜けズラで気絶したようだ。


剴は立ち上がり、ガリレイを睨みつける。
「残るはアンタだよ。さぁ降参するかい?」
余裕で腕組みをして、ガリレイを見下ろす剴。
しかし、ガリレイは薄気味悪い笑みを浮かべる。
「フフフッ。さすがはネオベアー号のパイロット。強いね・・・」
「そんなこと言ってる余裕があるのかな?」
剴はガリレイの脅しのような言葉に、小さく頬を上げて笑う。
相撲で鍛えたパワーには、自信がある。
実際に剴は力だけをみれば、號や翔と比べて圧倒的に強い。
いや、それどころか、プロの関取にも負けないかもしれない。
だから、剴はこんなオンボロ恐竜老人に、ビクつくわけがないのだ。


そんな余裕の剴をみて、ガリレイはほくそ笑む。
「ほほう、随分と自信があるようではないか。ねぇ・・大道剴くん?」
「どうして、俺の名前を・・?」
「これからは親しみを込めて、"剴くん"と呼んであげよう」
「気色悪いこと言うなっ」
「フフフ。ねぇ剴くん? 私はね、君の体の秘密を知りたいんだよ」
「秘密って・・・訳分かんないことを言うな!」
「ハーハハ。さて、今度はちょっと苦戦するのではないかな?」
そういうと、ガリレイは指をパチンと鳴らす。
すると、先ほどの恐竜兵士と同じ格好のヤツが、同時に3匹も現れたではないか。


森の木の影から現れた3匹の恐竜兵士。
「ヘヘッ。このデブはうまそうだぜ」
「ヒーィ、ヒヒ・・」
「血を吸ってやろうか」
なにやら奇声を発しながら、ゆっくりと剴を三角形に取り囲む。
(くそっ、今度は3対1か・・・本気ださないと負けちまうぞっ)
剴は関取のように、両手で顔をバシンと思いっきり叩き、気合を入れなおす。
そして、キョロキョロと3匹の兵士を見渡し、スキを作らないようにする。
「さぁ、どっからでも、かかってきやがれ!」
剴は全身に力をみなぎらせる。
ピッチリとした緑色のスーツが、筋肉のためか、はちきれんばかりに盛り上がる。
「キェーーー!」
奇声をあげながら、同時に3匹が剴に突進した。


なんか序盤からS属性テイストでてるなぁ・・<俺。まぐらさんに挿絵をいただきました!ありがとうございます!

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