S属性マックスになってきてるし、序盤からヤバイです。
登場人物
大道剴。ネオゲッターロボ(ネオベアー号)のパイロットで、巨漢で力なら誰にも負けない。
ガリレイ長官。技術・科学部門でメカザウルスの開発などを主に担当するデブ専。
恐竜兵士。集団で剴を襲う。2mを超す身長と強力なパワーを持つ。
神隼人。元ゲッターパイロットで恐竜帝国復活にそなえてネオゲッターチームを編成した。
剴に挟み撃ちにしようと、3方向から一斉に突撃した恐竜兵士。
3匹のタックルを同時に喰らっては、さすがの剴とてタダで済むはずはない。
「そうはさせないよ!」
剴はすばやくしゃがむと、でんぐり返しをするようにその場から移動する。
太った体からは想像がつかない、俊敏さだ。
「ギャアアア!」
突然、視界から剴が消え、3匹の兵士はお互い頭をブツけあった。
「今度はこっちの番だ!」
剴は勢いよく、1匹の兵士の首根っこを掴むと、そのまま持ち上げてもう1匹の兵士に投げつける。
「ギィエエエ!」
あっという間に、2匹の恐竜兵士は重なり合って、地面に叩きつけられた。
「さぁ、お前も観念しろ!」
剴は少し余裕が出たのか、もう1匹の恐竜兵士に、堂々と正面から近づいていく。
剴の体の威圧感なのか、その恐竜兵士は徐々に後退していく。
「なんだ、恐竜のくせに震えてやがんのか!?」
剴は、恐竜兵士がたじろぐ様子に、思わずクッと笑いを堪える。
そして、無防備にその恐竜の首根っこを掴もうとした瞬間・・。
その兵士は、手に隠し持っていた砂を、剴の目に向かって投げつけた。
「うがぁぁ!目がっ・・!」
咄嗟に両手で目を覆う剴。
目が焼け付くように痛い。
突然目を潰され、必死に顔面の砂を払いのける。
「ギャハハハ。油断したな」
「ううっ・・」
剴は片手で目を押さえ、もう一方の手で敵がどこにいるのか空中を探っていた。
恐竜兵士は、くけけっと笑いをこぼしながら、剴の背後へとゆっくり回り込んだ。
そして、後ろから覆いかぶさるように、剴の首に腕を回す。
窒息させるように首を締めあげた。
「うぐっ!」
首のけい動脈を豪腕で締められ、剴は息ができなくなる。
身長が2mはあろうかという恐竜兵士のパワーは並ではない。
その凄まじい腕力は、剴の力を持ってしても、簡単には脱出することはできない。
「ぐががっ・・」
剴は必死に首に絡みつく腕を外そうとする。
そのとき、肩に強烈な痛みが走った。
「ぎゃあ!」
剴が悲痛な叫ぶをあげる。
首を締めていた恐竜兵士が、剴の肩にガブリと噛み付いていたのだ。
「い、痛っ!! 放しやがれ!」
「クーククッ・・・」
恐竜兵士は舌舐めずりをしながら、さらに剴の肩に牙を食い込ませていく。
「ぎゃあああっ!」
剴は悲鳴をあげながら、恐竜兵士の首締めをはずそうともがいた。
牙は剴のスーツに穴をあけ、深く食い込んでいく。
「ククッ。たっぷりと、俺の毒牙に苦しむがいい」
「あぐっ! クソッ!」
剴は、肩の痛みに蒼白になりながら、なんとか右手の拳を恐竜兵士の顔面に入れる。
一瞬、「ギャア!」と怯んだ兵士の頭を、剴は一気に持ち上げて、放り投げた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
なんとか窮地を脱した剴。
しかし、先ほど叩きつけた2匹の恐竜兵士がすぐに襲い掛かる。
「ちくしょう・・・」
剴はぼけやた視界で、襲い掛かる2匹の恐竜兵士を、パンチとキックでなぎ倒した。
しかし、突然体に力が入らなくなった。
「ど、どうしたんだ・・・?」
剴は肩ひざを地面につけて、「ハァハァ」と荒い呼吸をしだす。
その姿をみたガリレイは、木の影からニンマリとした笑みを浮かべながら、剴に話しかけた。
「フフフッ。どうしたんだい、剴くん?」
「か、体が・・急に・・」
「油断大敵だのう。残念だが、君はもう恐竜兵士の毒牙にかかっているんだよ」
「毒牙・・?」
「君の体は、しばらく痺れて動けないだろう」
「なにっ・・」
「私の可愛い剴くんが、ボロ雑巾のようになるかと思うと、心が痛むのう・・」
そういうと、ガリレイはパチンと3匹の恐竜兵士に合図をする。
ノシリノシリと近づいてくる恐竜兵士に対し、剴は額に嫌な汗を滴り落とした。
(なんとかしなくちゃ・・。このままじゃやられちまう・・)
剴は必死に立ち上がろうとするが、足がフラフラとしておぼつかない。
「キーキキッ。さっきはよくもやってくれたな」
そういうと、恐竜兵士の1匹が剴の背後に回りこむ。
そして、剴を後ろから羽交い絞めにして、無理やり立たせた。
「く、くそっ、放せ!」
剴は必死に抵抗しようとするが、脇の下から伸びた2本の腕は、剴の体をガッシリと拘束していた。
そして、剴の豊満な体は、2匹の恐竜兵士の前に突き出させれる。
「さぁおデブさん、たっぷり苦しんでもらおうか!」
そういうと、2匹の兵士は剴に向かって鉄拳をふるう。
大きな腹に、交互に強烈なパンチを叩き込む。
「がはっ!」
みぞおちに、蹴りを飛ばす。
背後の恐竜兵士は、剴の肩にガブリと噛み付き、さらに毒液を注入する。
その後も恐竜兵士の猛攻は続く。
毒で体の自由を奪われ、3対1の状況では、さすがの剴も成すすべがなかった。
剴はサンドバッグのように殴られ、そのたびに顔を左右にのけぞらし、腹を打ちぬかれる。
「うぐっ・・・あがっ・・・」
かすれた悲鳴をあげながら、必死に意識をつなぎとめた。
「ハハハ、もっと苦しめ!」
さらに腹に突き刺さるような拳。
フラフラで倒れそうな剴を、後ろの恐竜兵士がガッチリと抑え込む。
剴の緑色のスーツは、埃と汗にまみれていく。
全身傷だらけになった剴の姿をみて、ガリレイが命令する。
「こんなものでよいだろう。剴くんを放してやれ」
剴を羽交い絞めにしていた恐竜兵士が、腕の力を緩めると、剴はズルズルと崩れ落ちるように地面に倒れた。
「ううっ・・」
剴は全身をヒクヒクと痙攣させながら、芋虫のように倒れていた。
なにかを求めるように、必死に腕を伸ばす。
「まだ・・まだ・・負けてないぞ・・」
剴は口から血を垂らしながら、必死に地面を這いつくばる。
痺れる体を根性で起き上がらせようとする。
しかし、そんな剴のわき腹を、1匹の恐竜兵士が思いっきり蹴り付けた。
「ゲハッ!!」
剴はのた打ち回りながら、七転八倒して、天を向いて大の字に倒れて動かなくなった。
「うっ・・ううっ・・」
数秒間、気絶してしまったのだろうか?
剴が薄っすらと目を開けると、そこには自分を痛めつけた3匹の恐竜兵士。
倒れている剴を見下して、ケケケッと笑いをこぼしている。
横には、剴の苦しむ姿を楽しんでいるガリレイ。
「ねぇ、剴くん?」
「ハァ・・ハァ・・」
剴は焦点が合わない弱々しい目で、ガリレイを見つめる。
「剴くん、返事くらいしたらどうかね?」
「くそっ・・お前なんかに・・負けてたまるか・・」
「ほう」
ガリレイは不気味な笑みを浮かべながら、平然と剴の手首を踏み付ける。
「がああっ!」
「どうした、剴くん? さっきまでの元気がなくなったぞ」
そういうと今度は、ガリレイは剴の胸に足を乗せた。
そのまま剴の緑のスーツを、泥だらけにするように何度も踏みつける。
「うぐっ!」
「なんだ、わしのような老人に手も足もでないとは、惨めだのう」
「・・・」
老兵士相手に、手も足も出せずに泥だらけにされる屈辱。
体力もパワーも、自分のほうが圧倒的に上なはずなのに・・・。
己の不甲斐なさに、剴の心はドロドロとした屈辱で染まっていく。
「さぁ、これから私の基地に招待しよう」
「なにっ・・・」
「10年前、君の体に一体なにが起こったのか、たっぷり調べさせてもらうよ」
「10年前だと・・?」
「剴くん? 君の存在は我々にとって脅威になるかもしれないのでね。
なにしろ、"
「神大佐が・・俺に・・!?」
「おとなしく眠ってもらおうか」
そういうとガリレイは、剴にそっと息を吹きかける。
「ううっ・・急に眠気が・・」
剴はそのまま気を失い、首を傾けて瞼を閉じた。
ガリレイは、埃まみれになった剴の顔を、可愛がるように撫でる。
「フフフ。剴くん、これから始まる屈辱と恥辱は、こんなものでは終わらないよ・・」
ガリレイは薄気味悪い笑みを浮かべた。
次回陵辱です。←ォィ