大地×ガス小説(2)


ネタがかなりくだらないですが・・・w


登場人物

ガス。風の魔動戦士で立派な武闘家を目指す少年。

遥大地。明朗快活なワンパク少年で機械いじりと発明が得意。


大地はエヌマの言葉に不安が募っていく。
もし、このままガスが死んでしまったら・・・。
自分の軽率な行動で、ガスに苦しい思いをさせると思うと、大地の胸は痛んだ。
「ガス、大丈夫!?」
「はい、毒なんていってましたけど・・全然体に異常は見当たりま・・せん・・・あれ・・」
そう言いながら、ガスはその場にバッタリと倒れてしまった。
「あぁ!ガス、しっかりしろ!」
「大丈夫です・・・なにか体が痺れてきて・・」
大地はガスのそばに駆け寄る。
仰向けに大の字で倒れている。
大地は、血眼になって針が刺さっている場所を探した。
「ん?」
どうやら、針が一本、手首より少し上に刺さっているようだ。
「ガス、ちょっと腕をいいかい・・?」
「は、はい・・・。大地くん、ありがとうございます」
大地はその針をゆっくりと抜き取ってみる。
細い針とはいえ、ガスに痛みを与えないよう細心の注意を払う。
「ガス、痛くない?」
「はい、大丈夫です」
大地は針を抜き取った部分をよく観察する。
どうやら、少し赤く腫れているようだ。


心配そうな顔をする大地に、ガスは申し訳なさそうな話す。
「大地くん、そんなに心配しないでください。
  少し痺れているだけだと思います。しばらくすれば大丈夫です」
「なにやってるんだよ!毒をすぐに吸い出さなきゃ!」
もし、このままガスが死んでしまったら・・・。
そう考えただけで、大地は居ても立ってもいられなかった。
大地は、赤く腫れた部分をギュッと摘む。
グイグイと毒を搾り出そうと必死に試みた。


「クソッ・・・クソッ・・・」
いくら腕を摘んでも、毒らしいものはでてこない。
一体どうしたらいいのか、大地は泣きそうな顔をしながら考えていた。
「大地くん、少し休めば大丈夫ですよ」
ガスはニコッと笑う。
「何言ってるんだよ!毒なんだよ、毒!」
相変わらず能天気なガスに、大地は苛立ちを覚えたが、今はそれどころではない。
(そ、そうだ・・!)
どうしても毒を摘出できない大地は、1つのアイデアを思いついた。


(よし、これなら・・)
大地は、自分の唇をガスの赤く腫れた部分に接触させる。
そして、唇で腫れた部分をチュウチュウと音を立てて吸い始めた。
突然の大地の行為に、ガスはドキッとする。
「だ、大地くん! 何もそこまでしなくても・・・」
「いいから、ガスはじっとしていて!」
チュウチュウと、腕を吸引機のように吸い取る大地の唇。
なにか生暖かくて、くすぐったい感触。
「だ、大地くん・・ちょっとくすぐったいです・・」
「黙ってろ!いま毒を抜いてるんだから!」
大地は黙々と、ガスの腕を唇で吸いまくる。
ガスは不安な顔をして、大地の行動を見守っていた。


チュウチュウ・・・。
ジュルジュル・・・。
奇妙な音が森の中に響く。
ガスの腕は太くて硬くて、丸太のようだ。
ゴリッとした筋肉の感触が、大地の口の中に伝わっていた。
「あっ・・なにか苦い味がするぞ・・・」
大地がガスの腕に吸い付いてからしばらくして、なにやら毒のようなものを吸い出すことができた。
大地はその苦い液体を吸って、ペッと吐き捨てる。
先ほどまで赤く腫れていた部分が、心持ちか直っているような気がする。
「やった! ガスやったぞ!」
「本当ですか!?」
「ああ、腕の赤みが取れたみたいだ!」
「大地くん、なんとお礼を言ったらよいのか・・」
ガスは友達思いの大地にウルウルとする。
「よし、次のところな!」
「あの・・・次って?」
「胸に一本刺さっているじゃないか。ガス、服を脱ぐんだ!」
「ええっ!?」
大地の突然の言葉に戸惑うガス。
そんなガスを横目に、大地はゆっくりとガスの胸にささった針を抜き取っていた。


「だ、大地くん・・・あの・・上着を脱ぐんでしょうか?」
「あぁ、胸に一本刺さっていたから、早く脱いで!」
大地の顔は真面目そのものだ。
その真剣な眼差しをみると、さすがのガスも断ることはできなかった。
「わ、わかりました・・でも体が少し痺れていて・・大地くんが脱がしてください」
「よし、わかった!」
そういうと、大地はガスの緑色の服に手をかける。
ガスは大地の様子を下から見上げて、なぜかドキッとした。
普段は、大地たちの前で隆々とした筋肉を見せているガスだが、
 改まって大地に裸を見せることに、なんとなく抵抗を感じたのだ。
しかも、大地は仰向けで寝ているガスのお腹の上に、マウントポジションのように乗っかっているのだから。
ガスは恥ずかしくなり、ポッと顔を赤らめる。
「意外と取りにくい服だな・・・」
大地は、「よいしょ」とか「クソッ」とか言いながら、必死にガスの上着を脱がしていた。
茶巾のように、ガスの服を脱がす大地。
ようやくガスの服は、頭から両腕を抜ける。
そして、スポッと音がしたかと思うと、服は体から離れた。
筋骨隆々としたガスの胸が、大地の前にさらけ出されていた。


つかネタバレしてるな、これ。

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