悟空VSピラフマシン(4)


ピラフの一発逆転が決まるか!?


登場人物

孫悟空。元気で明るく、あまり物事を深くは考えない性格。

ピラフ一味。天才科学者のピラフ、犬型のシュウ、女性のマイの3人。

ピラフマシンピラフが開発を行い、ピラフ一味が乗り込む戦闘用ロボット。


上半身を束縛されて身動きができなくなった悟空に迫るピラフの魔の手・・。


機械音を唸らせながら、ピラフマシンの手はゆっくりと悟空に近づく。
そして、その手は悟空の股下をくぐった。
さらに悟空のチンチンを下から鷲づかみにする。
「はうっ!」
「よしよし、おとなしくするのだ」
悟空はこの危機を脱出しようと、全身に力を入れようとしたが、なぜか全く入らなかった。


ピラフはマシンの手のひらで悟空のチンチンの大きさを確認すると、睾丸に手を伸ばした。
そして、軽く潰す。
「うっ!!」
睾丸を握ると同時に、悟空の動きは完全に止まった。
しかも動きが止まっただけではない。
なぜか悟空は全身の力が抜けて、何も抵抗をしなくなったのだ。
「ああっ・・うっ・・」
悟空から力ない言葉が発せられる。
さらに首がうなだれている。
「「これは・・!?」」
あれほど元気だった悟空が、いまやカゴの中の鳥のように静かになったのだ。
シュウとマイはゴクリと唾を飲み込んだ。
「ピラフ様、一体どうなっているのですか?」
「ワーハハハッ、簡単なことだ」
「簡単なことって・・?」
「コイツの弱点はシッポだ。つまり下半身に生えているものが弱点なのだ」
「ということは・・?」
「そうだ、後ろか前かの違いだけで、股間に生えているモノはすべて弱点だったのだ!」
「おおっ!!」


──チンチンを強く握られると動けない。
シッポとチンチンは前と後ろでつながっている・・!?
理論的に正しいのかは分からないが、現に悟空が悶絶しているのは確かだ。
「ハーハハッ、小僧にとってシッポとチンチンは最大の弱点だ!」
ピラフは勝利宣言をするかのように、言い放つ。
「本当ですか、ピラフ様? 先ほどのように演技しているのでは・・?」
「違うぞ。試しにホレ!」
ピラフは悟空の睾丸を、人差し指でピンッと軽く弾いてみる。
「うぎゃああああ!!」
顔をしかめて大声を出し、体をくねらせる悟空。
悟空の弱点を確信するのに十分な反応だった。


「私は勝った! キンタマを握るだけでコイツはもう戦えないのだ。大勝利だ!!」
相当にくだらないことを言っているのだが、この危機的状況ではまるで英雄の一言に思えた。
「よく思いつきましたね、ピラフ様」
「この天才ピラフ様の観察眼を、なめてもらっては困る」
なにが天才で、なにが観察眼なのかは分からないが、とりあえずシュウとマイに異論はなかった。
まさしく敗北寸前からの大逆転なのだから。
「おっと油断せぬように、チンチンを握らなければ・・」
ピラフは悟空のチンチンを、再びマシンの手でもてあそぶ。
「あああっ・・」
「小さくて豆粒のようなチンチンだが、ずいぶんと敏感だな」
悟空は先ほどとは別人のような、悲鳴とも苦痛とも取れるような声を出すだけだった。



ピラフはニンマリと笑みを浮かべ、悟空に話しかける。
「なんだ、その情けない顔は?
  さっきまでの元気がなくなったか? 少しは抵抗してくれないと、面白くもなんともないぞ」
「は、はなせ・・」
「いままでよくも我々の邪魔をしてくれたな。
  これまでの恨みをこめて、たっぷりと痛めつけてやる。
  痛めつけるだけではないぞ。屈辱と恥辱を与えてやる。私の調教はハンパではないぞ」
「ちょうきょうって・・なに・・するんだ・・」
「貴様をピラフ様の奴隷にするのだ。そのための調教だ」
「オラ、奴隷になんかならねぇ・・」
「さて、どうかな? まずはピラフ特製のオイル攻撃だ」
ピラフは手元のスイッチを押す。
するとチンチンを握る手のひらから、ドロッとした大量のオイルが流れ出した。


オイルは生暖かくネバネバとして、透明な液体だった。
ジェルのような粘り気があり、それが手のひらから溢れ出して、悟空のチンチンを覆い始めた。
「わわっ、なんだこりゃ!?」
「特製のオイルだ。ヌメヌメして気持ちいいだろう?」
オイルは悟空のチンチンから太ももを伝わって、地面にボタボタと滴り落ちる。
股下はベットリだ。
ピラフは手のひらでおちんちんをじっくりと揉みほぐし、もう一方の手で太ももをいやらしく触る。
「逞しい太ももだな」
「あっ、んあっ・・やめろー・・」
「このガキ、筋肉と脂肪がバランスよくついているな。調教のしがいがある」
ぐじゅぐじゅと股間に音をたてながら、ピラフマシンの手はさらにいやらしさを増した。
5本の指でじっくりと玉袋や竿を触り、さらにチンチンと肛門との間、前立腺の部分を人差し指で強くなぞる。
「どうだ、気持ちいいだろう?」
「あ・・うー・・・んなことねぇ・・あうっ」
悟空は必死に否定したが、股間への刺激は壮絶な快感となって襲い始めたのだ。


(ハァハァ・・なんだ・・この気持ち・・)
それは悟空の胸の奥に湧き上がる、生まれて初めての感情だった。
このまま眠って身を預けてしまいたいような、気持ちよさ、そして心地よさ。
悟空は少しだけ、この感情に似たものを知っていた。
──自分で自分のおちんちんを触ったときの、ドキドキするような感覚。
それに近い。
そういえば、クリリンに『チンチンを揉むと気持ちいい』と言われたような、言われないような・・。
もしかしてクリリンのいう"気持ち良さ"ってこのことなのかなと、悟空はわずかな意識で思った。
しかし、それ以上のことは考えられなかった。


悟空は上半身をマイのピンク色のマシンで拘束されたまま、
  体を「く」の字型に仰け反らせながら、この快感に必死に耐えていた。
ピラフは片手でおちんちんの竿を上下に揺らし、もう片方の手で前立腺をなぞり続ける。
「あっ、やめろっ! これくらいでオラが・・んあっ」
しかし自分の意思に反して、心臓の鼓動は増して汗が噴き出した。
「ううっ・・うー・・」
悟空は、歯を食いしばって快感に耐えたが、上半身は激しく揺れていた。
締め付けているマイのロボットにも伝わるほどだった。
「ピラフ様、コイツめちゃくちゃ感じてますね」
「らしいな。おい小僧、気持ちいいだろう? このまま奴隷にしてやってもいいぞ」
「ああっ・・オラ負けねぇぞ・・」
「ならばもっと調教してやる」
オイリーになった手のひらで、太腿やおちんちんを揉みまくり、前立腺を激しく擦り付ける。
小さな玉袋は、オイルでネットリと濡れて、ついに勃起を始めた。
「はうっ、ああっ・・!」


悶える悟空の表情を見て、ピラフは笑いをこぼした。
「貴様がいまどう思っているか、当ててやろうか?」
「あっ、なんだと・・」
「『気持ちいいから、もっとチンチンこすってください』・・だろう?」
「ちがっ、オラ・・こんなの初めてだから・・」
「初めてだから、なんだ?」
「・・・」
上下にシコシコとピストン運動を繰り返す。
悟空のチンチンはいつのまにか、かなりのサイズに勃起していた。
「うっ、あっ・・オラのチンチンをおもちゃみてーに・・・」
「勃起してもかわいいサイズだな。そうか、貴様はまだ精通していないのだな?」
「せいつう・・?」
「チンチンから白いものが出るだろう?」
「そんなの出ねぇ・・あんっ・・ぐっ・・」
「そうかそうか、やはり精通していないのだな。今日から貴様も大人の仲間入りだ」
おちんちんに指が絡みつくたびに激しい快感と、恥辱を同時に植え付けられる。
悟空は髪を振り乱して体をくねらせた。
「調教の第一段階はこれくらいにしよう。シュウ、お前の出番だぞ。ブチこんでやれ!」
悟空の背後から、もう一体の緑のロボットが近づいた。


次回予告 ピラフ「よーし、このまま小僧を堕としてやるわ。ピラフ様の奴隷だ」

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