パンツ一枚にされてしまったハルユキは…?
登場人物
ハルユキ。小柄で太った体型。性格は内向的。
荒谷とその取り巻きの2人。集団でハルユキをいじめている。
前回までのあらすじ。
屋上で荒谷たちにパンツ一枚にされてしまったハルユキ。
取り巻きの1人に、胸を揉まれてハァハァと熱い息をあげる。
荒谷はその光景を見てほくそ笑んでいた。
荒谷はくけけっと笑いをこぼす。
「さてとメインディッシュに移るか」
ポケットに忍ばせていた小さなハサミを、ハルユキの目の前に差し出した。
銀色に光ったハサミは、100円均一店で購入したような安そうなものだったが、それなりに切れそうだ。
「これを何に使うか分かるな、ブタくん?」
「ま、まさか…」
「パンツを残しておいた理由が分かっただろ?」
「それって前と同じ…」
「そうさ。こういうのは雰囲気が大事なんだぜ。ホラ、股間を前に突き出せ!」
「ひぃ…!」
「肉まんの刑の執行する前に、まずはブタくんの粗末なチンチンの除幕式だ」
荒谷は、ハルユキを羽交い絞めにしている取り巻きに目配せする。
すると、後ろの男はハルユキの体を「く」の字型にするように、お尻を押して股間を突き出させた。
荒谷は学業の成績が悪いが、腕っ節や、ケンカは強かった。
それ以上に、相手をイジメることにかけては頭が良く回った。
例えばソーシャルカメラの死角を覚えて、
先生に見つからないように、ハルユキをイジメていたことからも分かるだろう。
そして、荒谷がハルユキをブリーフ一枚にした理由。
ハルユキが気絶している間にブリーフを脱がしてしまえば、
簡単にすっ裸にできるのだが、それではハルユキをジワジワとイジメる楽しみがない。
荒谷は目的は、ハルユキの目の前で彼のブリーフを無残に破り捨てることだった。
そうすることで、ハルユキに精神的なショックと恥辱を同時に与えることができるのだ。
すでにハルユキは、荒谷の視線で恥辱に耐えられなくなり、全身に鳥肌を立てている。
荒谷はその光景を見て、思わず口元が弛んだ。
ハルユキの白いブリーフ姿。
小柄だが丸々と太った体型から、股間から下の両脚は、太い脂肪でまん丸く大根のようになっている。
ブリーフは、おしっこを漏らしたことで前面が少し濡れていたが、
それ以外は真っ白で、普通の中学生が身につけているものと同じようだった。
ハルユキの丸い体に合わないほど、窮屈に着ている。
お腹が丸く張り出しているため、ブリーフがはみ出した下腹で隠れていた。
まだ子供用のブリーフを、強引に着ているのだろうか?
どうみても、股間とお尻をギリギリに隠すだけの面積しか残っていない。
お尻は若干、ブリーフからはみ出し気味だった。
さらに愛撫により、中央に膨らみ。
膨らみというよりは、小さなイビツな形をした豆粒なのだが。
ハルユキは羞恥心を相当に感じているのだろう、
必死に中央の膨らみを隠そうと、太ももを擦り合わせるような格好をしていた。
荒谷は言葉責めで、ハルユキをさらに精神的に追い詰めることにした。
パンツの目の前に顔を移動し、クンクンと匂いをかぐ仕草をした。
「おい、なんか臭せーぞ」
「……」
「ブタくんの股間から、変なにおいがするな」
「そ、それは…」
「そういえば、さっきションベン漏らしたんだっけ?」
「……」
「中学生でまだションベン漏らすのか。まだママのおっぱいを吸ってんじゃねーだろうな」
「うっ……」
「ブタくんのパンツはションベンでぐっしょりか? 中はどうなってるのかな?」
失禁したことを指摘されて、ハルユキの顔はみるみる真っ赤になる。
荒谷はハルユキの反応を楽しむように、さらに言葉を続ける。
「あれれ? ブタく〜ん?」
「……」
「胸を揉まれて、パンツからチンチンの形が透けて見えてるぞ?」
「み、見ないでっ」
「粗チンだから、勃起してもたいした大きさじゃねーけどな。ハーハハッ!」
もはやハルユキの顔は温度計が振り切るくらい、さらに真っ赤になっていた。
荒谷は笑いをこぼしながら、ブリーフのヘソの下にあるゴムを摘んで引っ張る。
するとお腹とブリーフの間に、わずかな空間が出来た。
そこにハサミをゆっくりと入れて、チョキンと真下に切った。
「さて、入刀完了だ」
ヘソの辺りから垂直に3cmほど切れたブリーフ。
その光景を見て、ハルユキは恥ずかしさで居たたまれなくなった。
辱めを受けるハルユキを楽しむかのように、荒谷が話しかけてきた。
「さぁ、ブタくん。今回は記念写真を撮るぜ」
「な、なんのです…?」
「決まってんだろ。お前の粗末なチンチンだよ」
「そ、そんなの絶対にやめてください!」
「てめーが俺に反抗したのが悪いんだぜ。では除幕式を続けようか」
荒谷はジョキ、ジョキとハサミをゆっくりと下ろしていく。
その音を聞くたびに、ハルユキは背筋が凍るような思いがした。
初めは数センチだったブリーフの切れ目は、
あっという間に一番下まで延びて、ブリーフは真っ二つになってヒラヒラと飛んでいった。
もはや、ハルユキの一番大切な部分を隠すものは、何も無くなってしまった。
「見ないでっ!」
目をギュッと閉じて、太ももを擦り合わせる。
必死にそそり勃ったチンチンを隠そうとした。
しかし取り巻きの1人が、ハルユキの太ももを掴んで、そのまま左右に広げた。
荒谷に生のチンチンを晒す格好となった。
──カシャ。
何の音だろうか。
ハルユキは不審に思い、恐る恐る視線を上に向ける。
「何をビビッてんだよ。視界スクショを撮ってるに決まってんだろ」
視界に見えたものを、自分のメモリに記憶する機能。
実際に「カシャ」という音はしないはずだ。
しかし荒谷はハルユキに辱めを与えるために、
わざわざレトロカメラの音を仕込んで、撮影したことをハルユキに知らせていた。
「カシャ」という音が鳴るたびに、
ハルユキは自分の全てが見透かされている感じがして、ガクガクと全身を震えさせた。
次回、ハルユキの急所が大ピンチに…。