拳一×金太小説(1)


構想10分。拳一×金太のほのぼのエロ小説?です。前に書いていた金太君小説と全然関係ありません。


登場人物

白金太郎。愛称:金太。質実剛健、努力と根性のおとこ

峰崎拳一。ヤンチャで快活な少年。


「もうあれから2年も経つんだよなぁ」
「えっ?」
「ホラ、俺が金太んちに初めて泊まりに行ってさ・・あのとき・・」
「お前、まだ覚えてやがるのか!」
そういうと、金太は拳一の首をギュッと締めてヘッドロックする。
「うわっ!やめろって!」
考えてみれば、あの日のことがなけりゃ、金太とこんなに仲良くなれなかっただろうな・・。


まだ俺が小学4年生のときの話。
週末に両親がいないため、誰かの家に泊まることになった。
チョビやボンの家に泊まってもよかったが、1人気になるヤツがいるんだよなぁ。
――白金太郎。
愛称、金太。
いつも窓際に座って、格好つけている硬派な野郎だ。
金太とは休み時間にサッカーで遊んでいるが、喧嘩することも多い。
喧嘩すると、必ず俺が力でねじ伏せられる。
金太とは喧嘩友達というか、もう一歩友達になりきれないというか。
微妙な関係なのだ。


金太の家に泊まりに行きたいが、いまひとつ切り出しづらい。
でも、俺は金太にはすごい興味がある。
あいつの部屋ってどんな感じなのか。
家でどんな風に過ごしているのか。
――ダメ元で言ってみた。
「なぁ、金太? 明日お前んちに泊まりに行ってもいい?」
金太はその言葉を聞いて意外そうな顔をした。
一瞬、怒ってるのかな?っと焦ったが、金太は腕を組んで何か考えていた。
少し間を置いて・・・・。
「いいけど、俺んちに来てもなにもないぜ」
俺はそのときうれしかった。
あの金太が家に泊まってもいいと言ってくれたのだ。
(たしかに、金太の部屋ってファミコンとかなさそうだよな・・)
でもなにをして遊ぶかなんてあまり関係ない。
お泊り自体が一大イベントなのだから。





拳一が金太の家についたときは、もう夜だった。
挨拶もそこそこに、さっそく金太と、金太のお母さんと拳一の3人でご飯を食べる。
「拳一君、ごめんなさいね。今日になって太郎が友達が来るっていうから、何も用意できなくて」
「い、いえ・・・」
「太郎の友達がウチに来るなんて、初めてのことだし・・」
「か、かぁちゃん!」
金太はちょっと照れているようだった。
四角いテーブルに、サンマに大根おろし、そしてお新香が並ぶ。
<こりゃ、純和食だな>
なんというか、金太の家らしい食事だ。
変に気を使って豪華な食事を出されるよりも、
 金太が毎日どういうものを食べているのか分かったほうが、なんとなくうれしい。


金太のお母さんは恰幅がよい感じで、礼儀作法にはキチッとしていた。
きっと金太の質実剛健な性格は、母親の教育の賜物に違いない。
こりゃ金太のかあちゃんらしいな、と拳一は思った。
「拳一君、ちょっと・・」
しかし拳一は、金太の母親にお箸の持ち方をあれこれ注意されてしまう。
いつもはヤンチャな拳一も、このときばかりは「ハイ」「スミマセン」と従うしかない。
横にいる金太が、そんな拳一を見て「くすっ」と笑う。
長い礼儀作法の話が終わった後、拳一はようやく金太の部屋に逃れるように入った。
「ふぅ・・・金太の母ちゃんって厳しいなぁ」
「あれでも、今日は優しいほうだぜ」
金太はそういうと、やはりクスクスと笑いを堪えている。
金太らしくない態度に、拳一は家にいるときの金太の意外な一面をみたような気がした。


金太の部屋は驚くほどシンプルだった。
小奇麗な部屋とでもいえばいいのだろうか。
きっと金太の母親が、毎日掃除しているんだろうなと、拳一は想像した。
部屋の中には、これといった遊び道具はない。
柔道の本や、柔道の雑誌とか・・・なんで柔道関係ばかりなんだ、と突っ込みたくなる。
ファミコンのゲームを持ってきた拳一だが、これまた全く役に立ちそうにない。
仕方なく、学校の話で雰囲気を紛らわせていたが、これにも限界がある。
ボンやチョビの家と違って、なにか空気が重苦しい。


そこで、拳一は思い切って切り出した。
「一緒にお風呂に入らない?」
かなり度胸が必要なセリフだ。
何しろ相手は、金太なのだから。
でも、お泊りのイベントで、一緒にお風呂に入るってのはお決まりだ。
金太は腕組みをしながら、なにやら思案している。
「じゃあ一緒に入るか」
金太はニコッとして答える。
その優しい笑顔に、拳一はとてもうれしく感じた。


「う゛〜気持ちいい〜」
拳一は裸になり、先に湯船に浸かる。
口笛を吹いて上機嫌だ。
そのあとから、金太は前をタオルで隠しながら入ってきた。
改めてみると、さすがに大きな体。
小学4年生なのに、小学6年といっても十分通じるだろう。
こりゃ金太にパワーで勝てるわけないなと、そのとき拳一は思った。
しかし、なにか金太はよそよそしく歩いてくる。
アソコを見られるのが恥ずかしいのだろうか。
いつも威風堂々とした金太が、ちょっと猫背なのが微笑ましい。


「よいしょっと・・」
金太は浴槽をまたいで、湯船に入った。
バサッ・・。
お風呂のお湯が、金太の体積分溢れ出る。
拳一と金太が一緒に入ると、浴槽もさすがに狭く感じる。
拳一と金太はお互い向き合い、30cmくらいの距離でお見合い状態。
お互いちょっと照れているが、雰囲気は悪くない。
「ふぅ〜」
金太は広いおでこにタオルを乗っけて、気持ちよさそうに湯船に浸かっている。
拳一はそんな金太のでかい体に、見入ってしまった。


「なぁ、金太?お前の体って本当にでかいなぁ」
「な、なんだよ?急に?」
金太はちょっと照れくさそうだ。
「俺も金太みたいに、でかくなりたいなぁ」
「毎日柔道の練習してれば、嫌でもでかくなるさ」
「それはそうかもしれないけど・・」
そういうと、拳一は何気に顔を下に向ける。
(金太のチンチンって、意外とかわいいかも?)
初めて間近でみる金太のおちんちん。
お湯の中で、ユラユラととみえる金太のおちんちんは、体に不釣合いなほど小さかった。
お箸でつまめるようなピーナッツのようだ。
玉袋は小さくてほとんとみえない。


拳一ぐらいの年ならば、他人のおちんちんが気になるのは当然だ。
拳一は、チョビやボンの家に行ったときも、風呂に入って自分のものと比べていた。
自分のものが大きいのか、小さいのか、形はどうなのか。
とにかく相手のことが気になるのだ。
特に、金太のようなガキ大将のおちんちんは、普段見れないだけに一番興味があった。


拳一の視線に、フッと金太は気がついた。
明らかに拳一の目線の先には、自分のおちんちんがある。
いつもどっしりと構えている金太だが、拳一の興味ありげな視線に気まずい顔になる。
(やっぱり俺のって小さいのかな・・・)
金太は実は気にしていたのだ。
自分のおちんちんが小さいのではないかと。
拳一にジロジロと見られると余計にそう感じる。
「あ、俺ちょっと体洗うからさ・・・」
居たたまれなくなった金太は、逃げ出すように湯船を出た。


金太はおちんちんをタオルで隠して、ゴシゴシと体を洗っていた。
ヒョイと背中にタオルを回すが、体が大きいためにすべての範囲には届かない。
とそこへ、拳一の声。
「金太?背中洗ってやろうか?」
いつの間にか拳一は浴槽を出て、金太の背後に回っていたようだ。
「えっ・・? あぁ・・じゃあ頼むよ」
金太はちょっと照れくさそうに答えた。


金太は風呂桶に座って、少し前屈みになっている。
拳一は金太に後ろに立つと、その広い背中に面食らう。
同じ学年なのに、どうしてこんなに体の大きさに差ができるんだろう?
ガッチリとした金太の体に、少し嫉妬さえ覚える。
拳一は、少しイタズラしてやりたくなってきた。


勢いだけで書いてる?<俺

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