拳一×金太小説(2)


拳一×金太のほのぼのエロ小説の続きです。


登場人物

白金太郎。愛称:金太。質実剛健、努力と根性の漢。

峰崎拳一。ヤンチャで快活な少年。


金太の背中を見ていると、拳一はなにかイタズラをしたい欲望にかられた。
背中からそっと、金太のわきの下をくすぐってみる。
「ぎゃぁ!」
予想外の出来事だったのか、金太は飛び跳ねるように驚いた。
「な、なにしてるんだよ!拳一!」
「ご、ごめんごめん」
「変なことするなよな!」
「冗談だよ、じょ〜だん」
「なんだよ、それ」
拳一は大胆なことをしてしまったかなと思ったが、金太はそれほど怒ってはいないようだ。
(金太ってやたらと過剰に反応するなぁ・・)
やけに敏感な金太を見て、余計にイタズラしたくなってきた。


拳一は金太の背中を、タオルと石鹸で丁寧に洗う。
「金太って、将来相撲取りにでもなるの?」
「そんなわけないだろ」
「関取になって金太山、なんちゃって!」
「あのな・・・」
拳一は、いまひとつ冴えないギャグを言いながら、なぜか上機嫌。
いつもの拳一らしいなと、金太は思いながら気持ちよく背中を洗ってもらう。
しかし、なんとなく背中がヒリヒリとしてきた。
拳一がわざと思いっきり力を入れてゴシゴシと磨いているらしい。
「いてー・・・拳一っ、そんなに強く擦るなよ」
「ご、ごめん」
なにかにつけて反応する金太に、拳一はクッと笑いを堪える。


「じゃ、わき腹も洗ってやるな」
「あぁ」
拳一はほくそ笑みながら、わき腹をくすぐるように擦ってみる。
「あはっうひぃぃ・・はははっ・・・くすぐったいだろ、拳一!」
「ちょっとぐらい我慢しろよ」
金太は笑いながら、体をクネクネとさせて悶えている。
「金太ってけっこう感じやすいのな」
「わき腹は誰だってくすぐったいだろ!」
「俺は大丈夫だよ?」
そういうと、金太はクルッと拳一の方を向く。
「じゃあ、今度は俺が洗ってやるからな」
「え゛!?」
仕方なく、拳一が風呂桶に腰をかけることになった。


金太は拳一の背中をみて思った。
(拳一って小さくて可愛いな・・・)
髪の毛はシャンプーでいい香りがする。
金太は、小さな拳一の背中をタオルでこすりながら、拳一のわき腹をグニッと掴んだ。
その行動に拳一はビクッと驚く。
「金太、もしかしてさっきのお返し?」
拳一はニコッと笑う。
「あれ、お前くすぐったくねーの?」
「全然。もっと触ってもいいよ」
「な、なに言ってんだよ・・もう終わりな!」
少し頬を赤らめる金太。
一瞬、拳一の体をもっと触ろうかと思ったが、自制心がそれを止めたらしい。
そのまま再び湯船に戻ってしまった。


拳一にとって楽しいお風呂の時間は、あっという間に終わってしまった。
部屋に戻るとテーブルにお茶と羊かんが置いてある。
金太のお母さんが用意してくれたのだろう。
2人で向かい合って、無言で羊かんを食べる。
(なんか話題振らないと気まずいなぁ・・・)
金太から話しかけてくる気配はない。
ここは、拳一から話を切り出していかないと、寒い空気が漂ってしまう。


せっかく2人きりなので、拳一は学校では話せないネタを振ってみた。
「金太って好きな女の子いるの?」
そのあまりにストレートな質問に、金太は腕組みをしてプイッと横を向いた。
「へっ、くだらねぇ。女なんて興味ないぜ」
「本当に〜?」
「な、なんだよ、その疑いの眼差しは?」
金太は少しムッとした表情で答える。
「そうかっ、金太は女の子にアレルギーあるもんな」
「そ、そんなことあるもんかっ!」
「本当は好きな子いるんだろ?しのぶか?エリか?大穴で結花とかさ?」
「い、いるもんか!」
金太は腕組みをして横を向いていたが、片目をそっと開けて拳一をみる。
拳一は金太の恥ずかしがる様子をおもしろがっているようだ。
「な、なんだよ、拳一! その顔は?」
「本当は好きな子いるんだろ? 俺にだけ教えてよ〜」
「だから、興味ないって!」
ボンやチョビだったら、さぞ盛り上がる話題なのだが。
さすがに硬派な金太には、この手の話をいくら振ってもムダなようだ。


その後、なにか話題を振ってみるが、いまひとつ盛り上がらない。
金太はあまり自分のことを語ろうとしないからだ。
万策尽きた拳一は、ふぅっとお茶を飲んでため息をする。
その様子を見た金太は、気まずそうに拳一に話しかけた。
「け、拳一さ・・・俺んちきても、つまんなかっただろ?」
金太は少し目線を斜め下横にして、すまなそうな顔をする。
「そ、そんなことないって」
「少し早いけど、もう寝るか?」
「うん・・・」
(せっかく泊まりに来たのに、もう寝るのもなぁ・・)
結局たいした会話もできす、拳一は仕方なく布団に入ることにした。


金太は下の部屋からお客様用の布団をもってきた。
どうやら別々の布団で寝るということらしい。
電気を消してから10分ほど経過。
「ねぇ、金太?もう寝たの?」
「・・・・」
「金太?」
布団に入りながら、友達と話すのはけっこうおもしろい。
以前にボンやチョビの家に行ったときは、ここからが盛り上がったのだ。
しかし、金太からは返事がない。
金太はもう眠ってしまったのかな?と拳一は残念に思った。


だが、しばらくして金太から声がした。
「なんだよ・・拳一・・眠れないのか?」
拳一はその声を聞いてニコッとする。
「ねぇ、金太?そっちの布団に行ってもいい?」
「えっ・・・?」
「いいじゃん。せっかくだし、一緒に寝ようよ」
「・・・・」
「いいだろ?」
「す、好きにしろよ」
そういうと、金太はプイッと反対方向を向いてしまったらしい。
金太のヤツ、照れてるのかなと思いつつ、拳一は金太の布団にゴソゴソと入っていく。
しかし、金太の体が布団の8割を占めているためにとても窮屈だ。


金太の布団はとても暖かかった。
拳一はゆっくりとと金太の背中に近づいていく。
そして、金太の背中にポツッとおでこをあてた。
その瞬間、金太は少しビクッとする。
「拳一・・?」
「金太の背中って暖かいな」
「な、なんだよ・・・それ」
拳一は、金太の背中に抱きつくように、さらに体を密着させる。
大きくて柔らかい。
「けっ、拳一、くすぐったいだろ!」
硬派な男として、布団でベタベタとするのはプライドが許せないのか。
金太は大きな体を揺すって、拳一を突き放そうとする。
でも、不思議とそれほど嫌がっている感じではない。


拳一は、ここぞとばかりに金太の大きなお尻をそっと撫でてみた。
暖かくて、大きくて、とても柔らかい感触。
「ぎゃ!」
金太は飛び跳ねるように反応する。
そして、金太は急に体を回転させて、拳一の方に向き直った。
拳一の腕をギュッと掴む。
「いまなにやったんだよ!」
「い、痛っーて!」
「お前が変なことするからだろ!」
「まぁ、抑えて抑えて・・」
金太はいままで他人に自分の体を触られたことがないのか、いつになく興奮気味だ。


「じゃあさ、金太に俺の体を触らせてあげるよ」
「ええっ!?」
「えへへ」
拳一はニコッとする。
「どういう意味だよ?」
「こういうこと!」
拳一はそういうと、金太の手首をギュッと握った。
「ど、どうするんだよ?」
「こうするの!」
拳一は金太の手を、自分のパンツの中に入れた。


なんかやっぱりエロいですね・・・<俺

戻る