金太君小説(27)


春風中柔道部はエロい子が多いなぁ・・。(←ォィ)


登場人物

金太君です。

権藤大三郎です。

土門どもん。春風中の柔道部の主将。黒帯の実力者。


── 一週間が経とうとしていた。
「おい白金! 何やってんだ!」
「がはっ・・うぐっ・・」
道場に響く、うめき声。
一週間の間、土門たちは毎日、金太に稽古をつけていた。
いや、それは稽古ではなく、誰から見ても露骨な嫌がらせだった。
<ぐずぐずしてんじゃねぇ>
<いつまで寝てるんだよ。日が暮れちまうぞ>
<おめーのために、貴重な時間割いてやってるんだろうが!>
土門とその取巻きは、受身の練習といって、金太ひとりを道場の端に追いやる。
そして、寄ってたかって、得意の投げ技や締め技で、金太の体力を奪い続けていた。
当然、金太が反撃をすることは、許されない。
「ううっ・・こんなことで負けてたまるか・・!」
しかし、金太は罵倒されても、何度も根性で立ち上がっていた。
もう体は傷だらけで動けないはずなのに。
<チッ、なかなかバテないぜ・・!>
<すぐに嫌気が差して、退部すると思ったのによ・・>
<いや、それどころか、この特訓に慣れはじめているぞ>
土門たち3年生は、この稽古に耐え続ける金太のド根性に驚きを隠せなかった。


土門は体力の限界が見えない金太に、イラついていた。
(クソッ、白金太郎・・なんてヤツだ。普通のヤツなら、もうギブアップしているはずだ。
  ましてコイツは、完全に孤立しているんだぞ。現に1年生も2年生も、全員が白金を見てみぬフリをしている。
  なのに、なぜだ・・どうして、コイツの心は折れない?
  一体、なにが白金をここまで動かしているんだ? 早くしないと俺の立場が危うくなってしまう・・)
この一週間、ずっと金太ひとりに対して、稽古をつけている土門に対し、
  周りの1年生や2年生も、不信感を持ち始めているように思える。
土門は憤然とした様子で、畳に竹刀をグニュッと押し付けた。


そんな主将をみて、取巻きの1人が汗を掻きながら尋ねる。
「土門主将、どうしましょう? このままじゃ・・」
「いや、白金はこの一週間で確実に疲れているさ。もう俺に技を掛ける力はないはずだ」
「じゃ、いまから寝技で触診を・・?」
「それはダメだ。万が一、全員の前で寝技を跳ね返されたら、今度こそ俺の威厳は地に落ちてしまう」
「では、どうするんです?」
「いまの白金は、根性で立ち上がっている。だから、白金の心を折らなければ俺に勝ち目はない」
「でも、どうやって・・?」
取巻きの質問に対し、土門はアゴに手をあてて、しばらく考える
そして、なにかアイデアが浮かんだのか、ニタッと笑みを浮かべた。
「今日で決着をつけてやる。"アレ"をやるぜ」
その言葉を聞いて、4人の取巻きたちは薄気味悪い笑みを浮かべる。
「"アレ"をやるんですか? 俺もやりたいと思っていたんすよ!」
「バカヤロウ、やるのは俺だ。お前らには白金はもったいないぜ。
  誰もいなくなった後で、居残りでやるぞ。
  白金のような硬派な男に"アレ"をすれば、ショックで立ち直れなくなるはずだ。
  少し過激な方法だが、一気に白金にトラウマを植えつけてやるぜ」
そういうと、土門はケケッといやらしい笑みをする。




「よし、今日の練習はここまで。解散だ!」
道場に響き渡る、土門の大声。
金太を含めた下級生たちは、横一列に整列して礼をする。
みな額の汗を拭いながら、ガヤガヤと笑顔で更衣室へと流れていく。
厳しい練習が終わった後の開放感とでもいおうか。
しかし金太だけは、誰からも声をかけられず、下を向いたまま無言で更衣室に歩を進めていた。
その姿は、明らかに疲れきっていた。
「待て。白金太郎は残れ!」
その言葉が土門から発せられた瞬間、道場全体がシーンと静まり返る。
全員の目が、一斉に金太に集中する。
金太は土門の声に、反射的にビクッと体を震わせた。
「あの・・どうして俺だけ・・?」
「いちいち理由言わなきゃいけないのか。お前は居残り稽古なんだよ!」
「で、でも・・」
「デモもヘチマもねぇ。俺たち3年生が残ってまで稽古つけてやるって言ってんだ。ありがたく思え!」
「ハイ・・」
「なんだ、その気のない返事は? 先輩を侮辱してるのか?」
「そ、そんなことありません。よろしくお願いします!」
「そうだ、それでいい」
土門は、くくっと押し殺したような笑いをする。


金太が土門たち3年生の場所へ、向かおうとしたとき・・。
誰かに肩をグイッと掴まれた。
「ご、権藤・・?」
「キンタ、居残ってまで稽古するのはやめたほうがいい。断るんだ」
大きくて暖かい、権藤の手。
いつになく真剣な顔。
「おい、キンタ。聞いているのか!?」
「やめたほうがいいって・・・どうしてだよ・・?」
「なんとなく分かるんだ。アイツら、絶対になにか企んでるぜ」
「企むって・・?」
「とにかくやめるんだ」
「土門主将は、お前みたいに、リョウジョクするわけじゃないんだ!」
「なにっ!?」
「お前には関係ないだろ! 柔道の稽古なんだ。邪魔するな!」
そういうと、金太は権藤の真剣な目から、視線を逸らした。
そして、その腕を大きく振り払う。


「ホラ、全員さっさと出て行かないか!」
取巻き連中は、グズグズしている下級生を道場から締め出す。
土門は取巻きの連中に、目で合図を送る。
すると、1人は道場から外に出て行った。
さらに、別の男は、木製の扉をスライドさせて、隙間なく締めた。
(ヘヘッ、1人は外で誰も道場に近づけぬように監視役だ。
  扉は完全にシャットアウト。これで白金をどうしようと、誰もみているヤツはいねぇ・・)
ゆっくりと道場の中央に歩を進める金太。
疲れがピークに達しているのか、足元がおぼつかない様子だ。
そんな金太を見て、土門は竹刀を畳に叩きつけて怒鳴った。
「白金、なにゆっくり歩いてるんだ!」
「ス、スミマセン・・」
「たるんでんじゃねーぞ、コラッ!」
「ハ、ハイ!」
金太は土門の逆鱗に触れぬよう、額に汗をかきながら道場の中央に進む。
そして、背筋をピンと伸ばして、直立した。
そんな従順な金太を見て、土門はほくそ笑む。
(ヘッ。穢れを知らない可愛い1年坊じゃねーか。これからお前をたっぷり愛撫してやる。
  いままで味わったことがない快感と恥辱にまみれるがいいさ。
  そして、トラウマにさぞ打ちひしがれるがいい。今日で、柔道が嫌になっちまうかもな。
  ククッ、柔道部に、俺よりも強い男は必要ないんだからな!)


金太は何の疑いも持たず、道場の中央で稽古を待っていた。
土門は竹刀を肩を置きながら、金太の前に進む。
「では、居残り稽古を始めようか」
「ハイ」
「ところでお前、よくみると1年生のくせに、いい体してるじゃねーか」
「えっ・・?」
「お前の体が柔道に向いているかどうか、俺様が見てやるぜ。ちょっと柔道着脱げや」
「ど、どうして・・!」
土門の脈絡のない話に、金太の表情が固まる。
「どうしたんだ、白金? まさか、主将の言うことが聞けないっていうのか?」
「そんなことありません・・だけど・・」
「脱げっていってるのが、聴こえないのか!!!」
「ハ、ハイ!」
まるで雷が落ちたような土門の怒声に、金太は圧倒された。
そして、キョロキョロと周りをみながら、柔道着に手をかける。
そのまま、上半身の道着をバッと脱ぎ捨てた。


金太の引き締まった上半身。
筋肉と脂肪がほどよくつき、綺麗な曲線を描いている。
その引き締まった体に、その場にいる取巻きたちは思わず呟いた。
<すげーいい体してるじゃん>
<1年生のくせに、胸板は俺たちよりも厚いかもな>
<胸板ってより、おっぱいみたいじゃね?>
周りを取り囲んでいる取巻きたちは、金太の体をみて感嘆やら、からかいの声をあげる。
取巻きたちの視線に、金太はギュッと目を瞑って震えだした。
そんな金太のウブな姿をみて、土門はクッと笑いを堪える。
(ヘヘッ。白金のヤツ、連中の視線と言葉に、恥辱を感じてるな。
  それにしても、引き締まったいい胸の膨らみしてるぜ。じっくり揉んで、舐めてやりたいぜ。
  こんな硬派な男が、どう反応するのかも興味あるしな。さぞショックを受けるだろうよ)
土門は金太に、鋭い視線を向け、再び怒声をふるう。
「おい、白金! なにボケッとしてんだよ」
「えっ・・?」
「下だよ。下も脱げ」
「ええっ? 下もですか?」
思わず声が、裏返ってしまった。
「柔道着脱げってさっきから言ってるだろ。上だけ脱いでどうすんだよ、日本語わかんねーのか」
「で、でも・・」
「早くしろ!」
「ハイ・・」
土門の勢いに押され、金太はグッと屈辱に耐えながら、道着の下に手をゆっくりとかけた。


先輩たちの前でパンツ一丁になるという恥辱。
道着を脱ぐと、白いパンツがそっと顔を覗かせる。
新品を卸したばかりなのか、まだシミひとつ無い綺麗なブリーフ。
はち切れんばかりに、肢体にぴったりと張りついている。
真ん中にポツッとした膨らみ。
(へぇ。白金は、柔道着の下に清純な白パンツ履いてるのか。てっきりスッポンポンかと思ったのによ)
土門の口元が緩む。
パンツ一枚にされてしまった金太は、
 モジモジと落ち着かない様子で、両手はパンツの膨らみを隠していた。
先輩たちのジロジロと嘗め回すような視線。
<かなりケツがでかいな>
<体の割りには、アソコは小さいんじゃねーの?>
<毛は生えてんのか?>
わざと聴こえるように言っているのだろうか?
パンツの中身を詮索するような会話に、金太は下に向いて真っ赤になる。
そんな純情な金太に対し、土門とその取巻きたちはゆっくりと金太に近づいてきた。


前後左右を4人の先輩に囲まれてしまった、パンツ一枚の金太。
「ヘヘッ。いい眺めだぜ」
「うううっ・・」
「白金は、純白のブリーフ履いているのか。まだお母さんに買ってもらってるのか?」
「・・・・」
「なかなか似合ってるぜ。パンツのはち切れ具合もいい感じだしな」
「くっ・・」
羞恥心で一杯になる金太。
自分のパンツ姿を四方八方から眺められるという屈辱。
猫背気味になり、必死に股間を隠すのが、精一杯だ。
そんな金太の姿に、ニタッと笑みを浮かべる土門。


(コイツ、裸になるといい体躯してるぜ。いままで最高かもな。
  さすがは白金太郎ってことか。ヘヘッ、ますます触りたくなってきたぜ。
  さてと、まずは乳首を触ってやろうか。白金くんはこの衝撃にどう反応するかな? 楽しみだぜ!)
土門は、綺麗な逆三角形をした金太の胸の膨らみに、スッと手を伸ばす。
そのまま、金太のピンク色をした乳首を、力一杯ギュッと摘んでみる。
「ぎゃあっ!」
悲鳴に近い声を、なんとか飲み込んだ金太。
(なんだ白金のヤツ、もしかして、いま刺激に反応したのか・・?)
土門はそのまま、指で乳首を小刻みに動かしたり、反対方向に捻ったりする。
いきなりの土門の触診攻撃に、金太の体はブルブルと震えて凍りつく。
「や、やめろ!」
条件反射のように、土門の手を握り、力ずくで乳首から離した。


「おい白金、痛えーぞ。お前なにやってんだ?」
「だ、だって・・どうして胸を触るんですか!?」
「触っちゃいけないのか?」
「だって・・その・・こんなところ・・」
「はぁ? 白金、なに勘違いしてるんだ?」
「えっ?」
土門は金太に手首を握られながらも、いつもと変わらない口調で語りかける。
「俺はなぁ、白金のためにやってるんだぜ」
「ど、どういう意味ですか・・?」
「お前の精神力を試しているんだ」
「精神力・・?」
「そうさ。中学の柔道の試合ともなれば、胸や乳首ぐらい触られることなんて当たり前なんだよ。
  お前はまだ経験がないだろう? いきなり試合で触られたら、気が動転しちまうと思ってな。
  すべてはお前のためだ。俺がわざわざ稽古してやってるのに、その生意気な態度はなんだ?」
「・・・」
「それが主将に対する、お前の態度なのか?」
「ス、スミマセン・・・」
「分かったら、その手を離せ」
「ハイ・・・」
金太はションボリと下を向いて、土門の手首を離した。
「お前はまだ慣れていないようだからな。特別に鍛えてやるぜ。ちょっと拘束するか」
「こ、拘束って・・」
そういうと、土門は目で、左右にいる取巻きたちに合図を送る。
すると、取巻きの1人が、金太の後ろに回り込む。
そして、後ろから金太の脇の下に腕を廻し、しっかりと羽交い絞めにした。


後ろから、腕を羽交い絞めされて、身動きができなくなった金太。
さらに2人の取巻きは、金太の逞しい太ももをしっかりと握り締める。
(そ、そんな・・・!)
手も足も出せない格好にされてしまった金太。
しかし、この状態を拒絶することはできない。
正面にいる土門には、上半身を含め、パンツの膨らみまで丸見えだ。
金太の肉体のほとんどが、土門に晒されたと言っても過言ではない。
「ホラ、土門主将に、ちゃんとパンツをみせてやれよ!」
「こ、ここまでしなくても・・・」
ぐずぐずとしている金太に、土門が話しかける。
「まったく、白金はいちいちうるせーな。なにをビクついてるんだ!」
「ス、スミマセン・・」
「へぇ。こうしてみると、お前、本当にいい体してるな。穢すのがもったいないぜ」
「け、穢すって・・?」
「何でもねーよ。先輩として、お前の体をきちんと確認してやるからよ」
金太は「くっ」と諦めに近い声を漏らす。
真っ赤になって、下を向いて恥辱に耐える。


土門は再び、金太の乳首をギュッと摘む。
「うぐっ・・!」
「へぇ、意外とコリコリして、でかいんだな。お前の乳首はよ」
そう言いながら、土門は金太の乳首の先端を、親指と人差し指で思いっきり摘んでみる。
ビビッと電気が走るような感触。
「あぐぐぐっ、そ、そこまで触らなくても・・」
「胸の筋肉のつき具合を見ているんだ。それに精神力も鍛えられるぜ」
「で、でも、そこは・・・」
「クククッ、まさかお前・・・触られて感じてるんじゃないだろうな?」
「そんなことあるわけ・・」
「だよなぁ。まさか男が男に触られて、感じるなんてことないよな」
そういうと、土門はもう片方の手で、乳房をガシッとわし掴みにする。
そして、いやらしい手つきで、上下に揉みしだき始めた。
「はんぁっ!ぐぐっ!」
「へぇ。なかなか揉みやすい乳房してるじゃねーか。1年生でここまで揉み応えがあるヤツは珍しいぜ」
「はぐっ・・そんな・・!」
胸の快感に、反射的に喘ぎ声を出してしまう金太。
(ヘヘッ、さぞ恥辱に打ちひしがれるがいいさ。これからが本番だぜ)
無抵抗な金太に対し、圧倒的優位に立った土門は、悪魔の笑みを浮かべていた。


「居残り稽古」は、某同人誌に影響受けまくってます。

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