金太君小説(第5部) (11)


金太と権藤の関係が気になる隼人は・・?


登場人物

白金太郎。愛称「金太」。春風中学校2年生で柔道部の主将。後輩である南条隼人を育てたいと考えている。

南条隼人なんじょうはやと。春風中の1年生。柔道部で金太の後輩。


隼人は気がつくと、シャワーを浴びたまま突っ立っていた。
金太と権藤の手紙のことが気になって、考え事をしていたためか、時間が経つのを忘れていたのだ。
急いで、シャワーの栓を閉めて風呂場を出る。
そして、柔道着から、いつも着慣れた服に身を包み、階段をあがる。
しかし、顔は無表情で、いつもの明るさはなかった。
「白金主将、シャワー気持ちよかったッス・・」
少し重く感じる部屋の扉を、そっと開けた。
「白金主将?」
隼人が部屋を覗いて見ると、そこにはブリーフ一枚の格好で眠っている金太の姿。
布団の上で、仰向けになって体を大の字にしている。
完全に無防備な格好だ。
おそらく、隼人がシャワーに行ったきり戻ってこないので、ふと横になったのだろう。
そして、横になった途端、一気に疲労が体にのしかかったために、あっという間に眠ってしまったとしか思えない。
「グー・・グー・・」
口元からかすかに聴こえる金太の寝息。
隼人はその姿を見た瞬間、心臓がドクンと大きく波打つのを感じた。


一体、どんな夢を見て眠っているのか。
「うーん・・」と幸せそうに口元を弛ませながら、寝息を吐いてくる金太は、
 普段の柔道家の厳しさとはかけ離れた、まだ子供らしい甘えた顔をしていた。
隼人は足音を立てないように、抜き足差し足で一歩ずつ歩を進める。
金太の足元から近づき、山の頂上からふもとの街を見るように金太を見下ろした。
ブリーフ一枚の金太の寝姿。
初めてみる金太の裸は、筋肉と脂肪がバランスよくついており、デブというよりガッチリしているという言葉が合う。
特に上半身の逞しさは、思わず見入ってしまうほど肉付きがしっかりとしている。
得意の背負い投げは、この強靭な肉体から繰り出されるのかなと、隼人はふと思った。
隼人はそっとブリーフに視線を送る。
真っ白で清潔感がある金太のブリーフ。
少し小さめなのか、金太の太ももがはち切れんばかりに、肢体にぴったりとくっついていた。


隼人は眠っている金太に声をかけようとしたが、すぐに言葉を飲み込んだ。
金太のブリーフの膨らみが気になって仕方がない。
いま目の前で眠っている金太は、無抵抗で無防備で、
  なにをやっても起きそうにないほど、グーグーと疲れて眠り込んでいる。
──いまならば、白金主将を自分の好きなようにできる。
そう考えた隼人だったが、首を横に振って自分を諫める。
(ダメっす。白金主将にそんなことをしたら、オレは・・)
後ろめたい気持ちが沸いた隼人だが、やはり金太の寝姿が気になって仕方がない。
自分でも気づかないうちに、興味と好奇心が先走っていた。
隼人は自然に、金太の足元で膝を立ててしゃがんだ。
四つん這いの格好で、金太の股の間に、割って入っていく。


隼人は四つん這いの格好のまま、上体だけを前方に突き出す。
そして真上から、金太の顔をジッと見つめる。
スースーと寝息を立てる金太の唇。
唇は赤くて、柔らかそうで、物欲しそうな感じに見える。
(このまま、白金主将と唇を合わせてみたい・・)
千載一遇のチャンスなのは分かっていたが、キスをした途端に起きてしまうだろう。
そんなことになったら、どう言い訳をしてよいやら。
ふっと息をついた隼人は、上体を戻した。


隼人の目の前には、金太の純白のブリーフ。
シャワーを浴びた後に新しいものに着替えたのか、シミ1つなく清潔感が漂う。
真ん中にポツンとした膨らみ。
それほど大きな膨らみではないが、子供用のブリーフを強引に履いているのか、
 中のモノがブリーフに食い込むように浮き上がっており、大きさや形がある程度は確認できる。
以前に隼人が寝技で触ったときは、もう少し大きい感触だったので、
 やはりあの時は金太は勃起していたのかなと、隼人は不純なことをあれこれと考えてしまう。
ジーッとブリーフの膨らみを見つめているうちに、隼人の心臓の鼓動は速くなる。
いまなら、誰も見ていない。
金太はガーガーと眠りについていて、とても起きる気配はない。
隼人は無言で、ブリーフのゴムに手をかけようとする。
心臓の鼓動がいつもの3倍、いやそれ以上速く動いていのは、隼人自身にも分かった。
その証拠に、ブリーフのゴムを握ろうとする手が震えている。
隼人は手の震えを必死に抑えながら、ブリーフのゴムを両手で握る。
そして、それを数センチだけ、下にずらしてみる。
ドキドキとしながら、金太の顔を伺ってみるが、全く起きる様子はなかった。


(ほんの少しだけです・・。白金主将の大切なところを見せてください)
隼人は、いま自分がしていることが、イタズラでは許されない、行き過ぎた行為であることが分かっていた。
パンツを脱がすなど、金太を侮辱する以外の何物でもない。
しかしこの状態で、もはや自分の欲求を抑え込む手段を知らなかった。
隼人はブリーフのゴムを、さらに下へ下へと動かしていく。
親指と人差し指で慎重に、気がつかれないように、丁寧に下ろす。
何重にもしわしわに重なって、下に降りていく金太のブリーフ。
そしてブリーフのゴムが、ポツンとした膨らみに当たる。
──ゴクリッ。
隼人は生唾を飲み込む。
ここからが問題だ。
ポツリした膨らみをブリーフのゴムが乗り越えた瞬間、アソコが露出するのだろう。
しかし、ゴムの反動が、眠っている金太に振動や衝撃を与えるに決まっている。
隼人はここでやめてしまおうかと考えたが、ここまできたら後に引き返せない。
(あぁ神様、お願いします・・)
目を閉じて運を天に任せるように、思い切ってブリーフのゴムをズリッと下ろした。


隼人が目を開けると、そこには金太のおちんちんが、ボロンと音を立てるように存在していた。
急いで金太の顔を視線を向けるが、金太はグーグーと眠ったままだ。
どうやら、危惧していたゴムの反動は、金太を起こすには至らなかったらしい。
隼人は、金太のおちんちんに目を向ける。
そして、息がかかるような距離で、しっかりと覗き込んだ。
(これが白金主将の・・)
──ゴクリッ。
再び、部屋に響くほどの生唾を飲み込む音。
隼人は目を輝かせて、金太のおちんちんに見入っていた。
他人のおちんちん、しかも自分の憧れの先輩のモノを間近にみることは初めてだったからだ。


金太のおちんちんは、想像していたよりも小さかった。
それでも自分のおちんちんよりは、大きくて、
  竿は短めだったが、玉袋はしっかりと確認できるほどだった。
おちんちんの付け根から上方、つまり下腹部には薄っすらと毛が生えている。
亀頭はまだ剥けていなくて、先端がちょこっと頭を出している。
綺麗なピンク色が鮮やかに見えて、まるで吸い込まれそうになる。
(すごい・・これが主将の・・・)
隼人の目は血走り、そして鼻息はこれ以上ないほど荒くなっていた。


隼人は金太のおちんちんをじっくりと観察したあと、
 ブリーフを元に戻そうかと思ったが、それをやめた。
すでに隼人の気持ちは、好奇心を通り越して、極度の興奮状態にあった。
金太のおちんちんの根元を、片手でそっと握り締める。
一瞬ビクリ!と金太のおちんちんがそそり勃つ。
隼人は慎重に、もう片方の親指と人差し指で、金太のだらんと力なく垂れているおちんちんの竿を摘む。
適度に柔らかくて、弾力があるおちんちんの感触。
(これが主将の・・・一度でいいから触ってみたかった・・)
隼人は、亀頭に被った皮を丁寧に剥いて行く。
「うっ・・」
金太が一瞬声をあげたが、隼人はそんなことを気にせずに、皮を剥くことだけに集中していた。
亀頭部分をなぞるように、包皮を丁寧に降ろしていく。
やがてピンク色に染まった、桃のような亀頭がにゅるっと顔を出した。


(白金主将のおちんちん、ピンク色ですごい綺麗だ)
隼人は、金太のピンク色の亀頭をみて、その形状や色を記憶していった。
亀頭は桃のようにプリッとしていて、たまにビクリと物欲しそうに動くのがいやらしい。
そして少し塩っぽい亀頭の匂いをクンクンと嗅いでいた。
自分のものと比較すると、立派なおちんちんに見える。
隼人は、そっと金太の亀頭に唇を近づける。
極度の緊張で、額に汗が流れる。
(主将のを舐めてみたかったッス・・)
隼人は自分自身でなにかを決断をしたのか、「よし」とうなづくとそのまま舌を出して、金太の亀頭をベロッとひと舐めした。
「ううっ・・」
金太から、息苦しいうめき声が聴こえる。
金太の亀頭は、自分の舌と同じくらい暖かくて柔らかくて、不思議としかいいようのない舌触りだった。
初めて亀頭を舐めた隼人には、そうとしか感じられなかった。
そのまま、もうひと舐め、そしてもうひと舐めと、金太の亀頭を愛撫していく。


数回舐めると、金太のおちんちんが刺激で反応していた。
垂れ落ちていたチンチンが、いつのまにかそそり勃っていたのだ。
(で、でかい・・!)
金太の体がビクビクと、痙攣するように震えている。
興奮した隼人の目は、すでに血走っていた。
(白金主将は眠りながらも感じているんだ・・オレの舌で感じるんだ・・うれしい・・)
今度は「よし」とさらに気合を入れて、金太の大きく膨らんだ亀頭をジッと見つめる。
そして、さらに唾をたっぷりとつけて、ピンク色の亀頭をベロンと舐め続けた。
ジュバッと唾液の音がする。
「うあ・・は・・ひっ・・」
隼人の舌の動きに合わせて、金太は寝言とは思えない甲高い声をあげた。
(白金主将が興奮してる・・。悶える声・・こんな声を出すんだ・・)
隼人は舌で亀頭を転がすように、湿った唇で丁寧に愛撫をしていく。
亀頭の溝を舌でなぞる。
金太の体は徐々に震えを増し、「うあ」とか「ううっ」といううめき声を発していた。


隼人は目を瞑り、気持ちよさそうに金太のおちんちんをしゃぶり続ける。
(主将のおちんちん、もっと舐めたい・・)
そして舌が、思わず尿道をチロチロと刺激してしまった瞬間。
「ひゃああ!」
いきなりの叫び声。
隼人はびっくりして、視線をあげると、
 そこには体を震わせながら、上半身を起こしている金太の姿。
「お、おまえ、なにやってんだ・・」
「あっ・・その・・・」
隼人は我に返ったように、急いで金太のおちんちんから唇を離す。
そして、オロオロとした表情を浮かべたまま、金太の瞳をただ見つめた。
一方の金太も奇声を発したが、一体何が起こったのかまだ状況が把握しきれていないようだった。
その証拠に、金太自身も次の言葉が出ずに、表情が固まっている。
「白金主将、これは・・その・・」
隼人は泣きそうな顔で、この場を切り抜けようと理由を探したが、そんなものが見つかるわけがない。
2人に聴こえるのは、静寂の中をカチッカチッという時計の針が動く音だけであった。


隼人はやるときはやる子なんです(ォィ)。

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