みみずくのリュウ小説(5)


タートルキングに捕らわれたリュウは?


登場人物

G5号、みみずくのリュウ。横綱級のデブで海で鍛えた怪力を持つ。

タートルキング。巨大戦艦を操るギャラクターの幹部。

デビルスネーク。ギャラクターの幹部でデブ専らしい。


・・・
リュウはゆっくりと目を覚ました。
周りを見渡すと、そこは無機質な狭い室内だった。
薄暗くてよく分からないが、わずかに聞こえるエンジン音からして、タートルキングの中だろう。
ふと天井を見てみる。
天井から真下に鎖が伸びていた。
リュウは、自分がバンザイをする格好で、天井から吊らされていることに気がついた。
鎖はリュウの腕、いや両方の手首に交差するように絡み付いている。
リュウは鎖をほどこうと、手首に力を入れてみるが、鎖を引きちぎることはできなかった。
足は自由に動かせるが、両腕で吊るされては何もできそうにない。


しばらくすると正面のドアが、キュインと音を立てて横にスライドした。
わずかに部屋が明るくなる。
ドアから大きな2人の男が入ってきた。
見覚えのある2人。
タートルキングとデビルスネークだ。
2人は、リュウの目の前にゆっくりと近づく。
『おはよう、みみずくのリュウ』
「・・・」
『君の重い体をわざわざ運んで、吊るしてあげたぞ。気分はどうだ?』
「貴様・・!」
『タートルキング様と呼びなさい』
「ふざけるな!」
『私は優しいのだよ。しかし口の聞き方には気をつけてもらおう』
そういうと、タートルキングはリュウの頬を軽く殴りつけた。
「くっ・・」
リュウはヒリヒリとする頬の痛みを感じながら、思い出していた。
半漁人のようなマスクに、タラコ唇、間抜けな格好。
こんな変態マスク野郎にヤラれたのかと思うと、自分が情けなくなる。


タートルキングは、身動きできなくないリュウをみて、ほくそ笑む。
『まだクロロホロムの影響があるのかな?』
リュウは首を左右にブルッと振って意識をハッキリさせて、タートルキングを睨みつけた。
「わしをどうしようというんじゃ!? 殺す気か?」
「別に殺さんさ。そのボディスーツの秘密を知りたくてね」
「なんじゃと・・」
『そのボディスーツは素晴らしいよ。銃を跳ね返し、君の能力を数倍にパワーアップさせるのだろう?』
「・・・」
『相撲取りのような体で、数メートルも飛ぶなど、考えられん』
「う、うるさい!」
『おそらく手首にあるブレスレットで変身を解除できると思ったのだが、違うかね?』
「・・知らんわい」
『君が寝ているあいだにブレスレットをあれこれ操作してみたのだが、どうしても変身を解除させることができなかった』
「当たり前じゃ。このブレスレットは世界最高のテクロノジーの結晶なんじゃ」
『なるほど。それでは実力行使でボディスーツの秘密を聞き出そうか』


実力行使とは、おそらく暴力による拷問だろうとリュウは観念した。
しかし、タートルキングの意外な言葉にリュウは悩んだ。
『陵辱という言葉を知っているかね?』
「リョウジョク・・・?」
『知らないようだな。陵辱はすごいぞ。
  なにが素晴らしいかというと、貴様はいままで感じたことがない快感に打ち震え、最後に天に昇り詰める』
「意味がわからんわい!」
『ところで、みみずく君はまだ若いのだろう? 女を抱いたことはあるのかね?』
その質問にリュウはカッと赤くなり、うつむいた。
リュウの顔は老けて見えるが、まだ17歳であり、女性とナニをしたことはない。
ナニどころか、女性と話す機会もあまりなかった。
『分かりやすい反応だね。
  もっともその太った体では女性にはモテないだろう。無理もない。
  私はこう見えても二枚目なのだ。モテるのだよ。
  だから毎日女を抱いているのだ。しかし、私の体に合う女がいなくてね。
  私の体を見たまえ。スーパーマッチョな体だろう? 女はか弱くて細い。飽きてしまってね』
一体、なんの自慢話が始まるのかと、リュウはだんだんイラついてきた。
「なにが言いたいんじゃ・・」
『要するにだ、私よりも立派な体をもつ男をもてあそんでみたいのさ』
その言葉の意味が分からずに、リュウは首をひねった。


──男をもてあそぶ・・?
タートルキングの言葉の意味を、リュウは頭をひねって考えた。
(男をもてあそぶってどういう意味じゃ・・。殴られる? 遊ばれる・・?)
無言になってしまったリュウに、タートルキングが優しく語りかけた。
『どうした? だから先ほどから言っているではないか』
「なにをじゃ!?」
『君の心を解放する。陵辱すると』
「だから、どういう意味じゃい?」
『君の体はこれからどんどん汚れていくことになるのさ。
  そして、いままで経験したことがない快感に溺れ、私無しには生きていけなくなるのだ。
  もっとも、君のような奴隷なら、大歓迎だがね』
「・・・」
『まだ分からないようだね。全く鈍い男だ。ではさっそく始めるとしよう』
そういうと、タートルキングはリュウの股間部分に目を向けた。


『まずは君の反応を見てみたい』
「な、なにする気じゃ!?」
『人間の男が持っているこの部分から、白い液体をたっぷり出して欲しいんだが?』
タートルキングはリュウのお腹に、ツンと指を立てる。
ふくよかなお腹に、一本の指が埋もれた。
「はうっ!」
『ほう、スーツの上からでも敏感だな・・』
タートルキングは、お腹から指をスーッと下におろしていく。
その指は、リュウのボディスーツをなぞりながら、下へ下へと進む。
『フフフ、どこにあるのかな?』
「あああ・・なにをするんじゃ!この変態が!」
指は確実に股間へと近づいていく。
リュウはようやく事態の深刻さに気がつき、全身から汗を噴き出した。
「まさか、心を解放するって・・」
『その"まさか"さ』


タートルキングの指は、股間のプクッと膨らんだ部分でピタリと止まった。
そして、そのまま小さな膨らみをギュッと摘む。
「はんっ!」
『おやおや、もう少し大きいかと思えば、体に不釣合いな小さなイチモツだ』
さらにボディスーツの上からチンチンと思われる部分を強く摘み、ぐにゅぐにゅと揉みしだく。
「かーっ! や、やめんかい!」
『もう感じているのか? ハーハハッ、予想上に敏感ではないか』
「ふっ、ふざけるなっ!」
リュウはタートルキングの予想外の行動に、顔を真っ赤にして叫んでいた。


タートルキングは、リュウのチンチンを摘んで、そのまま上下に揺らしていた。
リュウはこの屈辱的な現実を逃避しようとしたのか、震えながら、顔を真っ赤にして目を瞑る。
あまりのウブな姿に、タートルキングとデビルスネークはニンマリと笑みを浮かべた。
『フフフ。みみずくのリュウよ。どうやらまだ穢れを知らぬ体らしいな』
「だ、黙らんかい!」
『童貞君にはちょっと刺激が強すぎるか。どんどん勃起してきてるぞ』
「違うわいっ!」
『私はそういう無垢なみみずくが大好きなのだ。じっくり逝かせてやろう』
そういうと、タートルキングはデビルスネークに合図をする。


デビルスネークはすでに興奮しているのだろうか、
  ハァハァと荒い呼吸をしながら、リュウの正面に近づいた。
『兄貴ぃ、俺はもうガマンできねぇぜ!』
『みみずくとやりたいのか?』
『おうよ、このデブの体を触りたくてウズウズしてるんだ』
『好きにしていいぞ。ただしフィニッシュは私が決める』
デビルスネークはリュウの正面に立ち、ジッと体を見つめた。
リュウの茶色のタイツは少し汗ばんでいた。
タートルキングにチンチンを刺激されたのが、相当に効いているようだ。
『お前、めちゃくちゃ美味そうだぜ・・!』
「・・・」
『まずは、美味しそうなおっぱいから責めるぜ!』


リュウは逞しい胸はボディスーツの上からでも分かるほど、盛り上がっていた。
二の腕の筋肉、それを強調する黄色と茶色のボティスーツのライン。
胸には科学忍者隊の「G」のマークがあり、胸の膨らみは相当なモノだ。
筋肉というよりは、脂肪がほどよくのっており、まるで女性の乳房を連想させる。
デビルスネークは、そっと右の乳房に片手を当てた。
『大きなおっぱいをしているぜ、コイツ』
そのままボティスーツの上から乳房を少し撫でたかと思うと、グッと軽く握った。
「かあっ・・」
その瞬間、リュウは自分の意思と関係なく声が出てしまった。
デビルスネークは、乳房の感触を確かめながら、タートルキングに話した。
『兄貴ぃ、このボティスーツの触り心地は最高だぜ。
  どうやら、みみずくのスーツは動きやすいような超極薄な素材で出来ているみたいだぜ』
『ほほう。ということは、我々の刺激をモロに感じるわけだな?』
『そういうことだぜ』
リュウの乳房の弾力は、ボティスーツの上からでもはっきりと分かる。
まるで裸、つまり男の裸体を触っているような感触がしたのだ。
『いいねぇ、いいねぇ!』
乳房はプリンのように弾力があり、強く揉めば本当にミルクがでそうな程だ。
相撲部で鍛えたリュウの乳房は、筋肉と脂肪が混じった極上の味だった。
『柔らかい感触だぜ!』
「や、やめんか・・コラ・・」
乳房を揉まれるたびに、リュウは必死に声を出さないに、歯を食いしばった。
しかし、デビルスネークがひと揉みするたびに、リュウから苦痛とも快感ともとれる、かすれた声があがる。


デビルスネークは、自分の唇をリュウの乳房に運んだ。
クンクンと胸のあたりの匂いをかぐ。
そして長い舌を伸ばして、リュウの乳房をボディスーツの上からベロッと舐めてみた。
「ああ・・」
『コイツ、スーツを舐めただけで感じてるぜ・・』
普通、洋服や下着の上から舐めても、それが邪魔をして感じることは無い。
しかし、科学忍者隊のボディスーツは違った。
ギャラクターと戦うための戦闘スーツがあるが故に、
  どんな小さな刺激、例えそれが髪の毛一本だとしても、逃さないように刺激として感じてしまうのだ。


「あっ・・そこは・・!」
『ヘヘヘッ、俺の舌の感触が分かるんだな?』
デビルスネークは右手で右の乳房を揉みながら、左の乳房を舌でレロレロと舐めてみる。
舌の先端で乳輪を刺激するように、円を描いてみる。
「あわっ・・うわ・・んぐぐ」
リュウは言葉を口に出す前に、乳房を舐められる感触に押しつぶされていた。
それだけ強烈だった。
乳房を揉まれて、舐められているだけなのに、いままで感じたことがない快感が脳に分泌されていく。
それは気持ちよさと恥ずかしさが入り混じった複雑な感覚。
「やめるんじゃ・・・」
『本当は気持ちいいんだろ?』
「そんなこと・・あるわけ・・ああっ!」
パンチやキックといった打撃ならば、耐える自信はある。
しかし百戦錬磨のリュウも、この快感地獄への対応策はなかった。
ただ、デビルスネークに乳を揉まれるだけで、情けない喘ぎ声を出すしかなかった。
「はあ・・ああ・・」
『コイツ、興奮しまくってるぜぇ! もっと強く揉んでやる』
デビルスネークは、リュウの乳首の先端を思いっきり摘んでみる。
「あひゃぁーーっ!」
全身に電流が走ったような激しいショックに、リュウは自分でも信じられないような金切り声をあげる。


「コ、コイツ・・! やめろ!」
リュウは肉付きのいい体を、前後左右に必死に揺らす。
しかし乳房にジンジンと感じる刺激に、リュウは全身に鳥肌を立てて身悶えさせていた。
さらにボティスーツの上から大福でも掴むように、ギュッと乳房を握り締める。
下から突き上げるように揉みまくる。
「あっ・・はあっ・・やめろ・・そんな・・」
はじめて味わう快感に、リュウは顔を天井に向け、口から熱い吐息を吐いていた。
『ワーハハッ、みみずくは随分と敏感だぜ。乳房を揉んでいるだけなのによ!』
「はぁ、んあっ、ああ」
『さっきから体の痙攣が止まらねぇ』
いとも簡単に悶えるリュウを見て、デビルスネークは悪魔の笑みを浮かべた。


リュウの体は純潔だった。
普段はおっとりしてドジなリュウだが、心根はとてもまじめだ。
17歳という思春期真っ盛りの年頃でも、性に関することはあまり考えなかった。
南部博士という偉大なる指導者のもとで、みだらな行動をすることは控えていたのだ。
セックスの経験、ましてや、体を他人に触られたことなど、一度もない。
オナニーでさえ、グッと我慢し続けてきたのだ。
そんな頑なに守ってきた自分の体が、敵にもてあそばれるなんて・・!


次回、最終回です。

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