なんかいつものパターンでヤバイです。
登場人物
海野千太です。
速水洋平。707Rの艦長で千太の憧れ。
突然抵抗を始めた千太に対して、速水は・・?
千太はこの場を脱出しようと、大きな体を揺すり始めた。
そんな千太の姿を見て、速水は心の中で思った。
──そうじゃ。お前が抵抗するのをずっと待っていたんじゃ。
千太がずっとマグロのように無抵抗ではおもしろくない。
「千太、おとなしくせんか!」
「放してっ」
速水は暴れる千太の両腕を、強引に手で押さえつける。
暴れだした千太の力は予想以上に強い。
速水には分かっていた。
初めての刺激を受けたときは、必ず拒否反応があるのだ。
それは裏を返せば、快感に打ち震えている何よりの証拠。
そして、その快感を受け入れてしまってよいのか、迷っている証拠でもあるのだ。
つまり、理性と本能の戦い。
ここを乗り越えれば、あとは快感地獄に引きずりこめる。
千太は「やめてぇ」と、肉付きのよい体を左右に揺らしている。
目に涙を溜めながら、速水の顔を睨んで暴れようとする。
速水はそんな千太に対し、乳首の刺激を一旦中止し、
まずは体の抵抗を押さえつけることにした。
千太の体を、さらに両膝でギュッと締め付ける。
そして、千太の両手首をガッチリと掴む。
そのまま十字架に架けるように、千太の両腕を畳にハリツケにする。
「ひぃぃ・・・」
強引に大の字に押さえつけられた千太。
上から体重をかけて押さえつけられると、もはやビクとも動かなかった。
速水の圧倒的な力に、千太の口から諦めのため息が漏れる。
半分涙目だ。
速水はゆっくりと千太の顔に上に、自分の顔をもってくる。
千太は、ハァハァと息を漏らして速水の顔を見上げた。
「お願いです。艦長、放してくださいっ!」
「ダメじゃ」
「僕をどうするつもりなんですか・・」
「こうするんじゃ」
速水はニタッと笑い、千太の唇に自分の唇を近づける。
ジュルッ・・。
なにかの液体の音がしたかと思うと、千太の唇に速水の唇が吸い付いていた。
(あっ・・あっ・・)
憧れの速水がキスをしてくるなど、千太には予想外の出来事だったらしい。
ビクッと体が波打ち、さらにおちんちんが一回り大きくなる。
それでも額に汗を掻きながら、首を懸命に振って抵抗しようとする。
(あふっ・・うぶっ・・)
──ハハハ。無駄な抵抗じゃわい。
速水は生暖かい舌で、千太の柔らかい唇をベロベロと舐めてみる。
千太は、その行為に思わずビクンビクンと、何度も体を仰け反らせた。
──予想通りに柔らかい唇じゃわい。
速水は、さらにベロベロと舐めて、唇を徐々にこじ開けようとする。
(んぁーん・・艦長・・ダメですぅ・・・)
両腕をガッチリと押さえられ、唇を奪われるという行為。
この強姦されるような体制に、千太の中でなにかがうずき始めていた。
しかも相手は、憧れの速水洋平。
(あっ・・あっ・・)
千太の唇は、速水の唾液でベトベトにされる。
そして、ついに速水の舌の侵入を許してしまったとき・・。
千太の腕の力は、一気に無力となった。
(あぁ・・なんだろう・・この感覚・・・)
速水の舌が、千太の舌に絡みついていたのだ。
まるで追尾センサーがあるのかのように、速水の舌は千太の舌に絡みつく。
その不思議な舌の感触に、ついに千太は抵抗する意思を失った。
速水は、チョロチョロと自分の舌を、千太の舌に絡めてやる。
舌と舌が絡み合うたびに、千太はビクビクと体を痙攣させる。
(う・・うっ・・・)
千太の目からしょっぱい涙が零れ落ちる。
千太の理性を吹き飛ばす、強烈な快感。
・
・
しばらくの間、熱い口付けをし続けた速水と千太。
千太の口元は、速水の唾液が溢れだしたのか、ドロッとヨダレが垂れている。
速水はゆっくりと、千太の唇から自分の唇を放す。
ツーッとよだれの糸が、お互いの唇に引かれていた。
「うっ・・うっ・・」
涙を零しながら、全身が震えている千太を見て、速水は思った。
──ようやく、わしを受け入れたようじゃな。
速水は山の頂上から、ふもとを見下ろすように、千太の体を見つめる。
千太は「ハァハァ」と息を荒げ、なにやら目の焦点が合っていない。
大きく呼吸を乱しているのか、お腹の「金」の文字が凹凸を繰り返している。
顔がほのかに紅潮しているようだ。
金太郎の衣装も、揉みくしゃでシワが寄り、あちこちが唾液で濡れている。
とっくにキスを終えたというのに、まだビクビクと放心状態の千太。
その姿をみて、速水は感じた。
──お前は本当に穢れを知らない子だったんじゃな。
「さて、お楽しみな部分がまだ残っておるぞ」
速水が千太のおちんちんを愛撫しようと、体を後ろにずらしたとき。
なにやら、千太の股間近くの畳の色が変色しているのに気がついた。
「んっ・・・なんじゃ?」
よく観察してみると、畳に液体が染みこんでいるように見える。
透明だが、若干白濁している。
──まさか・・・。
速水は急いで、千太が着ている金太郎の衣装の末端部分を、めくってみる。
そこには、これ以上ないほどそそり勃った千太のおちんちん。
──ミニサイズかと思っていたが、意外と大きいな。
──ん?おまえのおちんちん・・・。
などと考えていると、おちんちんの先端から畳に滴り落ちる液体。
──乳首とキスだけで逝きおったか。
ビクビクと震える千太のおちんちんを見ていると、なにか微笑ましさえ感じる。
「速水・・・艦長・・・」
なにやら千太の弱々しい声が聞こえる。
「ん、どうした?」
「ごめんなさい・・・」
「どうした?なぜ謝っておるんじゃ?」
速水は不審に思って、千太の顔を覗き込んでみる。
全身を脱力させ、畳にヨダレを垂らして放心状態の千太。
そこにはヒックヒックと泣いている、赤ん坊のような横顔があった。
「うっうっ・・ごめんなさい・・畳を汚しちゃいました・・」
「金太郎さんは随分と早漏なんじゃな」
「だって・・その・・」
「なんじゃ」
「僕、707Rに乗艦してから、ずっと我慢してたんです・・」
「ま、まさか一度も出していなかったのか?」
「はい・・」
「40日間も我慢しておったのか?」
「・・・」
真っ赤になって、コクンと頷く千太。
──やれやれ、そりゃどんな男でも、あっという間に逝ってしまうわ。
──そこまで我慢したのは、ある意味天晴れじゃが。
しかし、千太はなぜオナニーをせずに、我慢していたのだろうか。
そんな疑念が速水の胸に渦巻いていく。
速水は畳に零れ落ちた精液を、ティッシュで綺麗に拭き取る。
千太はその間、大の字になって、体をブルブルと震わせるだけだった。
「なぁ、千太?」
「は、はい・・」
速水の掛け声に、千太は顔を向けて目を合わせる。
頬には、涙がスーッと零れ落ちた跡。
そんないじらしい千太を見て、速水は千太の横に寝転がり、暖かく抱きしめてあげる。
「艦長・・・」
「全く、世話のかかる子じゃな」
「うっ・・うっ・・・艦長・・・」
しばらくすると、千太は落ち着いてきたのだろうか。
速水はそっと、千太に話しかける。
「どうして、お前は逃げ回っておったんじゃ?」
「・・・・」
「そんなに裸を見られるのが嫌か?」
「・・・・」
「どうした。答えてくれんのか?」
千太はしばらく気まずそうにしていたが、小さな声で話し出した。
「艦長、僕のアソコ・・みましたよね・・?」
「あぁ、見たが?」
「あの・・その・・気がつきませんでしたか・・・?」
そういうと、急にモジモジとし始める千太。
──全く何のことを言っているのやら。
「僕・・その・・・まだ生えてないんです・・」
「なに?」
その言葉で速水はすぐにピンときた。
千太のおちんちんが、ツルツルだったのを。
──なんじゃ、そんなことで逃げ回っておったのか。
──全く、絶滅種と思えるほど、天然で穢れのない子じゃな。
千太の話を聞いていると、思わず含み笑いがこぼれてしまう。
しかし、千太の表情は真剣だ。
千太はいままで隠していたことを、一気に吐き出し始めた。
自分がもう15歳なのに、毛が生えてこないこと。
同期の訓練生に、まだ毛が生えてないとイジメられたこと。
変声期も迎えずに、自分だけ子供みたいな声なこと。
707Rでも、それが怖くてずっと逃げ回っていたこと。
普段は明るくて、悩みという言葉とは程遠い存在に見える千太。
そんな千太が、涙ぐみながら自分の胸の内を赤裸々に告白したとき、
速水は千太をわが子のように愛らしく感じてきた。
千太が15歳というのは勝手な妄想です。どこにも年齢に関する設定がなかったので・・。