なんかエロさが惰性的になってきてる・・。
登場人物
海野千太です。
速水洋平。707Rの艦長で千太の憧れ。
速水は千太の話を聞いて思った。
思春期のころというのは、今から考えればくだらないことに悩んでいたものだと。
しかし、千太にとっては、毛が生えているかどうかは大問題なのだろう。
ひっくひっくと泣きじゃくる千太に、速水はなにか助言を与えようと、腕を組んで考える。
そして、千太にそっと話しかける。
「なぁ千太。毛を生やしたかったら、毎日射精すればいいんじゃ」
「えっ、そうなんですか・・?」
「そうすればすぐに生えてくるわい」
「でも、そんなの恥ずかしいですぅ」
「40日間も耐えるのは、逆効果じゃ」
「・・・」
なかなか納得しない千太に対し、速水はだんだん焦れてきた。
「千太、教育の続きをやるぞい! 次はわしを満足させてみぃ!」
「ええっ、まだ終わりじゃないんですか。もういいですぅ・・」
「ダメじゃ! 先ほどまではお手本だ。今度はお前が実践するんじゃ」
「そんな・・」
涙目の千太に対し、速水はやる気満々のようだ。
速水は突然、畳の上にゴロンと寝転がる。
大の字で、大股開きだ。
そして横で震えている千太に、大きな声で話しかける。
「千太、わしのお腹に乗っからんかい!」
「で、でも・・」
「今度はお前がわしを責めるんじゃ」
「ム、ムリですぅ」
千太の声は蚊細くて小さかった。
「早くせんか!」
「ううっ・・・」
速水の言葉に、もはや逃げようの無い千太。
目に溜まった涙を拭きながら、ふくよかな速水のお腹の上に跨った。
「さぁ、後ろを向いて、わしの股間を揉んでみい!」
「そんな・・」
"股間"という名詞が出てきた途端、千太の体は硬直した。
(どうしよう・・・速水艦長の股間を揉むなんて・・・)
とりあえず、股間の方向に跨りなおす。
チラッと速水の股間に目をやると、白いフンドシの中で、モノが突き破るように勃起している。
形状がフンドシ越しにも、分かるくらいに。
(こ、こんなに大きくなるんだ・・)
自分のおちんちんの倍の大きさはあるだろう。
これは勃起した大きさなのか・・。まさか素の大きさなのだろうか。
(ダメ、、絶対にムリ・・・)
千太には、速水に対して尊敬の念がある。
だから、速水のフンドシを触ることなど、とてもできなかった。
「なにをしとるんじゃ」
背後から容赦なく叱咤する速水。
千太は、目を瞑ってそっと速水の股間に手を近づけてみる。
しかし、千太は股間に伸ばした手を、途中で止めた。
(やっぱり、僕には出来ない・・・)
──千太のヤツ、余程恥ずかしいらしいな。
あまりにウブな千太の行動を見て、速水はいい加減に焦れてきた。
速水は上体をゆっくりと起こす。
そして、背後から千太の震える手首をギュッと掴む。
「艦長、なにするんですっ!」
「お前は恥ずかし屋さんじゃからな。わしがサポートしてやろう」
そういうと、千太の手を強引に股間に押し付けた。
グニュッ!!
その瞬間、千太の手に暖かいフンドシの感覚。
柔らかいおちんちんの感触が伝わる。
<大きいっ!>
それが速水の股間の第一印象。
(こ、これが速水艦長の・・・)
意外と柔らかくて・・・ビクビクとしていて・・・。
速水のチンチンをさすりながら、千太は頬を真っ赤に染める。
そして、その手をどうしようか悩んでいた。
「そのまま、わしのチンチンを揉むんじゃ」
「い、嫌ですぅ」
「ダメじゃ」
「・・・・」
千太は震える手で、亀頭にあたる部分をわずかに押し潰した。
「うはっ!気持ちいいぞ!」
千太は緊張のあまり、全身から汗が吹き出していた。
心臓がバグバクといって張り裂けそうだ。
「さぁ、もっと強く揉まんか」
「はい・・・」
千太の心の中では、いつの間にか艦長のチンチンを触りたいという願う心と、
それをしてはいけないという理性が激しくぶつかりあっていた。
緊張の色を隠しながら、速水のふんどしをグイッと数回押しつぶしてみる。
押せばグイッと固くなり、そのままブルンッと元に戻る。
竿はとても大きく、玉袋はそれ以上に膨らんでいる。
どうしたら、こんな大きなおちんちんになるのかと千太は感嘆していた。
しかし、速水の叱咤は続く。
「千太、そんな揉み方では、相手を満足させられんぞ!」
「だ、だって・・・」
「まったく、わしがお手本をもう一度みせてやるかのう」
「いやですぅ。やめてくださいっ」
そんな言葉を無視して、速水は千太を自分のお腹から降ろした。
そして、再び千太を畳に強引に寝かせる。
「さて、金太郎さんをご開帳しますか」
速水は千太の足元に移動する。
そして、そのまま千太の両足首を持ち、左右に大股開きにした。
「うひゃあ!」
千太はあまりの恥ずかしさに大声を出す。
速水はニンマリと笑ったかと思うと、そのまま千太の下半身を嘗め回すように鑑賞した。
ツルツルとしてハリがあり、傷ひとつない太もも。
上半身以上に、透き通るような白さがある。
まるで大福のような、おいしさと柔らかさを感じる。
金太郎の赤い布地が、かろうじておちんちんを隠している。
「そのツルツルのおちんちんを、じっくり見せてもらおうか」
速水が赤い布地の先端に、手を伸ばした瞬間──。
「ダ、ダメ!」
千太は掛け声とともに、V字に開脚された股間を必死に両手で隠した。
──なにをいまさら恥ずかしがっておるんじゃ。
──すでにわしは、お前のチンチンをみておるんじゃがの。
もう一回見たところで、たいして状況は変わるとは思えない。
しかし、千太は真っ赤になりながら、おちんちんを必死で隠している。
最後までモジモジとした姿を晒す千太に、速水はあきれ果てる。
──やれやれ、お前はどこまでも穢れのない子じゃな。
股間を隠す千太の手を掴もうとしたとき、千太が話しかけた。
「艦長・・・どうしてこんなことするんですか・・?」
千太は声をかすれさせながら、泣きそうになって質問する。
その言葉に、速水はフゥッと大きく息を吐いた。
「だから言っとるじゃろ。お前に最後の教育をしてるんじゃ」
「これが・・?」
「お前はまだ一度も経験しておらんのじゃろ?」
「・・・・」
「船乗りの中にはな、男同士で気軽にエッチをしてしまう乱暴なヤツラがいるんじゃ。
そんなヤツらに捕まったら、経験のないお前は大変なことになってしまうぞ」
「・・・・」
千太は急に無言になった。
上半身が僅かに震えている。
「どうした、千太?」
「艦長は、本当は僕の体を触りたいだけなんじゃないですか・・?
もしかして、その乱暴のヤツラと同じ気持ちなんじゃないですか・・?」
──千太のヤツ、何を言い出しとるんじゃ・・?
予想外の質問に対し、速水は数秒考え込んだ。
「その答えはな、こうじゃ!」
速水はその言葉が終わらぬうちに、股間を必死に隠す千太の手を掴み、
半ば強引に股間の外へと払いのけた。
「か、艦長!これ以上はやめてぇ!」
再び手で股間を隠そうとする千太。
しかしそれよりも早く、速水の手は赤い前掛けの下をかいくぐり、
そこにあるであろう、千太のおちんちんをギュッと握り締めていた。
次回最終回です。