千太キュン小説(完)


陵辱の限界に達したので、今回で強引に終了です。


登場人物

海野千太です。

速水洋平。707Rの艦長で千太の憧れ。


「あわわわわっ・・!」
股間をギュッと握る指の感触。
千太は壊れたロボットのように、体全体を痙攣させはじめた。
「うがっ! か、艦長!」
思いっきり、体を仰け反らす。
握られたほんの数秒後には、千太のおちんちんは見る見る間に勃起し、
 ドクンドクンした脈動が、手のひらを通して速水にも伝わってきた。
──これまた随分と分かりやすい反応じゃのう。
マグマのように熱くなっていく千太のおちんちん。
ビクビクと震えている。
速水は、おちんちんをいじくりまわしながら、揉み解してみる。
「あがっ!うぐっ!」
千太のおちんちんは、たしかに毛が生えていなく、ツルツルだ。
竿は意外としっかりとしているが、長さはとても短い。
いわゆる短小というものだろうか?
速水は得意になって、千太のおちんちんの裏を、軽く上下に擦ってみる。
「はっ・・はあっ!」
千太のおちんちんは、さらに熱を帯びていく。
そのまま、両手でおちんちんのの皮を、ゆっくりと剥いていく。
「ひいぃぃ!」
速水は、千太が皮を剥いたときに痛がるのではないかと、心配していた。
しかし、思ったよりも、簡単に剥けたようだ。


皮を剥いていくと、亀頭は薄いピンク色をしていた。
全く人に使われことが無いのだろう。
ピンクというより、ほのかに桜色にみえる透き通った白い色をしている。
さらに根元まで皮を剥いていくと、少し白い糟が見え隠れする。
きっと毎日夢精寸前で、ガマン汁が溜まりに溜まった結果なのだろう。
──お前、そうとう溜め込んでおったな。
40日間も自制していれば、多少の恥垢は溜まるだろう。
呼吸に合わせてビクビクと揺れる亀頭に対し、速水は久しぶりに背筋がゾクッとする感覚を覚えた。
一度も他人に触れられたことがない、千太のおちんちん。
しゃぶられたら、さぞ身悶えすることだろう。


──さぁ、たっぷり舐めてやるぞい。
速水は、桃のようにパックリと割れた亀頭を、一気に口の中へ頬張った。
「ふんがっ!あががががっ!」
その瞬間、千太は体全身を仰け反らす。
ジュルっとした唾液が、千太のおちんちんに纏わりつく。
「うんぁっ!速水艦長っ!それだけは、ダメェ!」
ショックが、相当大きかったのだろうか?
千太は全身で身悶えしながら、狂ったように反応する。
痙攣がどんどん増しているところを見ると、よほど効いているのだろう。
速水は、ジュルジュルとおちんちんの味を噛みしめていく。
──ちょっとしょっぱい、イカ風味じゃ。


じゅる・・じゅる・・。
速水の口の中でもてあそばれる、千太のおちんちん。
舌でたっぷりと亀頭をしゃぶりつくす。
「んはっ!はあああ!」
部屋の中に響き渡る千太の喘ぎ声。
速水はさらに舌で亀頭の付け根部分を、周囲を沿うように舌で刺激していく。
「ふはぁ・・ダメ・・・やめて・・!」
千太は顔を紅潮させて、ムリヤリ上半身を起こす。
「どうしたんじゃ?もっと舐めてほしいか?」
「うっ・・・これ以上やると・・僕は艦長のことを・・」
そんな千太の言葉を無視して、速水は長い舌を伸ばして、ペロペロと千太の亀頭を愛撫し続ける。
たまたま目の先にあった尿道に、舌をチョロっと突っ込んでみる。
「ぎゃあ!!」
艦長室の外にも漏れそうな悲痛な叫び声。
すでに太ももがビクンビクンと痙攣を始めている。
──こりゃ、あっという間に逝ってしまうな。
速水は余裕の笑みを浮かべながら、さらに亀頭を刺激しようとした。
しかし次の瞬間・・・。
全く別方向からの刺激に、速水は自分の体が硬直するのを感じた。


「はううっ!千太・・・お、おまえ・・・」
こともあろうに、千太が片手を伸ばし、
 速水のイチモツをしっかりと握り締めていたのだ。
ヒックヒックと泣きじゃくりながら、それでいて速水を睨みつける千太の形相。
「はうぅっ・・・わしのモノを・・あがっ」
思いも寄らない力で握られて、額から汗を流す速水。
一体、どこにこんな力があったのか・・。
「コラ、いまはやめんか!」
速水は、千太の手を掴んで、引き離そうとする。
しかし千太の手は、速水のモノをスッポンのように掴んで離さなかった。
「千太、なんのつもりじゃ!」
「うっ・・うっ・・僕は・・僕はずっと艦長のことを・・・」
「わ、わしのことをなんじゃ?」
「艦長のことを、本物の海の男だと尊敬してきました・・」
「・・・・」
「でも・・・艦長が本気でこんなことするなんて・・・ううっ・・。
  艦長も同じじゃないですか・・僕の体にイタズラして・・」
顔をグシャグシャにしながら、訴えかけてくる千太。
その姿にさすがの速水も、後ろめたい感情がフツフツと沸きあがった。
「わ、わしは、お前の将来ためを思ってやっとるんじゃ」
「艦長なら何をやっても許されるんですか・・。艦長にそんな権利があるんですか・・」
「せ、千太・・」
「僕・・・うっ・・うっ・・戻ります。お願いだから離してくださいっ」
千太の力強い言葉に、口をあんぐりと開けて呆然とする速水。
千太は、速水の手を振り払う。
そのまま立ち上がって、部屋の出口に駆け出した。
「おい、待つんじゃ・・」
千太は太った体を揺らしながら、部屋のドアを開ける。
「艦長、これでさようならです・・」
「お、おい・・・千太!」
腕で涙を拭いながら、そのまま外へ飛び出していった。





──それから丸二日の間。
速水は仕事が手につかず、ボッと船上から釣り糸を垂らしていた。
時折、釣り糸がクイッと引っ張られるが、それを引き上げることはなかった。
一面に広がる大海をみて、ただ時を過ごしていた。
朝日をみて、そして夕陽をみて。
そして、次の日に昇る朝日をみて・・・。
唯一覚えていたことは、パイプの煙草を代えたことくらいだろうか。


速水はずっと考えていた。
海の男として、何年も新入りを強引に教育してきたが、こんなことは初めてだった。
──拒絶。
船乗りの世界では常識だと考えていたことは、わずか15歳の少年には非常識極まりないものだったのだ。
自分を尊敬していた若人は、いまは自分を軽蔑しているだろう。
──わしは、間違っていたんじゃろうか・・。
──千太の心を踏みにじってしまったんだろうか・・。


横須賀基地に帰港する最後の日。
707Rは浮上して、水平線から昇る太陽の陽を浴びようとしていた。


速水は航海最後の朝日をみようと、甲板に足を運んだ。
まだ薄暗くて、ひんやりとする甲板の上。
速水が手を擦って温めながら、デッキを歩いていると・・・。
船の最後尾の鉄柵に、1人の後姿。
その太った後姿から、それが千太であることは容易に知ることができた。
水兵服とボサボサな髪の毛を風で揺らしながら、柵に肘を下ろしている。
いつも、点呼に遅刻する千太が、最後の日だけ早起きしたのだろうか?
一体なにを考え、なにを見つめているのか・・。
その表情は窺い知ることはできなかった。
速水は、後ろからしばらく千太の姿を見つめていた。
太陽が水平線から顔を出し、辺りが明るくなるまで・・。


速水は千太に声をかけようとしたが、喉まで出かかって止まってしまった。
(わしはお前に、謝ることさえできん男なのか・・)
速水がやるせない気持ちで、その場から立ち去ろうと一歩後退したとき・・・。
太った少年から、声がした。
「速水艦長・・・」
千太は背を向けたまま、呟いていた。
「速水艦長・・・どうして話しかけてくれないんですか・・・」
「千太・・・お前・・」
ずっと、話しかけられるのを待っていたというのか。
水平線から太陽が昇りきるまでの長い刻を・・・。
千太は背を向けていたので、表情を窺い知ることはできなかった。
速水はゆっくりと、千太の場所へ歩を進めていく。


速水は千太の背中にそっと手をかけようとする。
──もし、千太がこの手を拒絶してしまったら・・・。
そう考えると、速水は手が震えた。
だが、速水が千太の肩に手を乗せたとき、ハッとする。
千太の肩が、速水以上に震えていたのだ。
「千太、お前・・・」
「速水艦長、あのときはごめんなさい・・」
「な、なぜ謝るんじゃ・・」
千太がゆっくりと振り向くと、頬に涙が幾重にも通った後があった。
ずっと、朝日を見ながら泣いていたというのか・・。
いや、まさかこの2日間、ずっと泣いていたのではないのだろうか?
そう考えると、速水は胸が締め付けられる思いだった。
「千太。謝るのはわしのほうじゃ。どうやらわしは艦長として失格のようだ」
「そ、そんなこと・・」
「いや、そうなんじゃ」
「違います・・・。速水艦長は僕のためと思ってやってくれたことです・・。
  それに、船乗りである以上、決して避けて通れないこともあるんですよね・・」
「何を優等生のようなことを言っとるんだ」
速水はそう言いながらも、千太のいつもと変わらぬ純情な心がうれしかった。


速水は手にもっていたパイプを、そっと千太の手に握らせる。
「艦長・・・これは?」
「わしの一番大切なパイプじゃ。お前にこれを託そう」
「そんな大切なもの、受け取れません」
千太は手にもったパイプを、速水に戻そうとする。
「千太。お前はドン亀の背中に乗った、一番出来の悪い小亀じゃ」
「・・・・」
「だがお前は、わしと707Rを最も敬愛してくれた小亀なんじゃ」
「艦長・・・」
「わしはな、次の航海まで絶対にタバコは吸わんぞ。
  これは、わしが決めたケジメじゃ。お前の心を傷つけた過ちに対するな」
「で、でも・・・」
「いいか。次の出航までそのパイプはお前がもっているんじゃ。
  そして次に707Rが出航するとき、そのパイプを渡しにきてくれんかのう?」
「えっ?」
「嫌なら、そのまま捨ててかまわん」
「艦長、それってもしかして・・」
千太の言葉が終わらぬうちに、速水は甲板をゆっくりと戻り始めていた。
しばらく、朝日か照らすデッキを歩いたとき・・・・。
遠い後方から、勇ましい声が響いた。
「海野千太!必ず次の航海までには、立派に成長してみせます!
  だから・・あの・・その・・また・・」
速水は進めていた足を止める。
「千太、もう二度とその続きを言うな」
「艦長・・・」
千太は、艦長の背中が見えなくなるまで、ずっと敬礼をしていた。
降り注ぐ朝日の光を浴びて。


最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
今回の小説は、先にまる丸さんの金太郎の絵があって、そこから妄想を膨らませて書きました。絵に後付けするような小説は、今回が初めてだったので、内容的には金太郎コスのところが一番盛り上がっているかもしれませんw
金太郎のコスは自分的にかなり萌えでw、以前から書きたいと思っていたんですが、どうしても文章だと金太郎のイメージを伝えることが困難だなぁと・・。そんなときにまる丸さんに金太郎を描いていただけることになりまして、とても感謝しています。
千太ってキャラ的に周囲に流されるタイプで、信念を持つような感じではないんですよね。だから、金太君とは違って、強く抵抗するってよりは、嫌々でも速水の行為を受け入れてしまう性格なのかな、という感じで書きました。海の男の教育なんて、そもそもあるのか分からないし、実際そんなのあったらマズイだろっていう皮肉を、最後には速水と自分に対して込めてます。

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