前回の続きです。
登場人物
千太キュンです。
「僕、ずーっとキミの事見てたんだぜっ…!」
頭を掴んで、激しく強く下半身を押し込む。
その度に千太が咽るが気にしない。
「おぐっ…ンぐっ…ん…」
「おらっ、どうだよ?美味いだろ?!」
自分の気持ち良いやり方で腰を振る。故に千太のノドの調子なんて考えてない。
膝立ちの姿勢で必死に耐えてる千太の目は苦痛を訴えていた。
「いつも見てたんだ…欲しかったんだ…」
「キミが欲しかった…ハァ……犯したくて犯したくて、ハァ…堪らなかったんだよ…」
一つ打ち付けては愛情を込めて。
一つ押し込んでは嫉妬を込めて。
一つ抜き出しては快感を放ち。
一つ打ち込んでは解放を望む。
小さな千太の口を成熟した醜いペニスが出入りしてる景色はまるで圧巻だった。
千太の唾液で濡れた卑猥な陰茎が千太の口の中で暴れ犯す。
両手の自由を奪われ抵抗出来ず。
頭を掴まれ逃げられず。
しかし、どこかで快感に似た感情も覚える。
押し寄せる矛盾の波に翻弄されて、千太は次第に変わって行った。
「…て…」
「ん?何だって?」
余りにも小さな訴え。
思わず聞き返してしまう。
「出して…」
「…何処にだよ?」
「…顔に、出してください」
「うへぇ…良いのかよ?」
「はい…お願いします…」
スイッチが切り替わった様な態度の変化。
それは完全な崩壊の合図。
「へへ…分かったよ…後悔するなよ」
男性は自慰を始めた。
千太は正座の姿勢でそれを見詰めている。表情は恍惚。
「おっ…おら、そろそろイクぜ…」
そして、白濁液が勢いよく飛び出した。
「んっ…」
熱い液体は見事に千太の顔にかかり、垂れていく。
僅かに高揚した様子の千太は、それを指で絡め取り、遊ぶ。
「暖かいんですね」
すると、何を思ったかそれを口に運んだ。
「お、おいっ」
「…ぴりぴりします」
笑った。その時初めて千太が笑った。
あれだけ嫌がって泣いてのに、笑った。
男は、僅かに恐怖を覚えた。しかし、それ以上に高揚感も湧き上がってくる。
「そっか…んじゃあ、今度こそキミを気持ちよくさせてあげるからね…」
次回最終回です。