千太一夜物語(3)


いつもどおりのテイストかも。


登場人物

海野千太。炊事班でコロッケを作る太めな少年。

水早賢次。ジュニアのパイロットで、千太とは訓練学校からの親友。

「ううんっ・・」
千太は太った体を揺らしながら、再び仰向けになる。
なぜかホッとする賢次。
それにしても、横から見ると、千太の胸とお腹のラインが際立ってふくよかに見える。
さらに、千太のブリーフが三角形にテントを張っている。
中のモノは相当に勃起していることは明らかだ。
千太は、太ももを擦り合わせるようにして、モジモジするような格好をしはじめた。
賢次はゴクリと唾を飲み込んで、様子を伺う。
すると、千太は再びブリーフの膨らみを、モサモサと触り始める。
そして、次の瞬間、賢次は思わず「あっ」と声をあげそうになった。
こともあろうに、千太が片手でブリーフのゴムを持ち上げて、三角形の空間を作り出していたのだ。
(まさか・・!?)
千太の大胆な行動に、賢次の表情は固まった。


千太は三角形の空間の中に、右手をギュッと忍ばせる。
つまり、それは千太が自分のおちんちんを、生で触るってことだ。
「はぁ〜」
普段から考えられないような艶かしい千太の声。
その声を呼応するかのように、千太は体を仰け反らして悶える。
「は〜む」
ブリーフの中の手つきは、激しさを増していく。
どうやら、ブリーフのいびつな形から察するに、
 千太は自分のおちんちんを指で握り、もう片方の手で、上下にこすり付けているらしい。
その姿を見て、どんどんと心臓の鼓動が速くなる賢次。
このまま千太のオナニーを見続けるか、立ち去るか、迷っていた。


──このまま千太がどうなってしまうのか。
──気になる・・。
──でも、見ちゃうとマズイような・・。
それが賢次の本音だった。
しかし、気になるものは仕方がない。
(ど、どうしよう・・)
もし五郎がいたならば、「千太のアレみてどうすんだ」と吐き捨てて、自分のベッドに戻ってしまうだろう。
しかし、いまの賢次には、なぜかこの場を離れる気持ちが起こらなかった。


千太が喘いでいる姿をみると、なぜか自分もどんどん興奮してくると、賢次は感じていた。
その証拠に、自分のおちんちんが、これ以上ないほど勃起をしている。
仮にこのまま自分のベッドに戻って、
 少しおちんちんを擦れば、簡単に射精してしまうんじゃないかと思った。
(ちょっと待て・・・。相手は千太だぞ・・男なんだぞ・・)
賢次自身、見ている対象が可愛い女の子だったら、興奮するのも納得する。
しかし、相手は男で、しかも太っている千太なのだ。
自分は女の子が好きなはずで、男の子を見て興奮することなどあるはずがない。
しかし、いま現実に自分は勃起をしている。
千太が、喘いでいる姿を見ているだけで、こんなに心臓がドキドキするなんて。
千太って、こんなに可愛らしかったか・・?
千太の体って、こんなに触りたくなるようなほど、プニプニしてたか・・?


「はあっ、あっ・・」
千太の喘ぎ声がいっそう激しくなる。
いつのまにか、ブリーフの中に両手を突っ込み、自分のおちんちんを揉んでいる。
その姿を見て、賢次はゴックンと音が出そうな勢いで唾を飲む。
千太の顔は、次第に紅潮していき、口を大きく開けてハァハァと息を乱す。
「うっ、ううんっ、賢ちゃん、そこ・・」
(千太・・・まさか・・?)
賢次はハッとする。
ようやく千太の喘ぎ声の意味が、理解できたのだ。
(まさかお前・・・俺とエッチしてる夢を見てる・・?)
賢次の脳裏に浮かび上がる千太の夢。
千太が見ているであろう夢とはおそらく・・。
<自分が千太のことを優しく抱いて、おちんちんを擦ってあげている>
そんな夢に違いない。
つまり、ブリーフの中でおちんちんを揉んでいる千太の手は、夢の中での"賢次の手"の動きなのだ。
そう考えたとき、賢次の顔は真っ赤になり、とてつもない羞恥心に襲われた。


千太の体が仰け反る。
熱い息を吐く千太を見て、賢次は恥ずかしさが洪水のように襲ってきた。
別に自分がオナニーをしているわけでもないのに、この高揚感はなんなのだろう?
そのとき、さらに千太から、とんでもない寝言が発せられた。
「ふぁ、賢ちゃん、お願い・・」
(せ、千太・・!)
あまりに具体的な寝言に、賢次は居てもたっても居られない状態になっていた。
(千太、俺もうガマンできない・・・ちょっとだけ手伝うから・・ごめん・・)
賢次は千太のベッドに昇ると、そのまま静かに千太の下半身へと移動した。


なかなか進まんな〜。

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