千太一夜物語(完)


だんだんヤバくなってきたので、今回で終了とします←ォィ


登場人物

海野千太。炊事班でコロッケを作る太めな少年。

水早賢次。ジュニアのパイロットで、千太とは訓練学校からの親友。


賢次は千太の太った体をジッと見つめていた。
先ほどの乳首への刺激がよほど気持ちよかったのか、体を痙攣させたままだ。
「出させて・・・」
(千太・・?)
あまりの具体的な言葉に、賢次は千太が目覚めているのかもしれないと内心思った。
しかし、どちらにしろ、賢次はこのまま千太を愛撫したいという気持ちで胸がいっぱいだった。
(よし、もっと気持ちよくしてやるな)
賢次は、大きく深呼吸をする。
相変わらず、大の字で無防備の格好の千太。
まだ先ほどの愛撫の余韻か、体をビクビクッと震わせている。
賢次は、思い切って、千太のブリーフのゴムに手を伸ばす。
千太のブリーフを勝手に脱がすなんて・・・。
賢次はほんの少し後ろめたい気持ちはあったが、それ以上に千太が自分を求めているような気がしたのだ。
先ほどよりも、さらに緊張が走る。
(千太、脱がすからね・・)
心で話しかけた賢次は、千太のブリーフのゴムに手をかけた。


賢次は、ブリーフのゴムに手をかけて、そのままゆっくりと下ろしていく。
三角形のテントの形が崩れ、ゴムの部分がテントのてっぺんを通り過ぎた瞬間・・。
──ピシャッ。
千太の勃起したおちんちんが、反動でブルンッと波打つ。
湿った音は、千太のガマン汁が飛び散った音だろうか?
賢次はブリーフを膝上までおろすと、ゆっくりと千太のおちんちんを観察した。
訓練学校時代に、千太のおちんちんは風呂場でチラっと見たことはある。
しかし、"男のおちんちん"として、
 いや"千太のおちんちん"として意識して見るのは、初めての経験だった。


白い太ももの間から、そそり勃つ千太のおちんちん。
短めだが、竿がビンと音を立てるように元気がある。
勃起していないときは、きっと陥没気味なのだろう。
だが、いまははっきりと形状が分かるほど勢いがいい。
よく見ると、亀頭は先っぽが顔を出しているだけ。
ピンクと肌色があいまった溶ろけそうなおちんちん。
おそらく、ほとんど使われていないのだろう。
一方、しっかりした竿に比べて、玉袋はそれほど大きくはない。
精子をたっぷりと溜め込むには、まだ未成熟な部分が残っているのだろうか。
千太が「ハァハァ」と呼吸をするたびに、小さな玉袋は伸縮を繰り返している。


(いまから気持ちよくしてやるな)
賢次は緊張した面持ちで、そっと手を伸ばす。
そそり勃ったおちんちんは、ビクビクと震えていた。
賢次は覚悟を決めて、千太のおちんちんの竿を右手で掴んだ。
「はううっ」
千太の体が大きく仰け反る。
(ヤバッ!)
もしかして、千太が目を覚ましてしまったのではないかと、賢次は額に汗が垂れ、喉がからからになる。
逃げ出そうかと考えた。
「あう・・んー・・」
しばらく千太のおちんちんを握ったまま、動けなかった賢次だが、
  千太が落ち着いてきた様子をみると、どうやら目を覚まさなかったらしい。
(ふぅ・・びっくりさせるなよ・・)


賢次は千太のおちんちんの竿を握りながら感じていた。
──熱い。
おちんちんがものすごい熱いのだ。
まるで、体中の熱がすべておちんちんに集中しているかのように、熱い。
さらに力を入れて握ると、おちんちんがそれに呼応するかのように、どんどん硬くなる。
「ふあっ・・ああ・・んー・・」
トロトロとガマン汁を流し続ける千太のおちんちん。
(千太、すごい興奮してる・・・)


賢次は千太のおちんちんをマイクのように握りながら、亀頭に顔を近づける。
(ちょっと剥いちゃおうかな・・?)
賢次は我ながら不埒なことを考えていると思ったが、
 ここまでくると、千太のおちんちんがどうなっているのか、気になって仕方がない。
賢次は、左手でおちんちんの皮を下に引っ張り、ゆっくりと剥いてみる。
「はんあっ・・んんっ・・」
ちょっと刺激が強かったかなと、賢次は思ったが、
 目の前に現れた、綺麗な桜色をした亀頭に、賢次の目は奪われていた。
ベッドの中は薄暗かったが、千太の亀頭は、ほんのりとピンク色をしていて、とても清潔感に溢れていたのが分かった。
恥垢の欠片も存在しない。
きっと千太のことだ、
 シャワーを浴びながら、おちんちんを剥いて清潔に保っているんだろうなと賢次は思った。


ジッと亀頭を見つめる賢次。
ビクリッビクリッと、震える桜色の亀頭を見て、賢次の心臓はさらに高鳴った。
賢次はゴクリと唾を飲み込むと、そのまま千太の熱くなった竿の根元を掴む。
(たしか先輩たちが話をしていたよな・・。
  男はおちんちんを舐められると、めちゃくちゃ気持ちいいって。
  千太のおちんちんなら、綺麗だし、大丈夫かも・・いや、でも・・こんなことしたら・・)
一瞬、千太のおちんちんを舐めてもいいかなと考えた賢次だが、
  だからといって、アソコを舐めるのは抵抗がある。
(うーん、どうしよう・・)
賢次が苦悩に顔を歪ませていると、千太から寝言が発せられた。
「賢ちゃん・・お願い・・早く・・」
(せ、千太・・・?)
「ハァハァ・・・賢ちゃん・・」
(分かったよ。いいんだよね?)
賢次は持っていた羞恥心を一気に捨てることに決めた。
(千太、行くよ!)
そのまま桜色の亀頭を、一気にくわえこんだ。


「はん、ああっ、ううー!」
賢次のざらついた舌が亀頭に触れた瞬間、千太はこれまでになく体を仰け反らせた。
あまりに刺激が強すぎたのだろうか?
しかし、賢次は千太の反応などお構いなしに、舌でクチュクチュと亀頭を舐めまわす。
「はあ、そこは・・」
太ももを痙攣させ、お腹を波打たせる千太。
賢次は舌で、千太の亀頭や竿、そして尿道をチュパチュパとねぶりつづける。
千太のおちんちんは、まさにはち切れんばかりに膨張し、硬くなっていった。
(千太が、すごい感じてる!)
ドロドロと流れつづけるガマン汁の量からして、もうすぐにでも射精しそうな感じがする。


賢次は亀頭への愛撫を続けながら、もう片方の手で、竿の部分をぎゅっと握り締める。
「くううっ、はんあ・・」
(千太、これでどうだ!)
賢次はなにかを思いついたように微笑む。
そのままゆっくりと、上下に手を動かしてピストン運動を始めた。
おちんちんの皮が上下に揺れて、さらに熱さが増してくる。
「ああっ、ふあっ、気持ちいい・・」
千太は太った体をユサユサと揺らして、賢次の手つきに激しく反応をし始めた。
これ以上勃たないと思われたおちんちんが、さらにもうひと回り大きくなった気がする。
「ハァハァ・・でちゃう・・・」
これが寝言なのか、目が覚めてしゃべっているのか、賢次には分からなかった。
いや、この強烈な刺激に目が覚めていないわけがない。
しかし、賢次にとっては、千太が目が覚めていようがいまいが、そんなことはどうでもよくなっていた。
なぜなら、千太がとても気持ち良さそうに顔を赤らめていたのだから。


(千太が俺の手で、感じている・・)
賢次はそう考えるだけで、自分もなぜか興奮した。
じゅるじゅると亀頭をねぶる音がするたびに、千太は腰を浮かせ、一気に射精に昇りつめようとしていた。
(いっぱい精子だしちゃえ、千太!)
賢次は皮を亀頭に強く擦りつけ、ぐっとなぞった。
ビクンっと体を反応させる千太。
「あああっ・・・でちゃう・・」
そのとき、千太の玉袋が一瞬伸縮した。
そして、千太は腰を大きく浮かせて仰け反る。
すると、ドクンッと音がでるような地響きが手に伝わってきたのだ。


千太のおちんちんが、ドクンドクンと脈を打った瞬間。
ビュッ!と音が出たかと思うほどの勢いで、白い液体が飛び出した。
(おわっ!)
賢次は慌てて、おちんちんから口を離す。
ふとんにビューッと精子が零れ落ちる。
それにしても、その量が半端ではない。
ドクドクと流れ出る精子は、しばらく垂れ続けていた。
(千太・・もしかして、毎日イクにイケなくて、溜め込んでいたんだな・・)
そう考えると、賢次はおかしさが込み上げてきたが、同時にそんな純情な千太に微笑ましさを感じた。


「うみゅ・・もう・・スー・・ハー・・」
その後、千太はしばらく熱い息を吐いていたが、
 いつのまにか口からヨダレを垂らして、さらに眠りに入ってしまった。
どうやら射精したことは、千太にとっては夢の中の出来事だったらしい。
賢次はベッドの枕元にあるティッシュ箱に手を伸ばして、ベッドに付着した大量の精子を拭き取った。
もちろん、千太のおちんちんに染み付いた精子も、綺麗に拭き取る。
ふとんには、シミ跡だけは残ってしまったのだが、こればかりはどうしようもない。
(千太、またあとでな)
賢次はそっと千太のベッドから外に出た。


──カンカン。
朝の6時。点呼を取る合図の音だ。
賢次は、ベッドのハシゴを降りながら、まだカーテンを閉めている千太に向かって叫ぶ。
「おい、千太! 早くしないとまた遅刻だぞ!」
「・・・」
「ねぇ、千太ってば!」
すると、カーテンの奥から声が聞こえる。
「い、いま行くから・・」
「千太?」
「賢ちゃん・・あの・・・ちょっと中にきて・・」
「カーテンから出てくればいいじゃないか」
「2人だけで話したいんだ。お願い、少しだけだから・・」
千太のか細い声を聞いていると、無視するわけにもいかない。
もしかして、今朝の射精のことがバレたのかな?と、賢次は焦ったが、
 思い切って、水色のカーテンをめくり、そのままベッドの中に飛び込んだ。
すると、千太はもう水兵服を着替えており、チョコンと正座をしていた。
賢次は尋ねる。
「千太、もう着替えているじゃないか。お腹でも痛いの?」
「ううん。あの・・その・・・」
なぜかウジウジとして、話を切り出しにくそうな千太。
「話がないんなら、もう行くよ。千太も早く来いよ」
「待って、賢ちゃん・・」
ベッドを出ようとした賢次の腕を、千太が必死に握っていたのだ。
顔を真っ赤にして、目を伏せて。
「千太?」
「あの・・賢ちゃん、ありかとう」
──ありがとう。
その言葉を聞いた瞬間、賢次は表情が固まった。
まさか、千太は気がついていた・・?
しかし、賢次は顔を引き攣らせながらも、冷静を装った。
「ねぇ、千太? "ありがとう"ってどういう意味?」
「うーん・・自分でも良く分からないんだけど、賢ちゃんにただそう言いたかっただけだから・・」
千太は恥ずかしそうに、頬を赤らめる。
賢次は、そんな千太の肩に手をおいて、顔をジッと見つめた。
千太のあどけない顔。
千太の柔らかそうな唇。
心臓の鼓動が高鳴る。
「賢ちゃん・・?」
「・・・・」
「賢ちゃん、どうしたの?」
「バ、バーカ! 早く点呼に来いよ! 寝ぼすけ千太!」
「もう、賢ちゃんってば!」
「はははっ」
賢次は陽気に笑ったが、内心では感じていた。
もしこのまま千太を見つめていたら、吸い込まれそうになった自分がいたことを。


最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。千太が寝ているだけという、ありえないシチュエーションで書いて見ましたが、どうでしたでしょうか?(^^;

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