とてつもない変態小説になってきました。監禁モノ?
登場人物
三沢健太。ユーミに思いを寄せる少年。
浮浪者。正体は袋小路さんの執事の国光だが、デブショタ専?
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どれくらい経ったのだろうか?
(うっ・・頭が・・痛い・・)
健太が目を覚ましたとき、そこは四畳半程度の、畳の部屋だった。
ちょうど正方形をした部屋といえば、分かりやすいだろうか。
机も椅子も何もない、殺風景な部屋。
窓からは薄暗い光が入り込んでいる。
まだ、シトシトとした雨の音が聴こえるところから、時間はあまり経っていないようだ。
(もしかして、不気味な男に捕まっちゃったんじゃ・・)
我に帰った健太は、急いで起き上がる。
頭がズキズキと痛み、いまひとつ方向感覚が掴めない。
ふと下を見ると・・・。
(あ、あれ・・・僕の服は・・?)
いつのまにか、青いTシャツと白いパンツ一枚にされている。
寝ている間に、脱がされてしまったらしい。
(ひぃぃ! なんでパンツとシャツだけなんだ! 一体なにされたんだ・・)
健太は、出口を探してキョロキョロと見渡す。
すると、先ほどの不気味な浮浪者が、部屋の出口に体育座りをしているではないか。
「わあっ!」
なぜ体育座りしているのかと、健太は突っ込みたくなったが、その姿はトラウマになりそうなほど不気味すぎる。
「おはようございます。スーパー健太くん」
「あっ・・あの・・さようなら!」
急いで部屋の反対側に駆け込む健太。
四畳半しかない部屋で、逃げたところで仕方ないのだが、いまはこうするしか方法がない。
健太は浮浪者と反対側の壁に張り付りついて、震えていた。
キョロキョロと周りを見渡すが、窓はすべて固定されて開かないようになっている。
健太は額から汗を流しながら、尋ねる。
「お、おじさん、僕をどうするつもりなの!?」
すると、浮浪者はゆっくりと立ち上がり、健太に近づいてくる。
「ハーハハッ」
「僕の服をどこにやったの!?」
「あぁ。ここにあるだべ。シャツとパンツは脱がしていないだ」
「そういう問題じゃないでしょ!」
「スーパー健太は一度負けたんだべ。敵に捕まったら、服は脱がされるもんだ。テレビみてねーのか?」
「なんだよ、それ!」
「おじさんとヒーローごっこの続きしようべ」
「ヒーローごっこ・・?」
「そうだべ。スーパー健太は、すでに1回負けているだべ。正義の味方に2度の敗北は許されないだがな」
「負けたって・・変な匂いで眠らされただけじゃないか! ずるいぞ!」
「眠らさせれたら負けだべ。その間に、わしがスーパー健太を好きなように出来るんだから」
一瞬ウッと怯む健太たが、口を尖がらせて抵抗する。
「でも、大人と子供じゃ、勝てるわけないよ!」
「ふーむ。それはそうだの・・」
健太の理にかなった言葉に、浮浪者はウームと考え込む。
男は、人差し指をピンと立てて話しはじめる。
「じゃ、健太くん。勝利条件をそれぞれ別にしよう」
「どういう意味・・?」
「スーパー健太は、玄関から脱出できたら勝ちだべ。勝ったら、そのまま逃げていいぞ」
「うん・・だけど・・」
ちょっと腑に落ちない勝利条件。
"正義の味方"たるものが、"玄関から脱出して逃げたら勝ち"というのは、とても格好が悪い気がする。
せめて、悪に対して一矢報いたいところだが・・・。
しかし、こんな不気味な浮浪者に対して、勝ち方などを考えている余裕はない。
考え込む健太に、浮浪者が興味深げに話しかける。
「ところで、健太。おめー何歳だ?」
「10歳だけど・・」
「じゃ・・その・・おめー、精通してるか?」
「はぁ?」
「精通してるかって聞いてるだべ」
「せいつうって・・?」
全く聞いたことのない言葉に、首をかしげる健太。
浮浪者は不気味な笑みを浮かべながら、話しかける。
「そうか。まだおめーは精通してないんだな。じゃ、スーパー健太は精通したら負けだべ」
「な、なにそれ?」
「う〜ん。具体的に言わないといかんのう?」
「言ってくれないと分からないよ」
「おちんちんから、白い液体がでたら負けじゃ」
「えーっ! おしっこしたら負けってこと? おじさん変態でしょ!」
「変態は当たっているが、おしっこは間違いだべ」
「どういう意味!?」
「ともかく精通したら負けだべ。まぁやってみれば分かることだば」
「なんだよ、それ!」
「とにかく、ヒーローごっこ開始じゃ!」
そういうと、浮浪者は勝手に正義の味方ごっこをスタートする。
健太に向かってゆっくりと歩き出した。
ゆっくりと近づいてくる浮浪者。
(扉から出れば勝ちだな・・・いや、ヒーローごっこしてる場合じゃないぞ。なんとか逃げなくちゃ・・)
健太は、玄関と浮浪者の位置を確認する。
浮浪者の後ろに、出口となる扉がある。
(一気に脇を走り抜ければ、玄関まで行けちゃうかも・・)
オドオドとしていた健太は目つきは、キッと真剣なものに変わる。
この部屋から脱出しなければ、浮浪者になにをされるか分かったものではない。
(よーし!)
少し体制を低くし、そこから一気にダッシュする。
そして、浮浪者の脇を一気に駆け抜けた。
(やった! 僕の勝ちだ。一気に出口だもんね!)
そう思った瞬間。
「うわっ!」
浮浪者は、健太の腕をしっかりと握っていた。
健太は反動で転びそうになる。
「ハーハハッ。スーパー健太。そう簡単に悪の棲家から脱出できるわけなかろう」
「ち、ちくしょう!放せ〜!」
浮浪者のいやらしい手を外そうと、健太は必死に手を大きく振ってみる。
「ムダだべ!」
そういうと、浮浪者は健太の後ろからギュッと抱きついてきた。
「ひぃぃぃ!」
健太の背中から、覆いかぶさるような格好の浮浪者。
さすがに大人に抱きつかれると、健太の力では何もすることができない。
「ぎゃあっ、放してっ!!」
「ハーハハ。どうした、相撲5段の怪力はないのか?」
「そ、そんなのあるわけないでしょ!」
「こんなにプニプニに太っているのに、意外とパワーがないんだば」
「うるさい! いい加減にしてよ!」
「力が弱い正義の味方なんて、おかしいだべ?」
そういいながら、背中から健太の体のラインを触っていく浮浪者。
手でシャツの上からお腹をさすってみる。
「んあ〜っ!」
「いいお腹の膨らみしてるだべ」
「ひゃあ! 子供なんだから、大人にかなうわけないでしょ! 放してよ!」
「そんないい訳は悪には通用せんぞ。それ、部屋の真ん中に移動するだべ!」
男は健太をどっこいしょと持ち上げる。
「わ〜っ! 放せ〜っ!」
「意外と重いだな。太っているから中身がたっぷりと詰まっているんだべさ」
「だ、黙れ〜!」
健太は、足をバタバタとさせて抵抗してみるものの、すべて徒労に終わった。
男は、健太を部屋の中央に連れ戻す。
部屋の真ん中で、背後から浮浪者に抱きつかれたままの健太。
腕1つ動かすことができない。
「僕を・・ど、ど、どうする気なの・・」
不安に覆われた健太の声。
背中は冷や汗でびっしょり濡れ、肌の色が透けて見えるほどだ。
健太は、一体なにをされるのかと、背筋を凍らせる。
「うむ、髪の毛から、いい匂いがするだべ」
後頭部からクンクンと匂いをかぐ浮浪者。
鼻息がかなり荒い。
「気持ち悪いから、やめてよ! このド変態!」
「だから、わしはド変態悪人だべ。じゃ、まずは胸から攻撃してみるべ」
「攻撃?」
「まずはシャツを脱がすかのう?」
そういうと、男は健太のわき腹周辺に手を廻す。
青いTシャツを掴むと、一気におっぱいの上までまくりあげる。
ブルンッ。
まるで音がしたかのように、健太の豊満の乳が上下に揺れながらあらわになった。
(あわわわっ・・)
いきなりTシャツをめくられ、軽い羞恥心に襲われる健太。
背後からTシャツを上にめくられ、お腹と胸が丸出しの状態。
「ほうほう、こりゃ豊満な胸をしとるのう。ツルツルしとるだば」
「や、やめてよ!」
健太は、肉付きのいい体を揺らして、必死に抵抗する。
しかし、浮浪者は、脇の下から健太を羽交い絞めにして動きを封じてしまった。
浮浪者は、健太の肩越しから前方を覗きこむ。
「上から見ると、ずいぶん綺麗なおっぱいしてるだべ」
「お、おっぱいじゃないよ!」
「じゃ、なんだべ?」
「それは・・その・・厚い胸板だよっ」
「たしかに胸板だけんども、膨らみすぎだば」
「もういい加減にしてよ!」
「肌がスベスベしてそうだべ」
「本当に変態でしょ、おじさん!」
「だから、変態悪人だっていっとるだがっ。正義の味方が負けちゃいかんど!」
「そんなのムリだよ!」
健太の言うことなど、お構いなしになぜかヨダレを垂らす浮浪者。
「乳首がコリッとしておるじゃないか」
「乳首って・・?」
「ちょっと揉んでみるべ」
浮浪者は、脇の下から手を伸ばして、健太の胸を手当たり次第に触り始める。
「揉みがいのある、豊満な胸だべな」
「あきゃきゃっ!」
胸を好きなように触られて、くすぐったいような痛いような、いままで感じたことのない刺激が走る。
「可愛い声だして、スーパー健太は反撃してみい!」
「だって・・くすぐったいんだモン!」
浮浪者はしばらく触診したあと、ある一点を、力任せにギュッと摘んでみる。
「んっあああ!」
健太の甲高い悲鳴のような声。
一体、なにが起こったのかと健太は恐る恐る下を向いてみると、
そこには、自分のまだ未発達の小さな乳首を、ピンポイントで摘んでいる男の人差し指と親指があった。
「い、痛い! そんなところ・・くくっ! 卑怯だぞ!」
「卑怯? 正義の味方だったら、忍耐力が必要だべ」
「なんで・・ああっ! 悪がそんなところを摘むんだ!」
「スーパー健太の弱点を責めるのは当然だべ」
「こんなのが、弱点だなんて・・痛いし、くすぐったいけど・・・」
一体これが何の弱点なのかと、健太は突っ込みたくなる。
「初めてじゃ、しかないだべ。これから気持ちよくなるんだな」
乳首にジリジリと感じる痛みとも快感とも取れる、訳の分からない感触に、いまは目を瞑って耐えるしかなかった。
国光さんが犯罪者になってますね・・。