陵辱の表現の限界に達したので、今回で終了とします←ォィ
登場人物
ヤジロベー。刀をもった大食漢で、ジャングルで風来坊な生活をしている。
シンバル。ピッコロ大魔王から生み出された魔族。太っているが動きは俊敏。
ピッコロ大魔王。世界征服を企み、どんな武道家も敵わないほどの絶対的な力を持つ。
ヤジロベーは激しい射精が終わった後、グッタリと横になった。
力尽きて動けなくなったのか、気持ちよくて眠ってしまったのか。
そんなヤジロベーを見て、シンバルは思わず笑みがこぼれていた。
ドラムがシンバルに話しかける。
『おい、シンバル。ピッコロ大魔王様からテレパシーだ。聴こえているか?』
『あ、ああ・・分かっている』
『なになに、次のドラゴンボールを探せか。ピッコロ様も獣遣いが荒いぜ』
『どうやらピッコロ大魔王様は、こちら向かっているらしい。俺様はここで待つとしよう』
『じゃあな、シンバル。また俺にもアルマジロの精液をたらふく飲ませてくれよ。ムヒョヒョ』
ドラムはゆっくりと空中に浮かぶと、そのまま別のドラゴンボールを求めて飛んでいった。
シンバルはヤジロベーと二人きりになった。
シンバルはチラッと、ヤジロベーに視線を向ける。
ヤジロベーは、ほぼ素っ裸の状態で寝転がり、動こうとしない。
力を使い果たしたのか、精魂尽き果てたのか。
口元からヨダレが垂れ、心ここにあらずといった感じだ。
そんなヤジロベーの元へと、シンバルは歩を進めた。
『おい、ジンジロベー。俺様の愛撫は気持ちよかっただろう?』
「・・・・」
『意識が飛びそうになるほど気持ちいいのは分かるが、
ピッコロ大魔王様がこちらに向かっている。そんな格好では失礼だぞ』
その言葉を聞いて、ヤジロベーはビクリッと反応する。
そして、ムクッと上半身を起こした。
「ピ、ピッコロ大魔王だって!?」
『そうだ。ピッコロ様が来る』
「あわわわ、俺、殺されるんだべか・・?」
『心配するな。お前は今日からシンバル様のものになったのだ。お前は殺さないように頼んでやる』
「ほ、本当だべか・・?」
『だから、早く服を着ろ』
「わ、分かっただぎゃ」
ヤジロベーは自分がほとんど素っ裸なことに、いまさら気がついた。
シンバルのニンマリとした視線に、ポッと赤くなる。
急いで、大きなおちんちんを手で隠した。
そのまま背中を向けて、落ちている着物を拾い、イソイソと羽織る。
赤いフンドシは破れていたが、残った部分でなんとかフンドシを締め直した。
そんな微笑ましい姿を見て、シンバルは不思議と顔つきが柔らかくなった。
『なぁ、ジンジロベー?』
「ヤジロベーですだ。いい加減に覚えてくれだがに」
『お前は、このジャングルで1人で暮らしているのか?』
「そうですだ。もう何年も前から、1人でうまいもんを探して旅してるんだ」
『ほう、楽しそうじゃねーか』
「別に楽しくないですだ。毎日生きるか死ぬかの生活だし、うまいもんは滅多にないしで。
ただ俺はやっかいごとが嫌いだから、都会にいるより、ジャングルで1人でいるほうが気楽なだけだ」
『そ、そうか・・』
シンバルはなにやら落ち着かない様子で、視線を横にはずした。
しばらくして、少し真面目くさった感じの声で話しかけてきた。
『なぁ、ヤジロベー?』
「な、なんですか?」
『俺と・・その・・一緒に旅をしねぇかい?』
「おめゃーと!? い、いやシンバル様とですか?」
『なんというかその・・俺はお前のことが気に入ったんだ。
これからピッコロ大魔王様のために、ドラゴンボールを集めて旅をすることになる。一緒にどうだい?』
「でも、魔族と人間は敵同士なんでしょー?」
『たしかに敵同士だ。しかしお前は特別だ。人間離れした力もある・・それに・・』
「そ、それに、なんですか?」
『俺と毎日エッチしようぜ。お前のことを、もっともっと気持ちよくやるからよ。きっと楽しいぜ』
その言葉にヤジロベーは、反射的に頬をカッと赤らめた。
「バ、バカいうでねー。俺はちっとも気持ちよくなんか・・・」
『本当に気持ちよくなかったか? これでも俺なりにがんばったんだぜ』
「・・・・」
『ダ、ダメかい?』
シンバルの困ったような表情に、なぜか妙な親近感を覚える。
魔族も人間らしいところがあるのかなと、ヤジロベーはふと思った。
「・・・す、少しだけならええだ」
『ほ、本当かい? うれしいぜ!』
「おめゃーは魔族で悪いヤツだから、裏切られたところで、ちっとも悲しくもねーしな」
『ハーハハッ、お前も素直じゃないな。本当は癖になっちまったんだろ?』
「そ、そんなこと・・ないだ・・・」
『お前のデカチンは最高なんだぜ』
「そんなにデカいだか・・?」
ヤジロベーはか細い声で答えると、真っ赤になって自然と自分の股間を手で隠していた。
・
・
フォンフォン・・。
ピッコロ大魔王の飛行艇が上空に現れた。
舞空術を使ってスーッと地表に降り立つビッコロ大魔王。
シンバルは、ピッコロ大魔王に頭を下げてゆっくりと礼をする。
ヤジロベーは、大きなシンバルの背中に隠れて、ピッコロ大魔王の姿を覗き見した。
ピッコロ大魔王は老齢であるのか、他の魔族に比べてヨボヨボでシワが寄っている。
しかし、只ならぬ妖気を発しており、それはヤジロベーにも感じるほどだった。
(あれがピッコロ大魔王か・・ものすげー妖気だ・・しかもおっそろしい姿だぜ・・)
ピッコロ大魔王は、シンバルからドラゴンボールを受け取る。
『ついに3つ目のドラゴンボールを手に入れたか、フーハハハッ!
シンバルよ、残りのドラゴンボールが、ここから南西300kmの地点にある。すぐに向かうのだ』
ピッコロ大魔王の満足気な言葉に、シンバルがおもむろに口を開いた。
『かしこまりました。ところで1つお願いしたいことがございます』
『なんだ?』
シンバルは自分の後ろに隠れているヤジロベーを、強引にピッコロ大魔王の正面に差し出した。
「あわわわっ・・」
『ん? どうしたのだ、そのガキは?』
『ピッコロ様。コイツはヤジロベーと申します。我が魔族と対等に戦う力をもっておりまして、
たったいま、このシンバルの手下にしたところでございます。どうか、コイツを魔族の仲間に入れてやってください』
『なんだと?』
ピッコロ大魔王の鋭い眼光が、ヤジロベーの太った体に突き刺さる。
その視線に耐え切れずに、ガクガクと震えるヤジロベー。
『シンバルよ』
『はい』
『貴様、ドラゴンボールを奪うのに時間がかかっていると思えば、こんなくだらんガキを相手にしていたのか?』
『いえ・・その・・』
『こいつが魔族と対等の力を持っているだと?
わしの魔力はそこまで落ちたというのか・・? しかも、仲間にしたいと申したな?
人間は魔族の敵。皆殺しにするのが目的なのだ。それを仲間にしたいとぬかすか!』
ピッコロ大魔王の激怒ぶりに、慌ててシンバルは返事をする。
『このガキは絶対にピッコロ様の力になります。このシンバルが保証いたしますゆえ・・』
ピッコロ大魔王はシンバルを睨みつけて、怒鳴りあげた。
『このたわけが!! 人間を仲間にするだと? 貴様ようなヤツは魔族の恥さらしだ。出来損ないめ!
このわしの魔力が衰えて、こんなくだらん魔族を生み出してしまったというのか』
『そ、そんなことは・・』
『ええい、不愉快なことを言うヤツめ。シンバルよ。貴様の目を覚ましてやるわ! そのガキを殺してやる!!』
そういうと、ピッコロ大魔王は指の先に、強力な電撃を集中しはじめた。
『ピッコロ大魔王の力を見せてやる。てえぃ!』
ピッコロ大魔王の指先から放たれたビームが、ヤジロベーの右足をわずかにかすめた。
「ぎゃあああっ、いでーっ!!」
かすっただけで、皮膚が真っ赤に腫れ上がる。
そして尋常ではない苦痛が襲う。
ヤジロベーの膝はガクガクと震えだし、背筋にぞっと寒気が走った。
「あわわわ、殺されるだ・・」
『フフフッ、わしの一撃も避けられんとは。このデブの実力など知れたものよ。
所詮、人間の行くつくレベルはこんなものだ。さぁ、次の一撃であの世に逝くがいい』
ピッコロ大魔王は、再び指先に強烈な電撃を集中する。
そして、大きく腕を振りかざして、ヤジロベーめがけて放出した。
(ひゃあああ、もうダメだ!!)
ヤジロベーは、もはやこれまでと両手で目を覆った。
ズギュッ!
なにか鈍い音がした。
ヤジロベーは両手の隙間から、恐る恐る目を開けると・・・。
そこには緑色の大きな魔獣の背中があった。
「そ、そんな・・シンバル・・・まさか・・」
シンバルが自分の体を盾にして、ビームの直撃から守ってくれたのだ。
シンバルは、ゆっくりと振り向くと、ヤジロベーに僅かに微笑んでつぶやいた。
『おい、ジンジロベー、大丈夫か?』
「俺は平気だ・・・。でも、どうして俺のことを・・?」
『約束したはずだ。俺はお前を殺させないと』
「だけど、ピッコロ大魔王に抵抗したら、おめゃーも殺されちまうぞ!」
『か、かまわん・・俺は約束したことは守る。もはやピッコロ様の逆鱗に触れてしまった俺も、どうせ命はない』
シンバルは、手にありったけの電撃をかき集める。
その手を、ピッコロ大魔王に向けた。
『シンバル! 貴様なにをしておる。どかんか!』
『ピッコロ様、悪いが俺の好きなようにさせてもらう』
シンバルは、ピッコロ大魔王めがけて、電撃を連続して発射する。
電撃はピッコロ大魔王の周囲に次々に発射されて、大爆発を起こした。
ピッコロ大魔王は、シンバルの謀反に怒気を漲らせる。
『シンバル! ええい、どこまでも魔族の出来損ないめ! わしに歯向かうというのか!』
唇を噛み締め、怒りに全身が震えるピッコロ大魔王。
『そのガキもろとも、死ぬがいいっ!!』
ハァーッと気を体中にみなぎらせる。
手を空に向かって広げ、ありったけの気をすべて解放した。
『ハァ!!』
一喝とともに、ピッコロ大魔王の周囲百メートルは炎に包まれ、大爆発が起きる。
「ひゃあああっ!」
焦土と化す、草原。
すべてものが溶けるほどの高温と、灼熱の地獄が大地を覆った。
ヤジロベーの目の前に広がったのは、真っ赤に染まる大地と、すべてを焼き尽くす炎だけだった。
(俺・・・死ぬんだ・・いや、もう死んだのかな・・・)
目の前が真っ赤に染まり、尋常ではない熱さに意識が薄らいだ。
・
・
・
(おい、ヤジロベー。しっかりしろ)
(・・・)
(生きているなら、目を開けるんだ)
「ううっ・・」
俺がゆっくりと瞼をあけると、緑色の地面の上に倒れていた。
体が痛い。
腕や背中の皮膚が焼け付くように、ヒリヒリとしている。
「いでで・・」
『大丈夫か、ヤジロベー?』
「あれ・・俺はたしか、ピッコロ大魔王に吹き飛ばされて・・ここは天国だべか?」
『なにをのんきなことを言ってやがる!』
俺はゆっくりと顔をあげて、周りを見渡す。
緑色の大地だと思ったものは、飛行しているシンバルの背中の上だった。
「うぎゃ! 空を飛んでるきに!」
『しっかり背中に捕まっていろ。早くピッコロ大魔王から逃げなくては』
「ピ、ピッコロ!? そうだった!」
俺はそっと後ろに視線を向けると、激しい轟音ともに大爆発を起こしている地表が遠くに見えた。
どうやら、シンバルが俺のことを助けて、遠くまで飛んで逃げてきたようだ。
魔族に助けられるなんて、我ながら情けないだな。
「俺、おめゃーに助けてもらったんだな?」
『魔族の皮膚は、あれくらいの灼熱はなんとか耐えられるからな。
気絶してしまったお前を急いで抱きかかえて、空を飛んで逃げてきたというわけだ』
「あ、ありがとな、シンバル。しかし、おめゃー、魔族のくせに人間助けていいのか?」
『別に人間を助けたんじゃない。お前を助けただけだ』
「俺は人間だ。同じことだ」
俺の言葉に、シンバルは無言のままだった。
俺はシンバルの2本の角をしっかりと掴んだ。
たしか昔話で、龍の背中に乗って空を飛んだ少年がいたと聞いたけど、いまの俺はそれにそっくりだな。
空を飛んだのは初めてだけど、すごい景色だ。それに気分がいい。
俺は、シンバルの頭の上から、顔をのぞきこむようにして、話しかけた。
「これからどうするだ?」
『まずはピッコロ大魔王の手の届かないところまで、逃げなくては・・・ううっ・・』
「ど、どうしただ!?」
突然、シンバルの翼が羽ばたかなくなり、地面に向かって急降下する。
「あわわっ、シンバル、あぶねーぞ!」
『くっ・・大丈夫だ』
「だ、大丈夫って・・?」
シンバルの体をよく見ると、なにやら青い液体があちこちから流れている。
「なんだべ、この青い液体は・・・?」
俺は、それがシンバルの血であることに気がつくのに、少しの時間を要した。
「おめゃー、血が出てるきに! これ以上飛んだら死んじまうぞ!」
『心配するな。それよりも出来るだけ遠くに逃げなければ・・』
「そんなこと言ってる場合じゃないだぎゃ!」
俺は必死にシンバルを説得しようとしたが、シンバルは飛行するのをやめようとしない。
ヨタヨタとしながらも、飛び続ける。
『ううっ・・』
「おい、しっかりするだ!」
シンバルはそっと振り向いて、俺に話しかけてきた。
シンバルの瞳はクリッとして大きくて、とても優しく感じた。
おっかない魔族の顔なのに・・。
『なぁ、ジンジロベー?』
「ヤジロベーだ。わざとらしく間違えねーで、ちゃんと呼んでけろ」
『世界には、魔族でも幸せに暮らせる場所があると思うか?』
「な、なにを言い出すだ?」
『俺はお前と一緒に旅がしたい。お前と一緒に世界を旅をして、うまいものを食べて・・』
「シ、シンバル・・・?」
『自由ってのはいいな。俺はピッコロ様の忠実な部下だった。ただピッコロ様の命令を聞くだけだ。
でも、いまはなぜか気持ちいいんだ。これからお前と一緒に旅ができると思うと、ワクワクしてくるんだ』
「あぁ。できるだ。おめゃーはもう自由なんだから。ピッコロなんかに従う必要はないんだ」
『そうだな。お前を背中に乗せて、空を飛ぶのは気持ちいいな。こんなに気持ちいいのは初めてだ』
「俺だって、空を飛ぶのがこんなに気持ちいいなんて、知らなかっただよ。
だから、そのキズをちゃんと治すんだ。でねーと旅も何もできなくなっちまうぞ。もう降りるだ!」
『あぁ・・分かってる。ジンジロベー、分かっているんだ・・』
「シンジロベーじゃねぇだ、ヤジロベーだ!」
『そうだったな・・ハハハッ・・』
シンバルの笑い声が途切れた瞬間、俺たちは真っ逆さまに地表に落ちた。
俺は再び気を失った。
・
・
・
「痛でで・・」
気がつくと、そこはジャングルの中だった。
静寂の中を、ただ雨の降る音だけが、支配していた。
俺はズキズキとする右肩を押さえながら、ゆっくりと立ち上がった。
「そうだ、シンバルは・・。シンバル、どこに行っただ!!」
俺は周りをキョロキョロと見渡してみるが、どこにも緑色の巨体は存在しなかった。
「おーい、シンバル! 生きとったら返事しろ!!」
大声で何度もシンバルを呼んでみる。
しかし、返ってくるのは、ただ雨と風が交じり合う音だけだった。
俺は痛めた足を引きずりながら、しばらくジャングルの中をさまよった。
すると、遠くに見覚えのある緑色の動物が見え隠れした。
「シ、シンバル!? そこにいるのか? 生きていただな!」
シンバルの姿を見た途端、なぜか急に体が軽くなった。
急いで歩を進める。
そして、横たわっているシンバルに話しかけてみる。
「おめゃー、このヤジロベー様を落っことしやがって。一緒に旅してやらんからな」
『・・・』
「いちおう心配で来てやっただ。まずはキズを治さねーとな。こっち向いてけろ」
しかし、シンバルから返事はなかった。
「ど、どうしただ? シンバル・・?」
シンバルはただ目を閉じて、黙っているだけだった。
俺は雨に濡れながら、ただボーゼンとシンバルの大きな体を見つめた。
「なんだよ・・・死んじまったのか・・・バ、バカきに・・・」
ジャングルで、死体は腐るほど見ているのに、なぜか体が震えた。
そして、自分の頬に、雫が落ちたのに気がついた。
「お、おめゃーは魔族だ。悪いヤツなんだから、俺は死んだって全然悲しくねーだ。
そうだ。悲しいわけねーんだ。俺が魔族のために泣くなんて、絶対にありっこねぇんだ」
雨・・・。
頬に伝わるものは雨だ・・。
「うっ・・うっ・・ちくしょう、なんだよ・・。なんで泣いてるだ、訳がわかんねぇ・・。
おめぇは魔族なんだろ・・。人間のために死ぬなんて、バカのすることだ・・。
・・・・。
どうしておめぇは、俺なんか助けたんだ?
死んじまったらなにもかも終わりじゃないか。
俺は自分が死ぬのも、友達が死ぬのも、だいっ嫌いなんだ。もうこりごりなんだ!! うわああっ!!」
一体、どれくらいの時間、シンバルの横でうなだれていたのだろう?
時が過ぎて空が暗くなり、再び空が明るくなり・・それを何度も繰り返した。
・
・
・
ヤジロベーは脇に差している剣を、ゆっくりと墓の前に置いた。
地面に穴を掘っただけの墓だが、それでも一生懸命作ったものだった。
「シンバル・・・。
俺はこれからも1人だ。たぶんずっと1人っきりだ。
おめぇとはいろいろとあったけどよ・・。俺、おめぇのことが嫌いじゃなかっただ。
もし、おめぇに魂なんてものがあるんなら、俺についてこいよ。
俺はこれからも世界を旅するから、おめぇも一緒だ。
俺と一緒に旅をするんだ。そして、魔族が暮らせるような場所見つけたら、墓をそこに移してやるからよ。
それまで、わりぃけんど、ここで待っててくれ。俺、約束するから」
そういうと、ヤジロベーはゆっくりと剣を腰に戻す。
そして、あてもなくジャングルの中を消えていった。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。web拍手で「ヤジロベーと魔族でもいかがでしょう?」というリクがあったので書いてみました。実はこの小説を書く前はテンションがあがらずに、困っていたのですが、アニメを参考にして無理やり第1話と第2話を書きました。だから、この2つの話はアニメとセリフがまったく同じです。序盤を書き切ったところで、ヤジロベーと魔獣とのバトルが面白くなってきたので、ようやく筆が進み、内容も自分的に大好きなシチュエーションだったので、最後のほうはスラスラと書いてしまいました。ちなみにヤジロベーの名古屋弁はアニメもかなりめちゃくちゃですが、筆者も名古屋弁は分からないのでめちゃくちゃです。適当な名古屋弁のおかげで、陵辱もギャグ調になってよかったかな?と思います。
それとアニメを見ているうちに、シンバルの表情がコロコロと変わり、かわいく感じたので、最後はシンバル×ヤジロベーの方向にもっていってしまいました。シンバルってもしかして、いいヤツになれたかもなーなんて妄想です。