プレイボール日記 第5話

プレイボール日記 第5話(2005/09/20)


「プレイボール」の田所キャプテン萌え日記です。田所×谷口が燃え盛ります!

←今週の田所の萌えショット(谷口の復活に涙・・涙・・)


Aパート

先週のラストで代打の切り札として登場した谷口。凛々しい顔でバットを構える谷口をみていると、いよいよ谷口自身の高校野球が始まったんだなと感じます(それにしてもスタンドがガラガラてすね・・・しかも墨高の応援は誰もいません・・)。
一方、代打に送り出した田所は我が息子をみるように心配でならない様子。なにせ、谷口は中学時代に青葉を破った名キャプテンとはいえ、高校野球では全くの素人。しかも初打席。こんな大事な局面で谷口を出してしまった自分に少し自責の念があるかもしれません(でも陽気な田所のことだから、そんなことはないか・・)。


田所 「ここでヒットがでりゃ先制点だ・・頼むぜ、谷口・・」

田所 「俺にはおまえだけが頼りだからな・・・」

田所 「奇跡を起こしてくれよ・・」

先週、部員の前で谷口ラブを露骨に披露してしまった手前、ここで谷口がヒットを打ってくれないと立場がない田所。田所にも谷口にもプレッシャーがかかります(運命共同体ってやつですかね・・)。カーブ主体のピッチングに切り替えた京成高の堀内に対し、谷口はじっくりとそのカーブを見極めていく。非常に落差が大きいカーブを谷口は極めて冷静に分析。カーブにタイミングを徐々につかんでいく谷口。しかし、2ストライクまで追い込まれてしまう。

部員 「あーあ、追い込まれちまったぜ」

部員 「でかいこと言わなけりゃよかったのによ」

先週、谷口が他の部員にあまりに講釈を垂れるものだから、他の部員はヤッカミの言い放題(こいつらは一体、どっちの味方なんでしょうか?)。しかし、田所だけは本当に心配そうな顔で谷口を見つめます(このときの田所の不安いっぱいの顔は注目です!)。


「これで三球三振だ!」(←このセリフをいうと必ず打たれます)などと余裕をかますサウスポー君に対し、谷口はカーブをジャストミート。打球はライトフェンス直撃。田所も大喜び(調子こいて、3球であの谷口を打ち取ろうとしたサウスポー君は自爆して当然です)。

田所はここぞとばかりに、満面の笑みで自分の愛を部員たちにアピールします!

田所 「どうだ、お前たち!少しは(俺の)谷口を見直したろ!!」



田所の性格がよく出ている一言。さき程まであれだけ不安だったのに、ホントにお調子者というか、こういうところが田所のカワイイところ。田所は調子に乗って、次のバッターのメガネ君にも「谷口みたいに打って来い」とハッパをかける(アドバイスになっているのか甚だ疑問です・・)。しかし、意外に冷めたメガネ君はヤケクソにバッティングしてあっさりとキャッチャーフライ。相変わらずのヘタレっぷりです。とりあえず、2点を先制しました。

さて、ここで田所はとんでもないことを提案。ボールが投げられない谷口をライトの守備位置に入れようというのだ。いくら谷口ラブだからといっても、ボールを投げられない谷口を守備につかせるのはどういうことなのかと部員からは猛反発。そもそもライトにボールが飛ばない保証などはどこにもない。しかし、他の部員の意見を聞かない田所。今日は偶然にもライトにボールは飛んでいないことと、堀内のカーブを打てるのは谷口だけと、ともかくヤケクソ的な理由をならべ、強制的に谷口をライトのポジションにつかせてしまう(谷口と一緒にプレーをしたいという愛の力を見せ付けられる場面ですね・・)。田所の愛が、ついに暴走を始めます。


さて、谷口はライトの守備につきますが、ピッチャーのメガネ君はここにきて急に疲れが・・・(急に疲れというよりも、女房(役)の田所を谷口に取られて嫉妬しているんでしょうか・・)。コントロールが急に乱れはじめ、内角を狙ったボールが外角へ。打球は田所の予想に反してライトに飛んでしまう。ボールを取る谷口だが、その返球はボテボテのゴロ。それを見たランナーは、2塁へと進塁しようとする。谷口も急いでボールを拾い、2塁へ駆け込むが、間一髪セーフ(メガネ君は「クソッ」と文句を言いますが、そもそもすべての元凶はアンタです)。この谷口のぎこちない動作が、思わぬ落とし穴となってしまう(ちょっと疑問なのですが、谷口はボールを投げなくて済むファーストの守備にするというのはダメなんでしょうか・・)。

さて、谷口のぎこちない送球をみた京成高の堀内は、谷口が球を投げられないことを察知。次の打者にライトを狙って打つように指示を出す(散々墨高をバカにしておいてセコイ!)。バッターがオープンスタンスになったことを見た田所は、すぐにバッターがライト狙いのことに気が付き、大慌てでナインをマウンドに集める。そしてピッチャーと(元)女房の夫婦喧嘩が開始。

田所 「どうも(俺の)谷口を狙っているらしい」

メガネ君 「当たり前ですよ。だから言ったじゃないですか」(←ふてくさりまくり)

田所 「うるせー。だいたいお前がちゃんと俺の構えたところに投げてりゃ、ライトには飛ばなかったんだよ!」

メガネ君 「俺のせいだっていうんですか?」(←お前のせいだろ)

メガネ君 「こっちだって6回も投げているんですよ。コントロールだって甘くなって当然でしょうが」(←開き直りました)



揉める田所とメガネ君の元夫婦。その只ならぬ事態をみた京成高は、ますますライトの谷口が返球できないことに確信をもってしまう。田所の愛が、とんだ失態を演じてしまいます(もう田所には谷口ラブで周りが見えなくなってます)。
田所はなんとか谷口をカバーしようと、センター、セカンドをすべてライト寄りに。メガネ君に内角を要求するが、結局ヘタレのメガネ君。ド真ん中にストレートがいってしまう。待っていましたとばかりに打球はついにライトへ・・・。


Bパート

さて、無情にも打球はライトへ。ここで谷口は一大決心。「返球できない以上、飛んできた球をすべてダイレクトをとってやる!」
そんな根性の入った谷口は、すっ転びながらライトフライを追うが、惜しくも届かず。しかし、打球はギリギリでファールとなり命拾いする。田所は必死にメガネ君に内角を投げろと要求するが、ヘタレのメガネ君。コントロールがボロボロで、打球は次々にライトへ(メガネ君の谷口に対する嫌がらせです)。田所もライトにフライが飛ぶたびに「谷口ぃぃぃぃ」と叫びっぱなしです。



しかし、谷口は打球に対する反応と足の速さを活かして、どんなボールにもギリギリで喰らいつき、捕球しようとする。フェンスにぶつかったり、すべり転んだりとボロボロになっていく谷口。他の部員も谷口のファイトに度肝を抜かれます。

メガネ君 「谷口・・・お前ってやつは・・」(←ついに改心しはじめました)

田所 「あいつ、ノーバウントで捕ろうとしているんだ・・」

改心したかと思われたメガネ君だが、次に投げた球はまたもやど真ん中へ(本当にヘタレですね・・)。右中間に飛んだ長打コースの球は完全に抜けたと思われたが、谷口がここで奇跡のファインプレーでナイスキャッチ! 徐々にナインも谷口のプレーに魅了され始めます。


京成高は、谷口がこの試合で墨高の軸となり、さらに谷口が投げられないことでナインの士気が上がっていると考える。なんとしても谷口潰しにかかる。ゴロで1,2塁間を抜けて谷口に捕球させる作戦にでるのだ(本当にセコイ作戦にでてきました。勝てば官軍という精神でしょうか)。

京成高のバッターは、ライトに痛烈なヒット性のライナーを放つ。絶対にノーバウンドで取れないと思われた打球だが、谷口は執念でその打球をノーバウンドでキャッチ!!


審判 「アウト〜〜〜〜!!」

全員が谷口の元へ。

全員 「谷口!」「谷口ぃぃ!」

田所 「谷口、大丈夫か・・・谷口・・・」

全員 「なんだ、そのドロだらけの顔は・・わはははっ」

ついに谷口マジック発動! 谷口の根性のプレーに、ナイン全員が谷口を認めたのだ。いままで不響和音が鳴りまくっていた墨高に、ついにチームワークが戻ってくる(とてもいい場面です!)。


こうしてなんとか墨高リードのまま9回。しかし、勝ちを意識したナインは、浮き足立ちエラーやデッドボールを連発。墨高は大ピンチに。その後、3塁線をライナーで抜かれ、ついに1点を失ってしまう。一度も勝った事のないチームはここにきて脆さが出始めます。さらに1アウト2,3塁という大ピンチに・・。ここで、京成高の堀内は、ライトにわざをフライを打てという嫌らしい指示を出す。谷口がもしキャッチしても、投げることはできないので、そのままタッチアップで、2,3塁のランナーが返ってサヨナラになるという計算をしたのだ。(敵ながらよく考えています。ハメみたいでかっこ悪いけど)

一方の田所は、スクイズを警戒して前進守備に。テンパっている田所は、谷口の守備のことを忘れてしまったらしい(まだまだ愛が足りません・・)。そして、打球はついにライトへ・・・。

谷口は、簡単に捕球するが、その場にいる全員が谷口が返球できないことに凍りついてしまう。「やった〜」とお祭り騒ぎで余裕のタッチアップを開始する京成高。絶望する墨高ナイン。「もう終わりだ・・・」誰もがそう思った瞬間、谷口に野球の神が舞い降りた!

谷口 「まだ試合は終わっていない!」



谷口が投げたボールは、強烈なゴロ。このゴロがイチローなみの剛速球となり、ホームに返ろうとお祭り騒ぎをしていたサードランナーをあっさりとタッチアウト!!京成高唖然!!

大喜びのナインは、谷口も元に集まりめちゃくちゃに叩きまくり(M的谷口としては充実しているようです)。田所は、谷口にどう返球したのか、もう一度投げさせてみる。谷口は人差し指にひっかからないようにボールを持ち、水面に石を投げるような投げ方で、見事に新しい投法を生み出したのである。そんな谷口をみて、田所は男泣き(いいよ、いいよ、田所キュン)。


大盛り上がりを見せる墨高に、審判がなにごとかと接近。

審判 「君たち、一体どうしたのかね?」

田所 「ちょっと見てやってください!投げられないはずの谷口が、たったいま投げられるようになったんです!」(←田所は感動で、涙が出まくりです)

審判 「そりゃよかった・・ともかくこれで涙を拭きたまえ」

田所 「ブーっ」(←鼻をかむ音)

審判 「しかし、これから先は整列が済んでからにしてほしいんだが・・」



盛り上がりまくる墨高に対して、じっと整列して置き去りにされる京成高のナイン。哀れすぎます・・。
最後は谷口をみんなで囲んでエンド。田所はちゃっかり、谷口を肩車という最高のポジションをゲットし、満面の笑みでした。


今週は2度も墨高のナインが谷口の周りに集まって歓喜するという、谷口マジック発動の回でした。前回まで不響和音が鳴りまくっていた墨高でしたが、谷口マジックにより、すべては解決されました。一方の田所は谷口を心配するあまりか、恋は盲目なのか、かなり暴走をしていましたが、谷口の復活を誰よりも一番喜んでいるように見えました。最後はあざとく肩車をしてました。こういうところは、さすが青少年育成国民会議というところでしょうか。俺にも肩車やってください。



使用している画像、台詞等は「プレイボール」第5話から引用しています。著作権はちばあきお/エイケン・プレイボール製作委員会に帰属します。

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