遊☆戯☆王ゼアル(第1話〜第21話) (2011/09/04)


テレビ東京で2011/4月より放送開始された「遊☆戯☆王ゼアル」の簡易レビューです。

←注目のキャラ、武田鉄男。


遊☆戯☆王?

さて、『イナズマイレブンGO』に続いて連続レビューするのは『遊☆戯☆王 ゼアル』の武田鉄男です。

筆者は『遊戯王』を少年ジャンプ連載当初から知っているのですが、マンガをロクに読んでおらず実は内容はよく分かりません(だったら偉そうにレビューするなって?)。そもそもカードゲームっていい年したおっさんがやるモンでもないし(苦笑)、『バトルスピリッツ』のズングリーをレビューしたときも、戦闘シーンはすっ飛ばしてました。今回レビューする『遊☆戯☆王ゼアル』もバトルシーンは9倍速で早送りしてます・・

『遊戯王』シリーズは少なからずデブショタキャラが登場していて、以前に『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』に前田隼人という鼻がコアラみたいなデブキャラがいる情報をもらいましたが、あまりツボに入らなかったため、残念ながらレビューまで至りませんでした(詳しくは「気になるキャラクター」のコーナーを参照のこと)。

しかし、今回レビューする武田鉄男は出番こそ少ないものの、性格、体型、容姿等、かなりいい感じのキャラクターなので久々にレビューしてみます!


出番が少ない?

鉄男の性格は公式ホームページによると「何かと突っかかってくる遊馬のクラスメイト。しかし本当は心優しい少年」とある。これを見たときは、「いかにもステレオタイプなキャラクターだなぁ・・」と思い、あまり期待していませんでした(ファンの方、すみません)。


序盤の鉄男は、学校で遊馬(主人公)の熱血ぶりを茶化したり、バトルでぶっ飛ばしたり、跳び箱の失敗を笑ったり、悪ガキっぷりを披露していたわけです(もっとも遊馬の「かっとビング」もかなりウザイので、やっちゃっていいと思います・・←ォィ)。もっとも最近のデブキャラとしては、元気が良くてアクティブなのでその辺は良いのですが・・。


そんなこんなで鉄男って「もしかして悪態をつくだけのイジメっ子なのか?」と思ったのですが、遊馬がシャークに皇の鍵を壊されたときに、破片を一生懸命に探し出して遊馬に渡す場面があり、意外と男らしくて優しい場面がチラッと登場したのでした(これが鉄男の初男気シーンです)。

鉄男は毎話登場するのですが、学校では遊馬と小鳥(ヒロイン)の間に入るデブキャラ、いわゆるチョイ役で存在感がまるでなし。遊馬がバトルをしている横で解説をする役割でもあり、バトルを9倍速で見ている筆者にとってはいまひとつ印象が薄い(ちゃんと見ればいいんでしょうが・・)。このままチョイ役で終わるのかと思ったのですが、徐々に印象が変わりました。


男気のあるデブキャラ

あまり印象に残らない鉄男でしたが、回が進むにつれて序盤のように遊馬の失敗をバカにすることがなくなりました。

それどころか、遊馬が落ち込んでいるときに励ましたり、遊馬を騙そうとする徳之助から守ったり、遊馬がクラスで嫌われ者になったときには「遊馬はそんなことするヤツじゃねぇ!」と1人で遊馬をかばったりと、チラホラと男気を見せ始めたのです!(遊馬をかばったときは委員長から「お前も無視するぞ」みたいなことを言われましたが、そんなことに全く動じない男気のレベルです・・まだ中学一年生なのに・・)。


第20話で回想シーンがあるのですが、遊馬とは小学生のときに同じクラスになったとき以来の旧知の仲のようです。その回想シーンにて(ショタ鉄男もかなりかわいいので必見です!)。


遊馬「俺は九十九遊馬、夢はデュエル・チャンピオンになること!」
鉄男「お前、本当にデュエル強いのかよ?」
遊馬「まだ一度も勝ったことないけど・・」
鉄男「ワッハハハハ、バッカじゃねーの!」


放課後に「さっきはよくも笑いやがったな」と遊馬は鉄男に勝負を挑みますが、遊馬はボロ負け。遊馬は負けても負けても鉄男に挑み続けます。普通、弱いヤツがしつこく挑んでくるとウザくなると思うのですが、そこは度量の広い鉄男のこと、期待に応えて遊馬と毎日バトルをします。そして「決してあきらめない」遊馬の心に打たれるのでした。遊馬に手を差し出す鉄男は、幼少にしてすでに男気を兼ね備えた立派なキャラでした(まだ小学生なんですけどね・・)。

それ以来、鉄男と遊馬は毎日バトルをしていたようです(ほとんどが鉄男の勝利らしい・・いや全部?)。遊馬が弱すぎなのか分かりませんが、意外と戦略もしたたかで、デブキャラ特有の猪突猛進型のキャラクターではないようです。もしデュエルが多人数参加型ならば、遊馬の作戦参謀になっていた(アストラルの役)可能性もあるので、ちょっと残念です・・。

鉄男はギャグ的なシーンも多いのですが、意外と物事を冷静に見ています。遊馬にしか見えないアストラルの存在も最初に信じるようになったし、遊馬が無茶な行動を取ると、黙って見過ごすことはしません。怒鳴りつけて止めさせようとします。遊馬の行動が道理にかなっていないと、鉄男は遊馬がそれを正すまで良しとしません。とにかく鉄男には彼なりの信念があるのです。

←意外と実直な鉄男。遊馬が道を外すと表情に現れる。


第11話で、遊馬がシャークと再戦するシーンがありますが、そのとき遊馬は「ナンバーズを使わない」と約束します。しかしバトルの途中で遊馬は弱気になってナンバーズを使ってしまいます。そのときの鉄男のセリフが彼の性格をよく表しています。

鉄男「俺、遊馬があんなヤツだとは思わなかった」
鉄男「ナンバーズは使わないって言った。それなのにアイツ・・」
小鳥「でも、遊馬ってバカだから」(←ォィ)
鉄男「バカなのは知ってるよ!」
鉄男「遊馬はバカでお調子者だけどウソだけはつかない奴だったんだ!」


鉄男が考える友達とは、ただ衝突を避けて仲良くする関係ではないようです。友達と決めた以上は全力で支援する、しかし友達が道を外した行動を取ったときは、叱咤してケンカをしても筋を通す、これが鉄男のやり方のようです。こんな風に書くと単なる頑固モノ、友達として付き合いが難しいように見えますが、鉄男の場合はそれ以上に器量が広いので、なんでも受け入れる感じも滲み出ています。とにかく久々に男気のあるデブキャラなことは間違いないです。


服装など

鉄男の特徴はなんといっても髪型。名前の通り金八先生の「武田鉄矢」風のヘアカットなので、どうなのよ?って感じがしますが、見ているうちに慣れました(慣れって怖いですね・・)。また逆向きにかぶった赤い帽子と、おでこからアンテナのような前髪が飛び出しているのも特徴。この髪型、どうやら遺伝らしくて(髪型に遺伝があるのかは甚だ疑問ですが・・)、お母さんやお姉さんまで同じ髪型でした(どんな家族たよ!)。


またスクール水着のときも外さない豪華なサスペンダー。光モノが好きなのか、サスペンダーに金色のボタンまで入れて気合入れすぎだろ! またオレンジ色の私服もなかなかいいです。なぜか鉄男と遊馬のシーンって夕陽の場面が多いので、太陽のオレンジと鉄男のオレンジがミックスされていい感じです。

また、制服、私服に関わらず豊満なお腹は必ず露出、第一話でいきなり体操着やらスクール水着まで披露と、スタッフもかなりの大盤振舞いをしていますので、小鳥(ヒロイン)の分までたっぷり脱いで欲しいキャラクターです!!(←ォィ)

←お腹は出ているが意外と筋肉質? ガッチリした体がいい。


←下半身も太くてなんかエロい(笑)。


←お笑いも担当(笑)。


鉄男は外見で「デブだ!」とはっきり分かるキャラクターで、しかも腹曲線も綺麗、腹チラあり、足腰も意外に太くて、さらに男気もあり、がんばって欲しいキャラクターです。

アニメがいまひとつ面白くないので、鉄男も人気がないかもしれませんが、筆者はとりあえず押しときます! 20話を消化した時点でデュエルがたった1回の鉄男ですが、今後、鉄男のデュエルが増えることを期待・・もういっそのことラスボスは鉄男で!(まぁ、順当に行けばアストラルでしょうけど・・)。第20話でホープを呼び出したときに、鉄男はナンバーズに一瞬取り込まれそうになっていたので、鉄男には悪いけど悪のナンバーズに取り込まれて、最後は成長した遊馬が鉄男を助ける友情物語にしたほうがいいと思います!(という希望です・・)



使用している画像、台詞等は「遊☆戯☆王ZEXAL」より引用しています。著作権は高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NASに帰属します。

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