小川よしあき


ヨッパーの魅力について、かなりがんばって妄想膨らまして考えました。



性格

ヨッパーはマイペースで面倒臭いことは大嫌い。さらに協調性にも欠けるというクラスの問題児である。ちなみに血液型はマイペースの典型であるB型。いままで人に謝ったことはないというから、そのわがままぶりは相当なもの。剣王の回路系モニター担当としての役割があるが、どこまでその役割をこなしていたのかは甚だ疑問である。
ただし、協調性が全くないというわけではない。地球防衛組では、なんだかんだでクラスメートと一緒に行動していた。面倒臭がりのヨッパーが防衛組の活動に参加していた理由は、単に自分が防衛組の一員だということを自慢をしたかっただけかもしれない(現におじいさんに自分が防衛組であることを自慢していたし・・)。

ヨッパーはなにもしないグータラというわけではなく、イタズラをするときは抜群な行動力を発揮。他人をからかったり、イタズラするのが大好き。仁やあきらとはイタズラ仲間のようで、悪いことを企んでいるときは一緒に行動している。イタズラが過ぎて邪悪獣のワナにはまってしまうことも。またその身勝手さのせいで、しばしば防衛組を危機に陥れることもあった。本当に困った性格だ。


さらにヨッパーは頭が悪いが、運動神経も悪い。プールではロクに泳げない。野球の試合では全く打てず、太ったお腹にデッドボールが関の山。スケートは滑って転んでばかり。なにかしら1つくらいは人よりも優れたものがあるのだろうが、ヨッパーに関しては困ったことに何もない。そんなヘタレまくったヨッパーだが、なぜか憎めないキャラクターなのだ(憎めないどころか、かわいい)。

ヨッパーはヘタレているが、実際の子供ってこういうものなんだろう(マセたガキも最近は多いですが)。コソコソで裏でいろいろと考えて計画してる子供よりも、好き勝手やっているイタズラっ子のほうがよほど子供らしい(信念を貫く子供など薄気味悪い!←またもやカテジナさんかよ、俺)。怒られるとスネる。嫌なことは反抗する。純粋に子供らしい部分がヨッパーの魅力かもしれない。


前半はほとんど登場機会がなく、目立たなかったヨッパー。しかし、そのヘタレっぷりがスタッフに愛され始めたのか、回を増すごとに登場機会が多くなっていった。スタッフとしても、いろいろな事件を引き起こすヨッパーはいじりやすかったのかもしれない(他にそういうキャラいないし・・)。


服装など

ヨッパーの髪型はボサボサ。父親譲りのトゲトゲの頭は、ズボラな性格を表現しているのか(コスプレが難しそうな頭ですね・・する人いないと思うけど)。

洋服は、シマシマのシャツがお気に入りらしい(これは親がバーゲンで買ってきているだけなんでしょうねぇ・・)。夏は緑と黄色のシマシマシャツ。冬は緑と白のシマシマシャツ。OVAで青と白のシマシマシャツを着ていた。シマシマのシャツにぷっくりと太ったお腹がヨッパーのトレードマークといえる。それと半ズボンとハイソックスも萌え要素の1つだろう(しかし、紫のパンツ履いているってのも・・)。


名前
ヨッパーの名前は「小川よしあき」。疑問なのが「よしあき」の部分。普通は漢字だと思うので「小川義明」のような書くのだろう(どっかのアナウンサーみたいな名前ですね・・)。おそらく漢字にするとかなり立派な人間な感じがするので、スタッフはヘタレっぷりを出すためにわざと平仮名にしたのだろう。


家族

ヨッパーは主役級のキャラではないが、家族がきちんと登場している。父親は左官屋(壁を塗ったり、土間を塗ったりする仕事)をしている(小川左官屋という名前?)。父親の髪型はヨッパーにそっくり(あの髪型は遺伝なのか・・)で、バカボンのパパに容姿が似ている。さらに毎日ヨッパーと父親はチャンネル争いをしているらしい(テレビ2台買えよ!)。父親とヨッパーは毎日ケンカしながらも、とても仲が良く見えるのが微笑ましい。母親に怒られている姿は父親の生写しのよう。ヨッパーのバカなことはどうやら父親譲りのようだ。ちなみに将来はヨッパーが左官屋を継ぐのであろう(ヨッパーには似合った職業かも)。

母親は本編を見る限りでは、しつけには厳しいようにみえる。商売人の子供というのは、普通は店を手伝って社会のことを勉強していると思う。しかしヨッパーの性格を見ると、母親はヨッパーに社会の道理を教えずに、甘やかして育てたようだ。


祖父はちょっと変わっており、おのぼり山の山奥でハイジのおじいさんのような生活をしている(なぜかロープウェイで行けるような近場の山なんですけど・・)。祖父の所へ行くときに、ヨッパーは笑顔だったことから、祖父のことがかなり好きらしい。祖父もヨッパーのことを可愛がっているようだ。またヨッパーは頻繁に祖父のところへ遊びに行っているようなので、意外と野山の自然と触れ合って遊んでいる無垢な子供かもしれない。

祖父は複葉機マニアで、自分の飛行機で空を飛んで邪悪獣を倒そうとしている(たしかに変わり者)。また、かなりの頑固者&偏屈者で、一度言い出すと言う事を聞かない。こういうわがままぶりはヨッパーとそっくりである。ヨッパーの性格は、小さい頃からずっとおじいさんと遊んでいたために形成されたものかもしれない(子供っておじいちゃんやお婆ちゃんに、よくなつきますからね・・)。ということで、実はヨッパーはおじいちゃん子だったという結論で


「格好悪いヨッパー」

ヨッパーはクラスの女の子から「格好悪いヨッパー」と言われている。「格好よい飛鳥君」と対比して言われるようだ。飛鳥は容姿端麗、成績抜群。一方ヨッパーは見た目も太っているし、成績も最悪。食べてばっかりなので女の子から見ると何もいい所がないのだろう。当然、全然モテない。

当の本人は女の子に興味がないのかと思えば、OVAでクッキーに抱きつかれて相当喜んでいた。ヨッパーもやはり女の子にはもてたいらしい。ただ、それを実践しようという行動力は全くないのがヨッパー。それにしてもクッキーとヨッパーって背もちょうど同じくらいだし、けっこうお似合いのような気もするんだが・・・。

「ヨッパー」というニックネームは、先生やクラス全員から呼ばれている。昔からずっと「ヨッパー」と呼ばれていたと推測される。インターネットで見たのだが「ヨッパー」というニックネームは「よしあきはパー」の意味らしい。一体誰が言い始めたのかわからんが、まさにそのままストレート。しかし本人はこんなことを言われても怒ることはなく、受け入れてしまっているようだ。周りがどう考えようと、全く気にしないマイペースぶりだ。


趣味
趣味は食べること、テレビをみること。特にアニメを見るのが好きらしく、毎日父親とチャンネル争いをしている。また、ヨッパーの部屋にはラジコン(F1?)のポスターが飾ってあるので、モータースポーツにも興味があるらしい。食べ物に関してはチョコレートが好きなようだ。いつもチョコを食べていた(食っちゃ寝てで太ったんだろう・・・)。


ヨッパーの成長

他人に対して謝ったことがなく、「はい」「ありがとう」という感謝の言葉さえ言ったことがないというヨッパー。しかし、物語とともにヨッパーは少しだけ成長していた。そんなヨッパー成長のシーンを見てみる。

第19話 「臨海学校は大騒ぎ」

臨海学校にきたヨッパーは花火がしたくて仕方がない。先生にはナイショで昼間に洞窟で花火をしようと、仁に持ちかける。しかし、次の日に海岸に邪悪獣が現れ、せっかくの臨海学校も中断。先生たちは早く学校に戻って待機しろという。「帰りたくない」とひたすらダダをこねるヨッパー。そこで仁たちは、その日のうちに邪悪獣を見つけて倒そうとする。しかし、全員が邪悪獣探索を行う中、わがままなヨッパーは邪悪獣などお構いなし。仁を誘って洞窟で花火をしようという。ヨッパーはリュックに大量に花火を背負ってやる気満々。しかし、洞窟の中で姫木先生に見つかって怒られてしまう。

姫木先生 「あなたたち、邪悪獣の捜索はどうしたの?」
ヨッパー 「ちょっとぐらい遊んだっていいじゃないか!」
姫木先生 「ちゃんとやることをやってから遊びなさい」
ヨッパー 「遊んでから、やることやればいいんでしょ! 俺は花火がやりたいんだもん」(←さすがヨッパーだ)
姫木先生 「それはわがままよ」(←そりゃそーだ)
ヨッパー 「俺、元からわがままだも〜んだ!」(とベロベロと舌を出して花火開始)


自分でわがままだと認識しているからタチが悪い。姫木先生はヨッパーを追いかけてやめさせようとするが、ヨッパーのわがままは止めることができずに花火を始めてしまう。しかし、そこへご都合主義的に邪悪獣が登場。どうやら洞窟は邪悪獣の棲家だったらしい。急いで逃げるヨッパーと姫木先生だったが、姫木先生はヨッパーをかばってケガをしてしまう。ヨッパーは姫木先生にケガをさせてしまったことに対して初めて謝る。

ヨッパー 「姫木先生・・あの・・」
姫木先生 「なぁに?」
ヨッパー 「姫木先生・・俺勝手なことばっかりしてごめんね。もうわがままばっかり言わない。だから・・本当にごめんなさい」
姫木先生 「いいのよ。でもこれからはみんなのことも考えて行動すること。ね?」
ヨッパー 「はいっ」

ヨッパーは自分のせいでケガをしてしまった姫木先生に、初めて「ごめんなさい」と謝った。ヨッパーはけっしてひねくれ者ではない。今まで自分の責任で、他人が直接傷ついてしまう重大な事態に出くわしたことがなかったのだろう。このときに他のクラスメートは驚いていたが、ヨッパーの素直な心が垣間見れるシーンである。


第35話 「消えたコマンダー」

ヨッパーの祖父は風神号という複葉機を駆る変わり者。その複葉機で邪悪獣をやっつけようとしているのだ。ヨッパーの祖父はライジンオーのことをバカにするが、そのときにヨッパーは、ライジンオーを動かしているのは自分だとウソをついてしまう。

祖父 「わしはこの飛行機を再び大空に飛ばして、邪悪獣を退治してみせるわい」
祖父 「ライジンだか、ライオンだか知らんが、ヘナチョコロボットなんぞ、目じゃないわい!」

ヨッパー 「"俺の"ライジンオーがこんなオンボロに負けるっていうのかよ!」
祖父 「"俺の"?ほう?よしあきがあのヘナチョコのパイロットだってか?」
ヨッパー 「俺がパイロットじゃ悪いかよ」
祖父 「またオオボラ吹き追って!お前みたいなノロマにパイロットが勤まるか!」
ヨッパー 「頭キタ! ここに剣王を連れてきてやろうじゃん!」


ヨッパーは学校でライジンコマンダーを盗んでしまう。さっそくヨッパーは祖父のところへいって、剣王を呼び出す。しかし、すでに仁がパイロットとして搭乗していたために、ヨッパーがパイロットではないことが祖父にバレてしまう。勝手にコマンダーを盗んだヨッパーに怒った仁は、ヨッパーをロープウェイまで追いかけるが、中で電気が停止してしまう。ロープウェイから脱出を試みる仁とヨッパーだが、高所恐怖症のヨッパーは途中でロープから落下(普通、死ぬよ・・)。しかし、祖父の複葉機に救われたヨッパーは自らの非を詫びるのだ。

ヨッパー 「じいちゃん・・俺本当は剣王のパイロットじゃないんだ・・」
ヨッパー 「ウソつくつもりは無かったんだよ・・俺のウソが原因でみんなをピンチに追い込んじゃったんだ」

祖父 「よしあき!男は泣き言を言うもんじゃない!行動あるのみじゃ」
ヨッパー 「えっ?」
祖父 「いざとなったらやってみせる。行動あるのみ」
ヨッパー 「いざとなったらやってみせる・・」

このあと祖父は邪悪獣相手に複葉機で大活躍。その祖父の姿をみて、ヨッパーも少し勇気を持てるようになったようだ。ヨッパーはクラスから非難を受けるが、「男は黙って行動あるのみ!」の精神でなんとか乗り切った。


第50話 「皇帝ワルーサを倒せ」

ヨッパーは破壊されたバクリュウオウを修理するめにヘリコプターに乗り込んであきら達とともに空中の陽昇町へと向かう。「俺、ヘリコプターに乗るのは初めて」などと相変わらず危機に直面していることなどお構いなしのヨッパー。しかし実際にバクリュウオウを修理中、敵の攻撃は激しくなる。

ヨッパー 「俺、もう逃げ出したい・・」
あきら 「いまさら何言ってるんだよ!」
あきら 「俺だってめちゃくちゃ怖いんだ。でもよ、いま逃げ出したらもう防衛組じゃいられなくなるんだぜ!」

ヨッパー 「そうだよな・・俺だって、防衛組、やめたくないもんな!」

きっと初期のころなら真っ先に逃げていただろうヨッパー。しかし防衛組として戦った1年間で、ヨッパーは少しだけ勇気を持って行動できるようになっていた。


OVA 「みんなが地球防衛組」

OVAではゴクドーに占拠された学校を取り戻すために、仁とともに学校の外壁を伝わっていた。初期のヨッパーなら高所恐怖症で確実にビビッていたところだが、全くおじけづくことなく行動していたのに驚き。また、ゴクドーに捕まったときにも「ごめん、役に立てなくて・・」と素直に謝っていた。また出動するときに「ごめん、姫木先生は外に出てて」と紳士ぶりな対応。隋分と成長しましたよ。


ヨッパーの声優は佐藤智恵さん。わがままでヤンチャな感じが良く出ていた。ヨッパーの萌えどころは、いつも眠たそうな目と、ヘタレっぷりが故の可愛さにあるだろう。なんとなくかわいがってあげたい気にさせるというか。ヘタレ+しましまシャツの2hitコンボということで。エルドランも金太の前に、こんな子を手に入れていたとは・・あなどれませんね。


使用している画像、台詞等は「DVD-BOX 絶対無敵ライジンオー」より引用させていただきました。著作権は東芝エンタテインメント、アミューズソフトエンタテインメントに帰属します。

戻る