金太郎 in MonsterHunterPortable2ndG (12)



登場人物

金太郎。足柄山で育った怪力少年で、モンスターと戦う見習いハンター。

ババコンガ。沼地のボスで悪知恵が働く。爆裂オナラが武器。

フルフル。ババコンガとタッグを組んでいる飛竜で目と耳がない。強力な電撃を放つ。


ポッケ村の中央にらみ合う、金太郎とババコンガ&フルフルのコンビ。
金太郎は自分の身長の倍はあろう2匹のモンスターを前にして、ぶるっと武者震いをする。
いまいちど、気合を入れなおし、全身に力をみなぎらせて臨戦態勢となった。
「さぁ、どっちから来るんだ。2匹まとめてでもいいぞぉ!」
ババコンガはフルフルを横に従えて、ニヤッと不敵な笑みを浮かべていた。
『2対1でも余裕あるだべな?』
「あったりめーだ!」
『さすがはドドブランゴのアニキを倒した怪物小僧だ。たいした自信だ』
ババコンガは一歩、二歩と前に進んで、そこに倒れている村人を足で踏みつける。
『ほれかかってこいや! 人がゴミのようだべ! ぜーんぶ俺がやったんだべ!』
「お、おめぇー!!」
村人を踏みつけるババコンガに対し、金太郎は怒りで拳が震えた。
その村人を助けようと短い足でダッシュした瞬間、地面とは違う感触が足の裏に当たる。
そのままステン!と、金太郎は天を向いてひっくり返った。
「いててて・・なんだぁ・・?」
『ワーハハ、もう忘れたか? この村には罠がたくさん仕掛けてあるべ』
金太郎が地面を見てみると、そこにはバナナの皮が大量に転がっている。
あまりの原始的な罠に、あっけに取られる金太郎。
バナナの皮で滑るなんて、絵に描いたような滑稽な格好だ。
『注意一秒、怪我一生だべな』
「おめー、おいらをバカにしやがって!」
醜態を晒してしまった金太郎は、沸騰したやかんのように真っ赤な顔になる。
「これでどうだぁ!」
金太郎は鬼のような形相で、あっという間にババコンガの目の前に突進すると、パンチで腹を殴りつける。
ババコンガは、金太郎に腹を打ち抜かれ、もんどりうってゴロゴロと後ろに転がった。


『痛てぇぇ〜!』
あっさりと転がったババコンガをみて、金太郎はヘンッと鼻をすすった。
「なんだ、変な罠を仕掛けるだけで、めちゃくちゃ弱ぇぞ」
その言葉を聞いて、ババコンガは内心ほくそ笑む。
(思ったとおりだな。金太郎はすぐに頭に血が上って、状況判断能力はゼロだべ。
  それにこうしてわざとヤラれても、気づきもしないな。俺様の得意な絡み手戦法でネチネチと攻めてやる)
ババコンガは殴れた腹をさすりながら、ノソノソと上半身を起こした。
金太郎はさらに攻撃態勢に入る。
「おめーなんか、マサカリいらねー! こぶし1つで十分だぁ!」
するとババコンガは、その場でなぜか正座をした。
『ああ、金太郎様〜。さすがに強いですだ。許してくだされ』
「へっ!?」
追い討ちをかけようとした金太郎だが、突然のババコンガの言葉に困ったように頬をかく。
やる気があるのか分からないババコンガに、先ほどからペースを崩されっぽなしだ。
「な、なんだぁ。もう降参かぁ?」
『へい』
「おいら、弱いヤツには興味ねぇ。二度と悪いことしないなら、許してやるぞ」
『はい、もうしません。だからこれを差し上げますだ〜』
そういうと、ババコンガは背中からゴソゴソと白い箱を取り出した。
「なにこれ?」
『人情に厚い金太郎さんに、せめてものプレゼントだす。あけてください』
「わーい、プレゼント!?」
箱をあけると、そこからはプ〜ンと黄色い煙。
その煙を吸った瞬間に、金太郎はオエーッと吐き出しそうな気分になった。
『バーカめ! それは俺のオラナだ。箱に詰めといたんだ』
あまりに人をバカにした屈辱的な攻撃。
金太郎の顔は温度計が振り切れるかのように、さらに赤黒くなった。


金太郎は、唾を飛ばしながら怒声を発した。
「コイツ、どこまでもふざけやかって!!」
『ワーハハ、その箱を素直に開けたのはお前が初めてだ。本当にバカだべな』
「な、なんだとー!」
『さぁ、そろそろゲームを始めるだべな。ただし戦うのは俺じゃなくてオトモだ。フルフルよ、金太郎をやってしまえ!』
ババコンガは薄ら笑いを浮かべ、指をパチンと鳴らして合図をした。
『グェーー!』
フルフルは大きな咆哮をあげて、翼を横に広げる。
飛竜と言われるだけあって、小さくてもなかなかの迫力だ。
フルフルは、2本の足で鶏のようにトントンと近づいたかと思うと、突然短い首をニュル〜と伸ばして頭突き攻撃はじめた。
「な、なんだぁ!?」
金太郎は慌ててそれをかわす。
「飛竜って、ただ首を伸ばしてくるだけか?」
金太郎は内心、フルフルがどのような攻撃をするのか興味があったのだ。
なにしろ伝説の飛竜だ。
もしかすると炎を吐いて、周り火の海にするかもしれないとワクワクしていたのだ。
しかし、目の前の飛竜はただ首を伸ばすだけ。
フルフルの攻撃といい、ババコンガの攻撃といい、あまりのくだらない攻撃に、金太郎は戦う気を削がれていた。


「おめぇら、全然たいしたことねぇなぁ。一撃で終わりだ!」
金太郎はマサカリを両手に持ち、ジャンプしてフルフルの背中に振り下ろした。
ガチャン!
金属と金属がぶつかるような激しい火花が散ったと思うと、金太郎は地面に打ち付けられていた。
「なんだぁ!?」
一瞬、なにが起こったのか分からずに、金太郎は混乱した。
フルフルの皮膚が、金太郎のマサカリを弾き飛ばしていたのだ。
「おいらのマサカリが・・いや、こんな弱いヤツに通用しないわけねぇ!」
金太郎はムキになって、何度もフルフルの背中をマサカリで叩きまくる。
しかし、そのたびにフルフルに弾き飛ばされ、マサカリの刃はボロボロになっていった。
どうやら、フルフルの背中は見た目はこんにゃくのように柔らかそうだが、鋼のように硬い皮膚で覆われているらしい。
「なんかインチキしてんな! ふざけんなぁ!」
さらにムキになって、力一杯にマサカリを振るう金太郎。
しかし、ボロボロになったマサカリの刃では、いくら振ったところでダメージは与えられない。
もし参謀役であるジライヤがいれば、この状況を冷静にアドバイスをしただろう。
だが、フルフルを弱い敵と見下してしまった金太郎は、ただ頭に血が上って攻撃するだけだった。
その様子を見て、ババコンガはくけけっと笑いをこぼす。
(金太郎のヤツ、もう何も見えてないだべな。フルフルは伝説の飛竜だ。
  きちんと弱点を攻撃しなければ、倒せるもんかい。さぁ、お前の必殺技を出してみろ。そのときが最後だべ!)


金太郎はマサカリを振り上げて、何度もフルフルの背中に火花を散らした。
しかし金太郎は体力を無駄に消耗して、息があがり、動きが次第に鈍くなっていく。
(コイツ、もしかして皮膚がめちゃくちゃ硬ぇのか? だとしたら、もうマサカリの刃が・・)
金太郎は、このとき瞬間的に気がついた。
自分が敵の誘いにハマッてしまったのではないかと。
フルフルを弱い敵と決め込み、ただいたずらにマサカリの斬れ味を消耗させてしまったことを。
「くそぉ、マサカリの刃がもたねぇ! ジライヤ、砥石!・・ってジライヤいないんだった!」
マサカリの刃を磨くには、砥石が必要だ。
しかし、その砥石を持っているジライヤはいない。
「こうなったら首を落としてやらぁ!」
焦った金太郎はピョンと数メートル飛び上がり、フルフルの背中に馬乗りになる。
「これで決めてやらぁ! いくぞぉー、マサカリストリーム!!」
金太郎がマサカリを大きく振りかぶり、「1・・2・・」とカウントをしはじめる。
自分のすべてのパワーを、マサカリに溜め始めた瞬間・・。
待ってましたとばかりに、ババコンガが叫んだ。
『いまの金太郎は完全に無防備な体勢だべ! フルフルやっちまえ!』


──ビリビリッ!
フルフルが体を震わせて、口から大量の粘液を吐いたかと思うと、体全体が青白く光る。
金太郎は、フルフルに異変が起こったのに気がついたが、マサカリに溜めたパワーを途中で解放するわけにはいかない。
フルフルの体内からあっという間に何万ボルトという電気が発せされ、光と熱を発しながら体を覆い始めた。
「ぎゃあああ!!」
自分のすべてのパワーをマサカリに集中していた金太郎は、
  青白い電気のスパークを全身にモロに浴びてしまい、もんどりうって地面になだれ落ちた。
『ワーハハッ、作戦成功だべ。ニセモノハンターとフルフルベビーから体力を奪われたお前は、
  普段の半分の力も出せてないはずだべ。その上、マサカリストリームの放てばもう体力はゼロだべな』


コトン・・。
マサカリが金太郎の手から離れると同時に、金太郎も地面に大の字でひれ伏した。
(ううっ・・)
全身を走る痺れるような痛み。
マサカリストリームは、金太郎のすべてのエネルギーをマサカリに集中する技であるため、
  その間に電撃を喰らえば、ほぼ無防備の状態で敵の攻撃を受けてしまう諸刃の剣なのだ。
(いまのはなんだ・・。背中が青白く光った瞬間に、
  全身が砕けるような痛みが走ったぞ・・。こんな攻撃してくるなんて・・体が思うように動かねぇ・・)
電気の知識など全くない金太郎にとっては、フルフルの放つ青白い光は未知の攻撃。
(あの青白い光に触れるとめちゃくちゃ痛ぇぞ・・)
金太郎は体をヒクヒクと動かして、地面をほふく前進するかのように、電気を放出し続けるフルフルから離れようとする。
しかし、手を伸ばした先には、獣の足。
それはフルフルと金太郎の戦いを楽しんでいた、ババコンガの足だった。
『どうしたんだべ、金太郎? まさかゲームから逃げるんじゃねーだろうな?』
「おいらは、逃げねぇ・・」
『そうかそうか』
ババコンガはうつ伏せに倒れた金太郎の頭を、大きな手が鷲づかみにする。
「金」と書かれた腹掛けが自分の目線に来る位置まで、金太郎を持ち上げた。
『お前の攻撃パターンはぜーんぶ研究済みだべ。必殺技を出すときに隙だらけなのもな!」
「はなせ・・」
『よく肥えていて、うまそうな体だな。これでも喰らえ!』
ババコンガは右手をグーの形で握り、拳にギュッと力を入れる。
金太郎の腹掛けに描かれた「金」の字に、下腹から食い込むようなパンチを浴びせた。
「げほっ!」
金太郎の無防備なお腹の、最も柔らかい部分に食い込むパンチ。
ババコンガの想像を遥かに超えた重たいパンチに、金太郎は思わず胃液を吐き出しそうになる。


ぐったりとした金太郎に、ほくそ笑むババコンガ。
今度は金太郎の頭をつかんで、ポイッとフルフルの方向に投げた。
そこには、フルフルが咆哮をあげながら待ち構えていた。
フルフルは、金太郎が目の前に飛ばされるタイミングを見計らい、背中を向いて短い尻尾を一回転させる。
ぶるんと空を切る音がしたかと思うと、尻尾が金太郎のお腹のど真ん中に直撃した。
さらに電撃のおまけ付きだ。
「ぎゃあああ!」
フルフルの強烈な一撃を浴びた金太郎は、弾かれて再びババコンガに足元に前のめりで倒れた。
『ホラホラ、さっきの威勢はどうしたべ!』
ババコンガは倒れた金太郎を逆さに持ち上げする。
そのまま胴を両手で抱え込むように持って、脳天から地面に叩きつけた。
いわゆるパイルドライバーだ。
「がっ!!」
脳しんとうを起こしたのか、金太郎は仰向けに倒れたままヒクヒクと痙攣を続けた。


ババコンガは金太郎の腹掛けを、ババコンガは右足でグイグイと踏みつけた。
『ハーハハッ。起きんか、金太郎!』
しかし、金太郎は起きあがる様子もなく、ババコンガの成すがままにされていた。
ババコンガとフルフルに一気に畳み掛けられて、さすがの金太郎も気絶してしまったのだ。
金太郎の分厚い胸板は、ババコンガに踏みつけられ、赤い腹掛けは、どんどん泥と埃にまみれていく。
『敵がピヨればやりたい放題だべな。こりゃ楽しい』
「ううっ・・」
『足の先でチンチンを摘んでやるか。ホレ!』
「ぎゃっ!」
金太郎は意識を取り戻すと、ババコンガの足を払ってなんとか立ち上がる。
しかし、腹掛けは泥だらけになっており、軽い屈辱感にまみれたていた。
「ハァハァ・・おいらの大切な腹掛けが・・許さねぇ・・」
『ヘーヘヘッ。一気にノックアウトかと思ったが、それじゃつまんないべな』
「まだこれからだ・・」
『今度は俺の必殺技を喰らえ!』
ババコンガは背中を向けると、強烈なオナラをブーッ!と発射した。
黄色い煙幕のような大量のオナラを撒き散らしていたのだ。
あまりに下品な攻撃。
「おえええっ!! こんなのを吸ったら死んじまうっ!」
ババコンガのオナラは、臭いなんてものじゃない。
吸ったら最後、体が痺れて動けなくなるような、強烈な悪臭だ。
それが証拠に、ほんの少しオラナを吸っただけで、眩暈がして吐きそうになる。
金太郎は這い出さんばかりに、回転と回避を繰り返して、黄色いオナラの中から脱出した。
情けない姿であるが、もはや金太郎にはこれしか選択肢がない。
『ほほう、まだ逃げる力が残っていたのか。もう少し楽しいゲームが続くようだべ。なぁ、フルフル?』
『グェー!』
『おーい、金太郎! 3分間待ってやる。ボーナスタイムだべ! 少し休んだらどうだべ?』
ババコンガはお尻を振りながら、楽しそうに高笑いする。


金太郎は足がヨレヨレになりながら、2匹のモンスターから離れた場所になんとか移動した。
そして、建物の影に倒れこむように隠れる。
息を荒げて、壁に大股開きで寄りかかり、痛めたお腹を押さえる。
そのまま首をダラリと落とした。
(ハァハァ・・・アイツら、見た目と違ってとんでもなく強ぇ。
  おいら、油断した・・。フルフルってヤツは小さくてオトモだから弱いと決め込んじまった。
  ババコンガも、最初はへいこら頭を下げていたけど、全部おいらを騙す演技だったんだ。
  アイツら、2匹ともドドブランゴ級の強さだ。2匹同時に相手にして、勝てるのか・・。
  もしジライヤがいてくれたら・・。ジライヤならば、あいつらを倒す方法を・・)
金太郎は、自らの慢心からピンチに陥ってしまったことに、かなり動揺していた。
しかし、いまはそんなことを後悔しても仕方が無い。
反撃するための戦略を考えなければならない。
(フルフルの青白い光をもう一回喰らったら、たぶんおいらは負けちまう・・。
  あのババコンガっヤツも、すげぇパワーだ。それにあのオナラを吸い込んだら、何もできなくなっちまう。
  アイツらを引き離すには、どうしたらいいんだ・・・)
1匹ずつなら、じっくりと対処のしようがあるかもしれないが、金太郎の敵は2匹同時だ。
こんなとき、自分にも味方がいてくれたら・・・。ジライヤがいてくれたら・・。
金太郎はジライヤというパートナーが、いかに大切な存在だったかを身に染みて感じていた。
しかし、それをあっとりと認めるほど、金太郎は大人ではなかった。
"逃げる"という選択肢もあったが、そんなことをしたらいい笑い者だ。
(ジライヤに頼ってちゃ、一人前のハンターと認められないんだぞ!)


金太郎は、建物の影からヒョイと首を出して、2匹のモンスターの位置を確認する。
冷静になれ、冷静になれと、自分に言い聞かせた。
(こんなときは、どうすればいいんだっけ・・?
  そうだ、以前にモンスターにやられそうになったとき、体力を回復しながら戦ったんだ。
  たしか"こんがり肉"を食べれば体力が回復したはずだぞ。
  でも、おいらは何もアイテム持ってないし・・きっとジライヤならば持っていたんだろうな・・)
金太郎は、痛感し始めていた。
ジライヤがいれば、ここですぐに体力を回復して反撃ができたことを。
それに適切なアドバイスも貰えただろう。
しかし、大口を叩いてしまった手前、ジライヤのことを認める気持ちにはなれなかった。
(ちくしょう、どっかに"こんがり肉"が落ちてないかなぁ。そんなに都合よく・・ん・・?)
キョロキョロと周り見渡すと、ババコンガから数メートル離れた地面に、骨がついた肉のカタマリを発見した。
その肉は、こんがりと焼けており、香ばしい匂いを漂わせている。
それは、まさに金太郎が探していた"こんがり肉"。
おそらく店が破壊されたときに、商品が散らばったためだろう。
(おいら、ツイてるぞぉ!! あのこんがり肉を食べて、体力回復だ!)


金太郎はババコンガの位置を確認して、作戦を考える。
(よーし、ババコンガが油断している間に、急いでこんがり肉をとって、走りながら食べるぞ!
  そして体力が回復したら、すぐにマサカリを取りに戻って、近くにある砥石で磨くんだ。
  そして、ババコンガを攻撃する。
  フルフルを操っているババコンガを倒せば、おいらの勝ちなんだから。
  やっぱりジライヤがいなくても、おいらは勝てる。おいら、頭いいかも・・! えへへ!)
金太郎は、僅かな笑みを浮かべる。
建物からヒョイと飛び出すと、一目散にこんがり肉を目指して走った。
チラッとババコンガに視線を送ると、油断しているのか自分が走っていることに気がついていないようだ。
(やった、これで"こんがり肉"をゲットだぞぉ!!)
あともう一歩でこんがり肉に手が届くという位置に差し掛かったとき。
──ズテンッ!!
いきなり視界が真っ暗になり、走っているはずの地面がなくなった。
物凄い音を立てて、金太郎は穴に落っこちていたのだ。
その音を聞いて、ババコンガが高笑いする。
『ワーハハッ!! 金太郎捕獲用の落とし穴に、まんまと引っ掛かったべ!! マヌケな野郎め!』
こんがり肉は、金太郎を落とし穴におびき寄せるための、ババコンガが仕組んだ罠だったのだ。


次回、第13話「金太郎、捕獲される!?」をお楽しみに。次の話を読む


今回登場したモンスター

このコーナーは小説に登場したモンスターが、ゲーム中では実際にどんな姿なのかを紹介します。

ババコンガ
太った猿のような姿のモンスター。桃色の毛皮を持ち、頭頂部の毛は緑や黄色の交じり合った極彩色。戦闘中に放屁(強烈なおなら)をしてハンターに屈辱的な攻撃をする下品なモンスター。小説本編ではドドブランゴの弟分として登場し、非常に悪知恵に長けている。金太郎が力だけの子供であることに着目し、言葉巧みに自分のペースに持ち込んで金太郎に実力を発揮させない。さらにニセモノのハンターを使って金太郎の弱点を研究する。主にフルフルに攻撃させて金太郎が弱ったところにトドメを刺しにくる狡猾さで、陵辱で金太郎をもてあそぶ。

フルフル
体組織に色素がなくて白く、目も耳もないヒルのような頭部を持つ飛竜。暗所に生息するため目が退化しているが、嗅覚が鋭敏に発達している。常に白い息を吐き、視覚が無いので閃光玉も効かない。尻尾をアース代わりにして体中から電気を発してハンターを追い詰める。小説本編ではババコンガの手下として登場し、ババコンガと絶妙なコンビネーションで金太郎を苦しめる。皮膚が硬く、金太郎のマサカリもまったく通用しない強敵。人間のおちんちんが好きで、一度味を覚えるとどこまでも追い続けるエロエロ生物。


戻る